3度目のハワイがやってきた!【2日目編】

2日目。朝食は例のJTBラウンジで食べられます。ソーセージとスコーン、そしてクロワッサンをいただきます。
この日はレインスプーナーのアロハシャツにトゥモローランドのホワイトパンツ、そしてジャーマントレーナー。妻にとって初めてのハワイということで、オアフ島一周ツアーを組んでおり、よく歩く日程でしたのでスニーカーを選びました。
黄色いバスに乗ってレッツゴー。
私も最初のハワイで同じようなツアーに参加しました。この木なんの木を見て、
ドールのパイナップル園でアイス食べて、
一番滞在時間が長く取られていたのはハレイワ散策。1時間45分ほど。男二人で来た時(オールデン990を渡す人)とは景色が違って見えます。V boutiqueというセレクトショップは、オリジナルハンドメイドジュエリーやバッグ、洋服など大変センスが良くオススメです。
ここでは、妻が気に入るバッグを見つけた為、私からのプレゼントということで購入しました。必要以上に迫って来ない、綺麗な店員さんが選ぶのを手伝ってくれました。イタリアンレザーを使用したオーストラリアのSANCIAというブランドのようです。
フロントの留め具がユニーク、雰囲気はシックなのでドレスなどに合わせても良いでしょう。
また、友人から「センスは任せるから、アクセサリーを買って来て欲しい」と頼まれていた為、バングルもここで購入しました。アクセサリーは総じてレベルが高く、もう少し見ていたかったくらいです。こちらも気に入ってくれて何より。
ランチはキッチンカーのカマロンでガーリックシュリンプを頼みました。日本の有名人もたくさん来ているようです、美味しかったですが量が多いので二人で一つで十分です。
他にも実家にコーヒー豆などのお土産を買って夕方にはホテルに一旦戻りました。続いて向かった先は、、、
ピンクのワンピースに着替えてから、ピンクのホテル・ロイヤルハワイアンへ。JTBで予め申し込んでおいたディナーは“ピンクのアイテムを身につける”というもの。私はアロハシャツの柄がピンクでしたからそのまま行きました。
(一日歩き回るとおじさんもうグッタリです)
ロイヤルハワイアンには少し早めに行き、ハワイに来たら絶対訪れようと思っていたニュートアットザロイヤルを探します。が、ディスプレイは見つかったもののお店が分からず…今日はお休みなのかな?
元々はニュートでパナマハットを買うつもりが、下見のつもりで訪れた文二郎さんの人柄に惚れてフライング気味にパナマをゲットしてしまった次第。
ディスプレイには若かりし頃の上皇様のお写真も飾ってあります。歴史あるパナマハット店であることが分かります。
ディナーまで30分程しか時間の余裕がなかった為、ニュートへは時間を改めてまた伺うとして、会場へ向かいます。(これが後々、大変な吉と出ます)
何もかもがピンク色、ハワイのトロピカルな海を目の前に食べるビュッフェは大変美味しく感じました。ソフトドリンクは飲み放題。
RIZAPでストイックな食生活を続けてきましたが、ハワイ滞在中だけは気にせず食べようと決めてきた為、このビュッフェに限らずたくさん食べています。帰ったらまたトレーニング&制限の日々に戻りますから、筋肉を大きく付けるための必要な食事だと思って今は太って帰ろうと思います。
耳ではギターとベースの生演奏を、口で料理、目で絶景を楽しむ。
ハワイの海はサンセットを迎えると色がまた違って見え、神秘的です。
二人で写真を撮りあって、会場を後にします。お腹いっぱい、ご馳走様でした。
そして一旦は部屋に帰って来たのですが、改めて確認してみるとどうやら私はニュートの入り口を間違えていたみたい。お店は21時までやっているようですし、妻は例によってまたスイッチが切れたみたいだから、一人で再訪問してきました。ぉ、あったあった。
20時頃と遅い時間に伺った為か、店内にはオーナーがお一人でいるだけでした。ずらっと並ぶALLモンテクリスティ産のパナマハット。
レディースもずらり。こんなの被ってる女性のファッション、かっこいいですよね!
店主のジムに「セイさん(https://instagram.com/captain.hawaii?igshid=28c6q6w6q8zc)に色々と伺って来たのですが」と言うととても嬉しそうに、色んなお話をしてくださいました。印象的だったのは常に私の肩に温かくて大きな手を置いて、優しく話しかけてくれるジムの人柄。資料を私に見せながら、モンテクリスティでのパナマハット作りのことをレクチャーしてくれました。
「本当はニュートでパナマを買うつもりが、フライングして日本の文二郎で買ったんです」と伝えると、少し見せてごらんと言うのでジムに私のパナマハットを渡す。裏のスタンプを確認したり、眼鏡をかけて細かいところまでしっかり見ています。
