6月にオーダーしたスージースヴェルトのビスポーク時計ベルトがいよいよ完成しました。先月19日に試作品を受け取り、今日までの毎日着用しながら、その完成度の高さに驚くばかりだったのですが、果たして完成品の出来は・・・、
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おおぉ・・・! エレファントレザーの荒々しさはどこか息を潜め、あくまで時計本体の引き立て役に徹しています。それでいて醸し出す雰囲気は只者ではなく、試作品も素敵でしたがグッと完成度が増した感じがします。
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ワントーン暗いブラウンのエレファントレザー
裏側のエトルスコヌメはシボのあった試作品とは違い、スムースな部位を使ってもらいました。このベルト、表のエレファントと裏のヌメ革の間に、ボックスカーフ三枚をサンドウィッチした五枚構造。見えないところまで拘りがパンパンに詰まっています。下から二番目の層のボックスカーフは、あまりノビのないボックスカーフの特性から腕への馴染みなどを考慮し、銀面が腕側になるようにしたそうです。
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私の腕に当てて位置を確かめてから、集中して一つだけの穴を開けていきます。
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失敗が許されない作業のため、何度も確認をしながら、慎重に。たったこれだけの作業でも、一切の妥協を許さない鈴木さんの姿勢に感服。
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そしていよいよ、装着・・・。試作品と比べても、なんと言うか、安心感が増しています。
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試作品を二週間ほど使っていて、一点だけ気になることがあったので本番前に鈴木さんに伝えないとと思っているうちに「完成しました」と連絡を受けちょっと不安だったのですが、そこはさすが鈴木さんプロの仕事、こちらからは何も言っていないのに完璧な仕上がり。チェリーニとの親和性。いつまでも飽きることなく使えるでしょう。
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ずっとしっくり来るこの感じ。
一つ穴であることから、多少の革の馴染みも考えて少しきついくらいのフィッティング。試作品も使っているうちに若干緩くなったので、おそらくこれでちょうど良いはず。ストラップ自体の長さも試作品よりわずかに短くなっています。
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腕元にビスポークを。装いの最後の仕上げ、時計ベルト一つで格上げ出来るような気がします。
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ベルトは消耗品、ではあるものの、手縫いならではの良さとしてライニングがダメになったらステッチを解いて新しい革を与えてあげることも出来ます。しばらく気に入ってこればかり着けてしまいそう。魂が宿る時計ベルトが、ここに完成しました。
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