幸せの準備期間

先日、珍しく彼女と休みが合ったので、ここぞとばかりに結婚指輪と結婚式場の見学に行ってきました。私たちの休みが合うのはせいぜい月に一度あるかないかですから、ここを逃す手はありません。逆に言えばここしか動くことが出来ないという点では分かりやすくて良いのかも。

まずは指輪。婚約指輪をここにしたのもあってとりあえず俄へ。彼女は初めての訪問です。結婚指輪はまた別枠でブランドにこだわらずゼロから選ぼうというスタンスで伺いました。唯一決まっていたのは、彼女の指輪については「結婚指輪はダイヤなどの付いていないシンプルなものが良い」という点だけでした。

色々と着けてみてどれも素敵だったのですが、これという決め手に欠け迷っていたところ、少し離れた位置で彼女が見ていた指輪が目に留まります。

ことほぎ、というシリーズで指輪の幅を4種類から選ぶことが出来、デザインもミル打ちタイプとプレーンなものと選ぶことが出来るというモデルでした。通常のシリーズが鋳造で作られているのに対し、ことほぎは鍛造の為外圧に強く曲がりにくいという特徴もあります。

彼女が選んだのは一番細い2.0mmのミル打ちタイプのもので、どこかティアラを思わせる可愛らしいデザインで、私も一目で気に入りました。私は2.0mmだと細すぎたので、2.5mm幅のものを選びました。私のわがままで、ホワイトダイアも一つ私の方には付けてもらいました。彼女の方には細すぎてダイアが入らないのと、そもそも彼女はダイア無しが最初から希望でしたから問題ありませんでしたが、私は少し華やかな印象を指輪に与えたかったので試しに。ぐるっと一周同じデザインですから、もし仕事中目立ってしまうようでしたらダイアの部分を内側に向けておけば良いですしね。

他のブランドも見たりしながらゆっくり決めるつもりが、結局俄のものが気に入ってしまって即決。後から「あれが良かった、これが良かった」などと悩む性質でもありませんから、サクッと決まって気持ちが良かったです。

その日の彼女は私がプレゼントした手作りショルダーバッグを持っていてくれたので、店員さんとの会話の中でも少しばかり話題になりました。

続いて午後からは予約してあったブライダルフェアへ。結婚式場については彼女の方でいくつかの候補が挙がっていたのですが、その中でも最も有力な候補のところへ行ってきました。

ぐるっと見学・・・世の男性はあまりこういう見学等お好きじゃない方も多いと聞きますが、私は終始楽しんでいました。色々と演出面でのアイデアが浮かんでは消え、そしてまた浮かぶ。

どこをとっても私からすればオールOKな式場でした。担当営業マンもとにかく優しく親切な方で、信頼出来ると感じました。営業される側になるのはなんだか久しぶりで、商談の際も見えなくていいものまで透けて見えてしまうような気がして、今さらながら職業病を患っていることを実感致しました。

私が異常に靴や服にうるさいことなどを先に伝え、通常なら持ち込み不可で式場にてレンタル手配となるところを、式場専属のアトリエの職人に電話してもらってセミ、もしくはフルオーダータキシードでの対応が可能がどうかすぐに確認してもらいました。意外だったのはオーダーで対応するのは前例がなく今回が初めてだということ。決して多くはないにしても、洋服好きの方たちでオーダーしてみえる方もきっといらっしゃると思ったのですが、案外いなかったようです。営業マンはアトリエの職人から「面倒な仕事を持ち込んでくれたな」と嫌みの一つや二つ言われたようでしたが、最終的には許可をもらってオーダーにて対応して頂くこととしました。

靴はもちろんボレロのものを持ち込みますが、それも見逃してくれるそうです。

肝心の日程についても、私たちは年末が希望だったのですが、さすがに10ヵ月前では良いところは埋まってしまっているだろう・・・と思いきや、たまたま年末の祝日、それも大安で、元々予約していた方がやむを得ぬ事情で日程をずらさなくてはならなくなった直後だったそうで。

こういうのも何かの縁に違いないし、ここまで頑張ってくれた営業マンの努力も無駄にしたくありませんでしたから、最後に衣装代をもう少し手厚く補助してもらうという条件をもって契約致しました。見学だけのはずが、とんとん拍子で日程まで決まり、正直驚いています。

(こちらでも彼女のバッグ、誉めてもらえました。)

私たちだけのウェブページも開設して頂き、ウェブ上で打ち合わせ等もスムーズに行えるシステムも構築されているようですし、休みがなかなか合わない私たちにはもってこいのサービスです。来週の休みには今後の流れなど詳しい話を聞きに行く予定です。

結婚に向けて始まった幸せの準備期間はまさに順風満帆、必ず良い式にしたい為今から知恵を絞って二人で協力し合い、作り上げていこうと思います。