「ニュートに置いてあるパナマハットはオール・モンテクリスティ産なんだけど、このパナマハットはクエンカ産のものだね。裏のスタンプを見れば分かるんだよ。だけど、これはとても素晴らしいパナマハットだよ、20年は使えるね。」と褒めてくださいました。
ちなみにジムの腕元にはハミルトンのベンチュラが。私の父がエルヴィスプレスリーのファンで、父も弟もベンチュラをしているんです、と伝えると、ジムはもう一本ベンチュラのオリジナルモデルも保有しているそうで、この日のものは復刻のクオーツなんだとか。
私の文二郎と、ジムが何十年(確か15年だったと思うのだけど)使ったパナマハット。
「時間が経つと段々と色がダークになっていくんだ。サイズ選びは、パナマハットはキツいのを選んじゃダメなんだよ、少しずつ縮んでいくものだからね。」と言って私の文二郎を計測し、やはりこれが君のベストサイズだと教えてくれました。
その後16,000ドルもするパナマハットを被らせてくれたり、手入れについても、私がブラッシングをした方が良いのか尋ねると、「パナマにブラッシングはあまりオススメしないよ、スポンジに少し水を含ませて、こうして拭いてやるのが一番良いんだ」と実践してくれました。
するとジムがおもむろにレジ横からハット用のリボンを取り出し、「少し君のパナマハットを貸してごらん」と言います。ジムに文二郎を渡すと、青いリボンを巻いてくれました。
被ってみると元のブラックリボンとは雰囲気がガラリと変わります。「君のアロハシャツに合わせて選んでみたんだ。リボンを変えて楽しむのもパナマハットの魅力の一つだよ。そしてそのリボンは君へのプレゼントだ。」とジム。確かに服によってリボンを変えるなんて、良いかも…いや待てよ、今確かプレゼントフォーユーって言われた気が…確かめてみると、
「そうだよ、プレゼントだ。君は良い靴と、時計、それにパナマハットを持っているね。今28歳なんだね? 若いね! 君の1stパナマハットを大事にするといいよ、そして2ndパナマハットは是非うちにまた買いにおいで」
と言ってくれました。私、何にも買っていないのに…ジムの粋な計らいに胸が熱くなります。
「ほかの色が良かったら試してみよう、付け方も教えてあげるよ。私が先生、君は生徒だ、良いね?」とジムに言われるがまま、色んなリボンを文二郎に取っ替え引っ替えしてみました。なるほど、これは手軽に着せ替えを楽しめるぞ。リボンを巻くたびにジムが「Perfect!! Good student!!」って褒めてくれるもんだから、なんか嬉しくて。でも結局、彼が最初に選んでくれたブルーのリボンが一番気に入り、こちらを頂くことにしました。
最後にジム直伝の「カッコいいパナマハットの被り方」を勉強させてもらって、絶対また来ますからって握手をし、お店を後にしました。カッコいい被り方はせっかくだから、私だけのものにしておこうと思います。気になる方は是非ニュートを訪ねてみてください!
こうして私は、ハワイのパナマハット屋さんの店主とも打ち解けることが出来ました。ジムもまた文二郎さんと同じくとても素晴らしい人柄で、もしかしたら世界中の帽子屋さんは皆良い人なんじゃないかなんて、考えてしまいます。
ニュートの店主になって25年、ずっとこの場所でお店を守ってきたジム。ニュートはロイヤルハワイアンホテルとの契約を延長し、これから先10年も変わらず、この場所で営業し続けるということです。
今回私は会社の褒賞旅行で運良く訪れることが出来ましたが、こんなに素晴らしい出会いがあるのなら、また必ず同じ賞を獲得し、そしてニュートにも戻ってこようと誓いました。仕事への熱意もまた湧いてくる、素晴らしい旅行となりました。何より、そもそもピンクディナーの前にお店が見つかっていたら時間の都合でこんなにじっくり色んなお話を伺うことも叶わなかったはず。とことん自分はラッキーマンのようです。
というわけで、ハワイ旅行2日目編をお送りました。次回もまとまり次第、公開しますね!

コメント

  1. 通りすがり より:

    Unknown
    パナマハットのジムさんとのコミュニケーション、凄く良い話ですね!

  2. mes-favoris-et-musique より:

    Unknown
    通りすがり様、コメントありがとうございます(^^)

    ニュートでの出来事は今回のハワイで最も印象的なものでした。世界中の人々からニュートが支持されている理由が、パナマハットの質だけでは無いことが分かりました^ ^

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