表彰式とピアノ

年に何度かある、厳しい毎日が続いています。今月半ばまでは歯を食いしばって、男として戦い抜かねばなりません。

そんな中、先月末には楽しみにしていた会社からの表彰がありました。

名古屋城付近の某ホテルにて、約560名の会社の人間が見つめる中、社長から直接。

この賞状は私にとってこの上ない価値を持っています。入社時にはまさか自分がもらえるだなんて、思ってもみませんでした。

そして賞状とともにいただけるのが、称号を与えられたスタッフ専用のブレザー。表彰式で社長が直々に着させてくれたのですが、その日に着たものは実はダミー。後日改めて某百貨店で採寸、とのことでしたので、早速行って参りました。

「ブレザーはダンヒル製」なんて噂があったのでワクワクしていたのですが、残念ながらダンヒルではありませんでした(笑) 恐れ多いことですが、周りに獲得した人間もいなければ、私のように異常に服にうるさい人間もいませんでしたので、勝手な噂ばかりが流れていたようです。

通常は生地や形まで完全に固定されていて、単に採寸するのみで作られるのですが、採寸時に百貨店内のオーダーサロンの担当スタッフの方に相談してみたら「こっそり・・・出来る範囲で対応させていただきます」ということでしたので、会社指定のブレザーながらかなりカスタマイズさせてもらいました。

変更点は以下のとおり。

・袖ボタン3→4
・センターベント→サイドベント
・ラペル幅6.5cm→7.0cm
・ブレザー全体の形状・・・スタンダード→モダンブリティッシュ
・ラペルステッチ無し→有り
・背抜き→総裏
・通常のフラップポケット→スラントポケット

形は二つボタンのブレザーで、生地やライニング、ボタンについては、伝統的に会社指定のものがあるそうで変更することは出来ませんでした。名古屋の老舗商社から仕入れる濃紺の割合軽めな生地でしたが、見た所結構良さそうでしたので満足しています。ブレザー内側に会社の社章か何か入るそうです。

本当は4連重ね本切羽にしたかったのですが、それも難しいとのことでしたので、出来上がった後にサルトに持ち込めばいいかなと思っています。むしろここまで色々変えてしまって、会社に追加料金の請求がいかないか心配でしたが、その辺はうまくやってくれるそうです。

万が一グリーンやレッドのような派手なブレザーだったらもらっても何にも使えないな・・・と思っていましたが、濃紺ブレザーでオボイスト仕様に出来ましたから、結構楽しみです。完成は1ヶ月後・・・。

そしてもう一つ。待ちに待っていた電子ピアノがいよいよ我が家に搬入されました。私は不在でしたが、楽器屋さんには組み立てもお願いしてありましたので、妻一人でも問題なく受け取ることができました。

購入したのはKORGのLP-380というモデル。オーケストラや吹奏楽の経験がある方なら、KORGはピアノメーカーとしてというよりチューナーのイメージが強いですよね。

妻が試弾した限りでは、同価格帯の他メーカーのモデルよりも鍵盤のタッチの重さがちょうどよく、何より見た目が格好良い。

蓋を閉めてしまえば主張が少なく、我が家のインテリアにもしっくり馴染む。

店員さん曰く「鍵盤もKORG最高峰でアンプなども上々ですが、表現力や音色を追い求めていくと少し物足りない」とのことでした。妻の使い方としてはあくまで補助的な練習用で、音色を求めるような本格的な使い方はしませんので、最適な一台が選べたと思っています。

ペダルなどもプラスチック製のものが多い中、しっかりしていて好印象。

私も、これまでオーボエ一本でピアノにはほとんどまともに触れたことすらありませんでしたが、妻が教えてくれるので、少し練習し始めています。普通くらいに弾けるようになれたら嬉しいな。オーボエを吹いているだけでは出会うことのなかったヘ音記号に四苦八苦しながら、頑張ります。二人でいる時間の楽しみがまた一つ増えました。

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