Sewn shoe-maker × Oboist ③

Sewn shoe-maker×Oboist

オボイスト別注シューズのサンプルが、片方だけですが出来上がりました。

Sewn shoe-maker × Oboist

これは…思ってた以上に、良いんじゃないでしょうか。そして黒い革で作ったサンプルが素敵でしたので、急遽製品版のアッパーの革をブラックに変更しました!笑

この靴を履いて欲しいと私が想像する人物像はずばり“私みたいな人”。

「初めて買う良い革靴」としては難しいと思うんです。同じ値段帯で他のクラシカルな形、ストレートチップかウィングチップ、それもきっとレザーソールの靴を選ぶと思うから。かと言って靴大好きな方が、メインディッシュにこの靴を選ぶかと言うとそうでもない。大事な日、ビシッと決めたい日には、お手持ちのビスポークシューズや、高級ブランドのプレタポルテを自然と手に取ることでしょう。

じゃあオボイストモデルはどんな時に履くか。近いうちに私のシュークロークに納まる予定のこの靴は、もっと気楽に履いていくつもりです。例えば…のんびり起きた休みの朝に、ジーンズと合わせて近所の喫茶店に行く時。一泊二日、甥っ子たちとアウトドアに出掛ける時。一日妻とお洒落をしてデートして夕方一旦帰宅後、服装はそのままスーパーに買い物に行く為の突っ掛け代わりに。何度も脱ぎ履きを繰り返す予定のある仕事の日に。

ストラップの内側は、見えないようにゴムが仕込んでありますから、シューホーン一本あればサッと履ける。何でもない日常に寄り添う、ちょうど良い一足になって欲しい。

羽根の周りは、製品版にはパイピングを施す予定です。ストラップも折り込みにしますから、もっとクオリティが上がります。

サンプルはセメント製法ですが、製品版はマッケイに。柔らかいクレープソールの履き心地、気負わず履くのにちょうどいい。

小ぶりなヒールカップ。サンプルの為とりあえずドッグテイルは貼ってあるだけですが、雰囲気だけでも。

インソックにはOboistの刻印も入る予定です。上から見たトゥの長さなども、短すぎず長すぎず、良い塩梅。

私のサイズで仕上がっているので、実際に足入れをしてみて、履き心地やデザインについて、これからさらにブラッシュアップしていきます。東京会でお会いする皆様にも見てもらってご意見を賜りながら、皆さんに履きたいと思っていただける製品版完成を目指します。

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