ハレ靴はBespokeで

プロポーズが完了し、来週の休みには結婚式場の下見に行く予定も出来、幸せの準備期間が始まりました。

準備は大変で、特に男性側は嫌になるという話をよく聞きますが、私は今からとても楽しみです。せっかくやるなら自分たち仕様の良い式になるようにこれから頑張って準備していきます。

ところで、私は革靴を好きになってから「結婚式には必ずそれ用に誂えた靴を履きたい!」という強い願望を持っていました。私に限らず、靴好きなら当然、ハレの日にはとっておきの靴を履きたくなるものだろうと思います。

一時、お金もかかるしどうしようかと迷っていたりもしたのですが、ひとまず下見へ。向かう先は当然、マイラストのあるBoleroです。

足元はもちろんBoleroのビスポークジョッパーブーツで。

Instagram上で革靴好きな方々に向けて発信させて頂いた、“結婚式で履きたい靴アンケート”に頂いたアドバイスを参考にさせて頂きながら、私もかねてより考え続けて来た“ハレ靴”のイメージを作り手の渡邊氏にぶつけます。

彼女に鞄を作った話や、結婚式には衣装を借りるべきか作るべきかなど、靴以外にもいろいろな話を交えながら・・・そうこうしているうちに、私だけのハレ靴のイメージが見えてきました。

とりあえず下見、のつもりでしたが色々と話していたらやっぱり履きたい! 服やその他雑貨類にもそれなりにこだわりがある私ですが、やはり一番好きなものと言えば靴ですから、ここだけは譲れないという気持ちになり、結局オーダーしてきました。

前回のラストはブーツ用でそのままは使用することが出来ませんから、再度採寸をします。前回からさらにブラッシュアップされたラストとなるように、私からもいくつかの要望を伝えます。

私がオーダーしたのは、結局は黒のストレートチップ、ではありますがヒールにかけて伸びたステッチの切り替えしに工夫をし、エレガントなシームレスヒール仕様、さらにスワンネック部分のステッチを独特な形状にして頂くようにオーダーをしました。この形状については私のイメージは伝えましたが、仮縫いまでに渡邊さんのセンスでどんなものが良いか考えて頂くことに。

さらに、サンプルシューズを見ながら、チゼルトゥの形状を前回より丸みを帯びた形状に変更して頂く為、ラストの微修正をお願いしました。

アッパーに用いるのは今回はワインハイムレダーのブラックです。前回のジョッパーはアノネイでしたが、最近のアノネイの黒は少し硬めらしく、渡邊さんの推薦でワインハイムを採用しました。

というわけで、ひとまず足元のオーダーは完了です。仮縫いは5月頃を予定しています。素晴らしい靴になるのは前回の経験を踏まえてもう間違いありませんから、安心して完成を待ちたいと思います。

コメント

  1. シロ より:

    Bespoke
    こんばんは!
    やっぱりサンプルを見ながら職人さんと会話していると、オーダーせずにはいられなくなりますよね!お気持ち、よく分かります。オーダーされたのがストレートチップとの事、やはり正解かと思います。オボイストさんの結婚式はもちろん、ご友人の晴れの日や、仕事でビシッと決めたいときなど、登場の機会はいくらでもあるでしょうから、値千金です!!!最高の普通、という言葉を装いの中で大事にしていますが、まさにそのような靴が出来上がりそうで僕までワクワクしてしまいます♪

    一方で、クラシカルな中にも、ウェスト付近の切り替えにオリジナリティを込めるとは…流石です。仮縫いがどんな風に上がってくるか、楽しみですね!

  2. 管理人@Not fashion but style より:

    おめでとうございます
    誕生日のプレゼントと婚約指輪のサプライズから読ませていただきました。まずは何よりおめでとうございます。これから始まる人生が素晴らしいものでありますようにと願っています。

    インスタグラムでのやりとりの後、ブログを拝見させていただきましたが、挙式の靴はストレートチップにされたとのこと。主賓として最良の選択だったのではないでしょうか。祝賀に参列する皆様をお迎えする準備に万全を期すのも新郎の役目のかと思います(笑)。

    私は冠婚葬祭全ての行事を既成靴のチェルシーで済ませてしまい機を逸してしまいましたが、オボイストさんは誂えるところが素晴らしいです。その日のために誂えた靴と共に新たな人生を踏み出す…最高のスタートになりそうですね。

    長々と書いて申し訳ありませんでした。お二人の未来に幸あれと祈っております。

  3. 管理人@Not fashion but style より:

    おめでとうございます
    誕生日のプレゼントと婚約指輪のサプライズから読ませていただきました。まずは何よりおめでとうございます。これから始まる人生が素晴らしいものでありますようにと願っています。

    インスタグラムでのやりとりの後、ブログを拝見させていただきましたが、挙式の靴はストレートチップにされたとのこと。主賓として最良の選択だったのではないでしょうか。祝賀に参列する皆様をお迎えする準備に万全を期すのも新郎の役目のかと思います(笑)。

    私は冠婚葬祭全ての行事を既成靴のチェルシーで済ませてしまい機を逸してしまいましたが、オボイストさんは誂えるところが素晴らしいです。その日のために誂えた靴と共に新たな人生を踏み出す…最高のスタートになりそうですね。

    長々と書いて申し訳ありませんでした。お二人の未来に幸あれと祈っております。

  4. オボイスト より:

    シロさん(^ ^)
    コメント、そしてインスタグラムでアドバイス頂きまして、ありがとうございます!

    私も、最終ストレートチップに落ち着いて良かったのかなと思っています^ ^
    元々、次にもし靴を買うなら、というテーマで自分の中で候補として挙げていたものが内羽根フルブローグ、スエード、ダブルモンクの3つだったのですが、いずれも結婚式には不向きな仕様でしたので、ここらで一足フォーマルな勝負靴をオーダー出来て結果オーライでした(^ ^)

    前回ジョッパーをオーダーした時は当初過去の作品と同じ仕様でのオーダーでしたので、デザインについての打ち合わせは仮縫い時の仕様変更まで無かったのですが、今回オーダー段階から漠然としたこちらのイメージを職人さんとカタチにしていく作業を体験して、非常に有意義なものだと感じました。
    どのような靴になるのか、私もワクワクです♪

  5. オボイスト より:

    Junさん(^ ^)
    ファッションブログ界の大御所であるJunさん(敬意を込めてお名前で呼ばせていただきました)からコメント頂き、恐悦至極に存じます。インスタグラム上でもアドバイス頂きまして、ありがとうございました。

    ありがとうございます、彼女とはお互いの良さを認め、今後も高め合うことが出来るような存在であり続けられたらと思っております^ ^

    結果的にJunさんにアドバイス頂いた通りストレートチップをオーダーすることとなりました(^ ^) 靴のデザイン一つでゲストへのおもてなし、お迎えする心得に繋がるという観点が選考過程で抜け落ちておりましたので、大きな気付きとなりました。改めまして御礼申し上げます。

    今後も是非交流の中で色々とご指導頂ければ幸いです、よろしくお願いします。

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