さて、メインの仮縫いが終わってもまだまだ見所はたくさんあります。今回、Fumiyaさんが作ってきていた三着のサンプル。
ダブルスーツとジャケット、コート。それぞれ非常に格好良く、ちょうど大体私と同じようなサイズだということで、早速着てみました。
コートについてはFumiyaさんが10年程前に購入した重量感のあるウールでした。
「サンプルで作っておきながら、この生地もう無いんですよね・・・(笑)」と話すFumiyaさん。重量級のコートですが、いつかはトライしてみたい・・・。
次に着たのは真ん中のグレーの春夏用ジャケット。
私、実はグレーのジャケットって似合うものがなかなか無いのですが、これ・・・ほとんど、一目惚れしてしまいました。
春夏用といっても基本的に背抜きは作らず、総裏仕立てのFumiya Hiranoのジャケット。ボタンは白いシェルで、軽やかな印象。
生地はオーダー中のスーツと同じくホーランドアンドシェリー。番地で見るのとジャケットで見るのでは少し印象が違うかな。
一旦もう一つのダブルのジャケットも着てみたのですが、このグレーのジャケットに完全に私は心奪われ・・・さすがにまだスーツの完成もしていないのに、またビスポークするなんてまずいよな、と頭を抱えていたらFumiyaさんからあるご提案が・・・結局、私はそれに応じてしまい、ほとんどサンプルスーツのままの仕様でFumiyaさんに頼んでしまいました。
完成も、これについてはちょっと早そう・・・また、到着したらご紹介させていただきます。
さあ、大興奮の受注会の後は美味しいものが食べたくなるもの。駅の近くで今回も一緒に食事を楽しみました。
私などとは全く違う世界で生きるFumiyaさんですが、仕事に対する、というより己に対するブレない姿勢というのは私にとっても刺激になります。
自分の力で生きて行く。憧れます。私もいつかそんな時が来るのだろうか。
イギリスの暮らしの話、お互いの奥さんの話など。Fumiyaさんは私より6つ歳上ですが、芯のある男性であるとともに若々しさも兼ね備えていて、友人のようにいろんな話が出来る関係になりつつあります。本当に良い刺激になりました。
ということで、また待つ楽しみも増えたことですし、格好良い服については彼に任せるとして、私は軍資金を稼ぎにまたしっかり働いていきたいと思います。まだまだ私だって、やれるはずだから。
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