ブログ史上初となる店舗型イベントが来週に迫ってきました。まず、ご参加が未定となっていたおかてつさんですが、正式にシューシャインサービスを以下のメニューでご提供いただけることになりましたのでご報告です。いつまでも暑い気候のせいでつい靴磨きが疎かになっていた同士一同、まとめて持ち込んでおかてつさんの腱鞘をぶっ壊して差し上げましょう。
- お財布やキーケース等の革小物のお手入れ ¥500
- シューケア¥1,000(10〜20min)
- シューケア+シューシャイン¥2,000(30min〜40min)
- ※ブーツは各メニュー +¥500
妻がオボイスト名刺を簡易商品タグにしてくれました。なかなか格好良いので、当日加工するための道具を会場へ持っていき、オボイストコラボプロダクトをご購入いただいたお客様へのささやか〜なプレゼントにしたいと思います。
イベントで初披露となる予定のオボイストブーツですが、短靴と違い開発にあたって課題が盛り沢山。SewnとはLINEでのやり取りで打ち合わせを進めてきましたが、どうにも直接会って話さないとお互い伝達が難しいので、久しぶりにアトリエにお邪魔してきました。この日はオボイストシャツにオボイストトラウザーズで。
搬入についての連絡を各コラボパートナーに入れたところ、Maruyasuの安井さんはこのイベントで展示するためにもご自身のサイズで一着、今日私が着ているのと同じソメロスコットンフランネルで仕立ててくれることになりました。会場に準備する予定のトルソーに着させようと思います。
また、安井さんおよびパストラルの西村さんは、事前に予定が分かっていてタイミングが合えば会場で採寸しオーダーの受付も出来るようにしてくれるようです。インスタやTwitterでも告知していますが、ブログの読者様でオボシャツ・オボトラのご購入を検討いただいている方はこの機会に是非いかがでしょうか。コメント欄もしくは問い合わせ先メールアドレスよりお申し付けください。
こちらも告知しております通りですが、SusieSveltの即売品を私が代理で販売いたします。現在スージーは商品ラインナップを刷新するためにストックセールを開催中。現物を見ていただき、気に入ったものがあればその場でオンラインショップで決済いただき、商品をお渡しいたします。こちらのイベントにつきましては私が常駐する予定の10/24,25限定となりますのでご注意ください。
さて、オボイストブーツです。オボイストモデル・オボイストT-strapと同じくギボシストラップが特徴のスリッポン型(!!!)ジョッパーブーツの開発を目指しているところですが想像以上に色々と難しい。デザイン的にも機能的にもまだまだ未完成です。
初めてビスポークしたのがボレロのジョッパーブーツ、この系統へのデザインのこだわりは個人的に相当に強く、同時にボレロがベンチマークとなってしまうため、“オボブー”の名を冠するからには非常に高いハードルをいくつも超える必要があります。
Sewnには色々とわがままを言って申し訳ないのですが、まずストラップのデザインを大幅に変更することに。元々スリッポンが念頭にあり足入れを良くするために半周ストラップとしていたのですが、デザイン上はもちろん、アッパーの重なる部分の浮きを抑えるためにも、1周半ストラップに変更しました。同時にギボシ位置やループの位置なども細かく調整。瞬く間に1stラフサンプルはペンの書き込みだらけになりました。
トップの部分は水平にまっすぐカットされていましたが、少し斜めに落とすことで“エンジニアブーツ感”を軽減。背面部には靴を履く際に引っ張るループが付いていますが、こちらも一枚革からライニング付きに変更してもらいます。アッパーのコバ部分にはビーディングを施しより高級感漂う仕様へ。
実際に履いてみて細かいところまでチェックを。隆太さんも「難しいな〜！！！」と困り顔でした。確かボレロの仮縫いの時も渡邊さんが同じ表情をしていた気がします。ジョッパーブーツはやはり難易度の高いデザインであることを実感すると同時に、世界中で既製品として展開しているジョンロブやJ.M.WESTONなどの各革靴ブランドには敬意を抱かずにはいられません。
私物用はダークブラウンのベガノカーフでオーダーしてありますが、ひとまず展示会に並べるための2ndサンプルはブラックで製作します。おそらく2ndサンプルが出来てからも修正が必要となる可能性が高いため、片足のみ製作し、基本的にはもう一度3rdサンプルを作り、ようやく私の分(製品版)完成となる見通しです。まだ道のりは長いですが、中途半端なものをお売りするわけにはSewnも私もいきませんので、協力し合いながらオボイストブーツの完成度を高めていきます。
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