さて、4つのエントリーに分けてお送りしてきたイタリアの旅も今回が最後です。最後の都市は首都・ローマです。ローマでは12月28〜30日の午前中までを過ごしました。
12月28日。まずはフィレンツェからバスで向かう途中、アグリツーリズモ(素朴な農家風レストラン)にて食事。イタリアは都市ごとに全く違う味が楽しめるので、口が退屈しません。
この日はラフに大江洋服店のデニムと、彼女から2年前のクリスマスにもらったニットで。ポカポカの陽気で上着がいらないくらいでした。
続いてはかの有名なコロッセオの見学。ズラっとものすごい列が出来ていましたが、私たちはディズニーランドのファストパスのように団体客専用入場口からスルッと。個人で組んだ旅行でコロッセオに来ようと思ったらそれだけで一日終わってしまいますね。
あまりにも有名なラッセルクロウ主演の映画『グラディエーター』が何度も何度も見返すほど好きでしたので、この目で実際にコロッセオが見れたことにまず感激。日本が弥生時代の頃の建築物ですから、古代ローマ帝国がいかに優れた文明だったのかがよく分かります。
そのあとはトレビの泉近辺でジェラートを食べて、高級ブティックがたくさんあるスペイン広場に移動。
わずか20分ほどの自由時間の中で、気になったグローブ専門店があったので妻と覗いてみることに。すると、しっとりと気持ちの良いラムレザーにカシミアのライニングが施されたグローブが、50ユーロ前後で売られていましたので、気に入ってしまって両家の母親へのお土産に決定。
セルモネータというブランドです、存じ上げておりませんでしたが、日本でも高島屋などで展開があるようですね。
少しだけブティック街の奥の方も見に行ってみましたが、あまり時間がなかったのでひとまず退散。
階段の上から見下ろしたブティック街が美しかったです。
夕食はアルフレッドという割と有名なレストランへ。カルボナーラのような少し違うようなオリジナルパスタをいただきました。
12月29日は一日自由行動でしたので、お土産の準備と前日の団体行動中に見かけた気になるお店を回ることに。
まずは、以前大学の卒業旅行で妻がローマに来た時私にセカンドバッグを買ってきてくれたla sellaというお店へ。
トレビの泉の近くにあり、ここでは私は妹に革のリュック、弟にコンパクトな財布を購入しました。
その場ですぐにイニシャルの刻印も入れてくれました。革もなかなかいい革で、値段と質のバランスのいいお店でした。
次に、どうしても入ってみたくなってしまった靴屋さんへ・・・通りがかりにディスプレイされていた靴を見ただけで、「これは只者ではない」と感じたのがこのお店。
BOCACHE&SALVUCCIというビスポークシューズ専門店で、少数でしたがベルトやバッグも置いてありました。いい意味でイタリアらしさは息を潜めイギリス靴っぽい魅力を感じました。それでいてスエードとカーフのコンビの具合が絶妙に色っぽく、そのあたりはさすがイタリアと言ったところでしょうか。
残念ながらまだ日本には取り扱い店が無いそうですが、近い将来必ずもっと有名になって日本でも展開されることと確信していますので、その時には是非オーダーしてみたいと思えるブランドでした。
この後はローマの三越で大量にお土産を仕入れました。私は仕事柄、お客様に買っていくお土産も多く・・・こういう時は安心の日本の百貨店に限ります、買ったものは全てそのまま夜まで預かっていただきました。治安が良いとは言えないイタリアで、心配することなく荷物を預けられるのは大きいです。
最終日はバチカン美術館に行ったりシスティーナ礼拝堂に入ったり・・・したのですが、なんとここでiPhoneを落下させて画面が割れてしまうというアクシデントが。画面を触っても反応せず、帰国後に新品交換するまでは使い物になりませんでした。最終日のこの事件までは本当に順調に旅行することができましたから、逆にこのくらいで済んで良かったと思うより他ないですね。
と、いうわけで、長くなりましたがイタリア旅行記はここまでとなります。帰国後はチェレリーニも大活躍していますし、
妻の方もカバンを嬉しそうに使ってくれていますので、楽しかったイタリアの思い出に時々浸りながら、使った分しっかり稼げるように仕事に邁進中。またいつか、行けることを祈っています。その時には絶対、靴のオーダーに挑戦してみよう。それまで、しっかり頑張ります。
コメント
Unknown
オボイストさん、こんにちは。
全編拝見しました。素敵な写真ばかりで、目の保養をさせて頂きました。
新しい発見も多くあったようで、これからのオボイストさんの服飾の変遷が楽しみです。
そしてなによりも、お幸せに!!
PMTさん(^^)
コメントありがとうございます♪ 長い文章と大量の写真で、読むだけでも体力を消耗されたことと思います、すみませんでした(^^;
イタリア、思っていた以上に良かったです。イタリアが好きになれたことで、ファッションにも影響が出そうです(^^)
結婚式が終わってから、二人で会話する時間も取れるようになり、仲良くやっています。これからもどうか温かく見守っていただきたく・・・よろしくお願いします!