大江デニムの顔【1号編】

周囲の方々がにわかにデニムで盛り上がっているので、私も記録用に写真を撮ってみました。2014年2月に我が家にやってきた、私の1st大江洋服店。

当時の大江は今と違って、一本一本オーダーメイド。ボタンやリベットなどについて細かく打ち合わせをしたのが懐かしい。

皆さんの穿いたデニムって、半年くらいでももっと迫力ある色落ちしてますよね。「普通に穿いて、普通に洗っています」って書いてあるけど、それ本当・・・？　私の方こそ、まさに普通の洗剤で普通に洗って普通に穿いてる。仕事着はスーツだから休日だけ、それもパンツ類も色々あるから毎週穿くわけじゃない。そうだとしても、私が穿いてきたデニムってみんな大体こんな感じの顔つきになるのよね。

強いて言えば、汚いのが嫌だから割とすぐ洗う。3回以上は洗わずに穿けない。あまり穿いていないうちからすぐ洗うから、全体的に満遍なく色が落ちる。昔一通り調べたし、やれって言われたらもう少しそれっぽい色落ち、させてやれたのかもしれないけど、案外この落ち着いた何の変哲も無い表情が気に入っている。よく見てもらうと、リジットの時はどう見ても全て同じオレンジ色のステッチだったのが、二種類の糸を使い分けることで、そのままオレンジな部分と若干黄色っぽくなってる部分とが混在しているのが分かる。「めちゃくちゃ普通に見えて、実はめちゃくちゃ凝ってる」が私の好きなモノ共通の価値観。

フロントボタンは上から下まで全部色違い。最初の頃のようなハッキリとしたカラーではなく、少しずつ塗装が剥げてきて良い塩梅。

裾はそれなりにウネウネしている。大江洋服店入口の鉄扉の向こうに並んだ、幾つものユニオンスペシャル。今日もRyoさんと奥さんでペダルを踏んでいるのかもしれない。(今はアメリカにいるのかな？)

1st大江洋服店。私のデニムは全部で4本、そのうち大江が3本。ちょうど良い機会だから、あとの2本も写真を撮っておこう。生地やシルエットが違うので、またご紹介します。