ということで、妻からの突然の発表により指輪作りのあと我々は日帰り京都旅行へ。サービスエリアで適当なものを買い込んで車内で食べながらクラウンで向かいます。fire stickでナビをスマートテレビ化していますのでロングドライブも飽きることなく快適です。作ったばかりのコインリング、運転中目に入るたびに嬉しくなります。
新名神がえらく渋滞していて、結局京都まで4時間くらいかかってしまいました。13時頃名古屋を出発してディナーを17時で予約してくれているということで、結構ギリギリに。妻は早く着いたら少し京都観光が出来るかなと見込んでいたようで残念そうでしたが、私も歳をとったのか京都や東京などへ観光で行ったとしても目的のスポットを1件2件行ければそれで満足するようになっていましたし、何よりこうして妻とゆっくり出掛けられるだけで幸せです。
ナビに従って京都市内に入りましたが、いつも行くような市街地ではなくなにやら山のほうへと連れていかれます。一見車が通る道ではないようなところも頑張って通過して、たどり着いたのは・・・あれ、これレストラン?料亭?
ホテルじゃないか。あれ、日帰りじゃないの?明日仕事は?と聞くと妻にしては超珍しく頑張って連休を取ってくれたみたいで。妻と泊りの旅行は最近全然行くことが出来ずにいたので滅茶苦茶嬉しいのですが、しまった泊りとは思わず替えの下着も明日着る服も持ってきていなかった・・・
と思えば、さすがサプライズの天才である妻だけあって、いつの間にか全てが準備されたグローブトロッターがトランクの中に入っていました。毎日私が乗っているはずなのに一体いつ・・・そういえば、前日の夜にお出かけから戻ってきたとき、エレベーターで自分の階へ上がったあと「車にスマホ置いてきちゃった、先部屋戻ってて」と一旦妻と別行動した瞬間がありました。その隙に予め宅配ボックスに忍ばせておいたグローブトロッターをトランクに移したというわけ。いやー恐れ入りました・・・観光できなくても一緒にいるだけで、なんて格好つけて書きましたけど、出来るなら出来たほうがより楽しいもんね!
モダンな和のテイストで統一されたまだ新しいmoksa Rebirth Hotel。受付の後ろには大きな窓から銀杏の木が迫ってきます。グリーンの世界も素敵ですが、もう少し季節が進んで紅葉が始まった頃に来ても絶景だろうなあ。
一旦部屋へ荷物を置きに。予約制ですがプライベートサウナもありますので、整いたい人にもオススメです。私は部屋の風呂で十分でしたので今回は利用しませんでした。
部屋で明日の着替えをハンガーにかけたりしていると「これもプレゼント」と妻からメッセージブックが渡されます。『10のあなたのこと』と表紙に書かれた小さな本の中には、各テーマ別に私に対しての妻の想いが詰まっていました。
妻は私と違って素直じゃないところがあるので(私は良くも悪くも素直過ぎてよく怒られます)、なかなかストレートに気持ちを伝えてくれることはないのですが、たくさんの愛を感じて思わず落涙。いつも一緒にいてくれてほんとうにありがとう。
17時に予約してあったのはチェックインの時刻で、ディナーの時間は18時半でしたので隙間の時間で庭園を散歩し、その後は深夜以外は宿泊料金内で利用できるバーでオリジナルのジントニックをいただきました。
お酒は強くありませんが、誕生日に飲むアルコールはなんだかいつもより美味しく感じます。
ディナーはカウンターに座って目前でシェフが作ってくれるスタイル。有名ホテル出身の若きシェフはカジュアルに「イケます?(美味しいです?)」と話しかけてくれて「妻がいくら大好きなんですよ」などと談笑すると「では少し盛っておきますね」とサービスしてくれたり、とても気の良い方でした。
どれも絶品でしたが、中でも大根おろしと万願寺唐辛子が添えられたイチボのステーキはたまりませんでした。
食後はソファ席に移ってデザートをいただきます。スタッフの方が「お夜食に稲荷寿司をご準備しました」と渡してくれました。たっぷりひとり4巻もあったので、食べるのが大好きな私たちには大変うれしいサービスでした。
夜は部屋でカードゲームなどをしながら妻といろんな話をしました。いちいち妻に言うまでもないような些細な私の悩みなども酔った勢いで喋ってしまいましたが、おかげで気持ちがすっきりしました。
これも宿泊料金内のサービスとして、部屋飲みセットを準備してくれるというものがありましたのでお願いして、ハイボールやジントニックを自分たちで作って楽しみました。「明日はどうしようね」と明るい話題で盛り上がっているうちに夜は更けていき、気付けば心地の良い夢の中でした。
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