THE TRUNK BY OBOIST 10月トランクショーについて(Vintagewatch Deco&ORIGINE編)

THE TRUNK BY OBOIST

【THE TRUNK BY OBOIST Unforgettable Oct. Exhibition】

日時 : 10月13日~10月14日 10:00-18:30

トランクショー : T.Shirakashi Bootmaker,Vintagewatch Deco,ORIGINE,岩田規史

新商品 : 24A/Wスーツ用新バンチ各種,時在服飾設計“DAVID”,12homemade別注クラウンパント“TTBO”

予約サイト : こちらからお願いします(予約無しでのご来店も歓迎。事前予約のお客様は優先してご案内いたします)

—a story of Vintagewatch Deco&ORIGINE—

Decoの内藤さんは友人rainyforestの紹介で出会ったカルティエマストタンクの専門店。TTBOは今もまだオープンして5ヶ月、ようやく少しずつ新規のお客様も増え始めたところですが、実力も全く未知数な店のオープニングイベントでトランクショーを開催してくれた、いわば戦友。

マストタンクのアイボリーローマンLM。クオーツムーブメントの時計を買うのはかなり久しぶりでしたが、妻が欲しいと言った同じくアイボリーローマンSMと合わせてセットで購入しました。5ヶ月ほど着用していて感じるのは、なんと言っても物理的・心理的に身軽なこと。なんだかんだ言っても、軽くて小さくて薄い時計は便利です。極限まで疲れている時も「とりあえずこれしておけばいいや・・・」とつい手に取ってしまう。それでいて、カルティエらしい完成された品格のあるデザインが目に入るたびに嬉しくなって、いつしかまた元気になっているなんてこともしばしば。内藤さんは小さな気になることがあればDMすれば速攻で返信してくれるし、提携している仕上げ職人さんたちの腕も確かだから、安心して任せられる。

前回はマストタンクの中でもベーシックなものを厚めに、変化球をちょろっと持ってきてくれたのですが、TTBOに集まるお客様は流石に目が肥えていて、変化球から順番に売れていくという、内藤さん曰く「他のお店と動き方が全く違う」現象が起きました。ですので今回は、もちろん定番的なマストタンクはもちろんのこと、弩級のスペシャルピースも数本ご準備いただく予定です。どんなものが集まっているのか私自身もまだ知らないので、ご来店いただくまでのお楽しみということで。普段時計を着けない方でも、マストタンクはファッションとして取り入れやすい時計だと思います。試着だけでも全然構いませんので、是非体感しにいらしてください。

そんな内藤さんが提携しているストラップ職人が、隠田圭典さんです。九州大学・大学院卒の秀才で、某大手メゾンブランドにて時計ストラップ作りの研鑽を積み、今年になってご自身のストラップブランドORIGINEを立ち上げられた異例の職歴。敷かれたレールの上からはみ出して情熱で道を切り拓いていく姿に共鳴するものがあり(皆さんと比べたら大したことではないけど私も相当変な道を突き進んでいるという自覚は流石にある)、内藤さんに頼んで繋いでもらいました。

当初はトランクショーではなく私の店で別注扱いのストラップを作ろうと思ったのだけど、結局のところ、私もお客様も「作っている人の顔を見ながら買い物をしたい」のだろうと考えを改め、10月トランクショーに隠田さんにも来ていただくようにお願いをしました。お客様に勧めるにはまずは自分のものをオーダーしないとね!業務としてね!とワックワクで作ってもらったのがさっきから写真を載せている、マストタンク用のグリーンのリザードとNaoya Hida TYPE1C用のトープのヌバックアリゲーターです。

TYPE1C用は通常の厚み、マストタンク用は薄い仕立てにしていただきました。私が時計ストラップをオーダーする際には特に長さ・ベルトの余り方にこだわりがあるので、隠田さんに色々とお願いして自分にとってベストな長さで作ってもらいました。本当は1つ穴でも良いかなと思ったのですが、日々の体調によって腕の太さも若干変わることが分かってきたので念のために3つ穴で。

TTBOでオーダーいただく分に関しましては専用の刻印も作成しましたので、THE TRUNK BY OBOISTの刻印が入ります。スペシャル感があり気に入っています。ステッチの色も変えたい人なので、ヌバッククロコにはベージュ、リザードには山吹色でコントラストを付けました。時計の素材に合わせてシルバーorゴールドのバックルが付属します。

ストラップ専門だけあって、ストラップとしての全体のクオリティが非常に高い。ORIGINEのストラップは全て手縫いで作られています。ハンドメイドではありますが安定感のある仕上がりです。この辺りは某メゾンでの経験が活きているのかもしれません。良い意味でクラフト感がないというか、あくまで時計本体の引き立て役として助演に徹する感じがストラップとして好ましい。

隠田さん自身も投稿を見ている限り時計好きのようです、ちょくちょくランゲ&ゾーネが登場します。服好きの職人が多いaldexのスーツが服好きに刺さるのと同じ理由で、ストラップ職人も時計が好きであることに越したことはないと思っています。こういうのは言葉に出来ないくらい僅かな差が使っているうちに滲み出てきますよね。当日はオーダーはもちろんですが、せっかくの機会ですから色々と時計トークなども隠田さんと楽しんでいただければと。予約優先となりますがフリーでの来店も歓迎ですので、13,14日はTTBOにお集まりください。

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