プライベートが少々バタついておりましてなかなかブログが書けません。大体1ヶ月くらいで落ち着くかと思いますので、しばらくお待ちいただければと。。。
忙しいのは妻も同じで、最近は月に一日程度しか二人の休みが合いません。お互い自由に過ごしていますし、休みが合わなくても二人でいる時間はありますが、泊まりで出かけることが出来ないのは少し残念に思っています。今日は珍しくお互い休日でしたので、妻があらかじめ予約しておいてくれたところへ。
自分好みの香水が調合出来るお店「MY ONLY FRAGRANCE」に行ってきました。京都が本店のようで、全国2店舗目として栄にオープンしたのはまだ最近のこと。予約制で30分間、店員さんのアドバイスを受けながら香りを選ぶことが出来ます。11時のオープンに合わせて入店。
壮観。受付でスタッフの方から説明を受け、自由に香りを試していきます。まずは20種類以上あるサンプルの中から2~3個お気に入りの香りを探します。先入観を持たないように、ナンバリングされたサンプルには香りの詳細は一切ありません。純粋にその時の気分、季節、温度で好きな香りを選んでいきます。私も遅くは無いはずなのですが、妻は自分の好みをはっきりと掌握しているため「良い」「だめ」とメチャクチャ早く選り分けていました。これは香りに限らず味や色に関しても言えることで、妻の「自分自身が何が好きかをきちんと理解出来ているところ」を私は尊敬しています。
ナンバリングされたサンプルの他に、オプションにはなりますが強さを伴ったアクセントになる香りも。白檀や金木犀など、個性的な香りが揃っていましたが、私はどこのブランドの香水でもタバコの香りが含まれているものを好む傾向にありますので(ディプティックならヴォリュート、サンタマリアノヴェッラならトバッコトスカーナ等)、オプションでこちらを追加。ちなみに基本価格が100ml6,000円、オプションの香りが500円。めちゃくちゃお値打ちですよね、好みの香りが作れてこの値段なら、市販されているブランドの香水を買う理由がなくなってしまう・・・私は長く持続する香りの方が好きなので、さらに1,000円プラスしてオードトワレ→オードパルファムにしてもらいました。
香りを選び終わったらこんな感じでシートに記入します。フレグランスネームをラベリングしてくれるサービスもついているので、もちろんoboist.にしました。
オーダーシートを提出すると、今度は選んだ香りが何だったのか答え合わせをしながら調合具合を考えていきます。1種につき2本のムエットを準備していただき、同時に香ってみます。その中から本数を1or2で選んでいくという方法です。自分の好みで選んだ香りばかりなので、比較的似ているものばかりになってしまった気がしていて心配でしたが、組み合わせるとそれぞれの良さが調和し引き立て合いスパイシーで深い甘みも感じられるど真ん中な香りに。
この後、9と19は1本、5は2本で決定し香水を作っていただきます。結局完成後に香ってみたら19がもう少し欲しくなり、微調整をいただきましたが、こうした我儘にも丁寧に対応していただけるので安心。気になったことは相談すれば何でも教えてくれました。
香水のベースとなる液体に香りの成分を注射器で加えていきます。香りによって色も全然違っています。注入されてもわもわと揺れ動く様が見ていて癖になります。
キャップはゴールドとシルバーから選ぶことが出来ます。私たちは即答でシルバーにしました。
出来上がった香水にラベルを貼って完成。私の香水はオレンジっぽい黄色の液体になりましたが「この色になるのは初めて見ました、綺麗ですね」とスタッフの方にお世辞を言われて嬉しくなります。
こんな感じ。書体はいくつかある中から選ぶことが出来ますが、妻と同じものに揃えました。本当に自分の好きな香りになってくれたので、天才調香師になった気分です。千早茜さんの小説「透明な夜の香り」「赤い月の香り」に出てくる主人公を思い出しました。
妻のものと並べて写真撮影。透明度の高いaya.と、ウィスキー色のoboist.、それぞれ納得の香水が出来上がりました。
コットンの巾着袋に香りの配合率が書かれたレシピまで入れてくれて、至れり尽くせりのご対応でした。一度作った香りはWebショップで同じように作ってもらって購入することも可能。「多分人気が出て予約困難になって、価格改定されちゃうだろうね」と妻と話していましたが、予約さえ出来てしまえば店内には予約客が最大2組だけ？だと思うので、静かにマイペースに選ぶことが出来ます。もう一種類くらい、緑茶を配合した朝用の爽やかな香水を作りに行こうかな。私たちのお気に入りのスポットがまたひとつ増えました。
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