Maruyasu×Oboist ①

Maruyasu×Oboist

新しいコラボレーションは意外な形で始まりました。

みんなのオボイストモデルのアンケートで、gohkitiさんから「料亭さんと、オボイストパンツを作ってください」とコメントをいただいた時に、一応伝えておこうと思って大塚さんに連絡を取りました。アハハと笑ってくれるかなと思いきや、返ってきた返事は意外なものでした。

「スラックスは工場の関係で難しいけど、シャツだったらマルヤスさんと組んで何か出来るかも」

マルヤスさんに初めて伺ったのはちょうど一年ほど前、これも忘れもしないバッグ盗難事件の日ですが笑、大塚さんの紹介でご挨拶に伺いました。先代のお父様から引き継いだ技で、店を一人で切り盛りする二代目店主の安井さんは、最初に会った時から「ああ、私の好きなタイプの職人さんだ」と直感が働きました。さすが、私のことをよく理解してくれている大塚さんが紹介してくれるだけあります。“one and only”にも掲載していましたし、一度頼んでみたいと思っておりましたが・・・本当にブログとのコラボなんて出来るのでしょうか?

この日は大塚さんがオーダーしていたシャツの納品の日ということで「よろしければご一緒しませんか」と誘っていただいたので、夜に現地集合。お仕事の都合で大塚さんが若干遅れてくるということで、先にインターホンを鳴らして店内に入ります。あらかじめ大塚さんが話をしておいてくれたので助かりました。

相変わらず圧巻の生地ストック、国産からインポートまで、見ていて飽きることがありません。久しぶりの訪問でも安井さんは私のことを覚えてくれていて、少し世間話を。

私がRX-1RM2を首から下げていたのを見て「カメラもご趣味なのですか?」と聞かれ、ブログ用によく写真を撮っていることを説明。その流れで、この日履いてきたオボイストモデルの話や、スージースヴェルトとのコラボバッグについて話していたところに、大塚さんが到着。

大塚さんのオボイストモデル、実は初めて見ました。ゴツめのビブラムソールで、雨や雪の日でも頼れる存在に。綺麗に履いてくださっているのが伝わってきて無性に嬉しくなります。

そんな大塚さんが頼まれたのはアルモのスイスコットンシャツと、ホワイトのイージーケアシャツ。写真では伝わりにくいですが、200番手のトロトロした生地はドレープが素晴らしく、白蝶貝のボタンと合わせてふっくら仕上げられていました。

最近はインポート生地を使ったマスクなども作っているそうですが、安井さんはSNSやホームページなどを持っておらず、インターネットが苦手だということでした。昔はホームページがあったそうですが、ドメインの更新を忘れていて閉鎖されてしまったそうです。

「色々な業者から営業がかかるのですが、どうするのが良いのか分からず・・・」と安井さん。あれ、これはもしかしたら私の出番かもしれないぞ。ホームページを作ることは出来ないけど、私のブログとのコラボレーション企画を発信することは出来る。それも、業者と違って無料で!笑

趣味でやっているブログですからコラボ企画で小遣いを稼ぐ気はいつも通り毛頭ありませんので、“一緒に商品を考えさせていただきたい”という点のみが私からの要望です。色々と話す中で、私の“職人さん愛”も伝わったようで意気投合、「ぜひやりましょう!」と新しい企画がスタートしました。

お店にある生地バンチを見ながらイメージを膨らます。コンセプトはなんとなく自分の中にあるのですが、まだハッキリとした形は決まっていません。過去にマルヤスさんで作られた作品の写真を見ながら、軽く初回打ち合わせを。どうやら、シャツ以外にもシャツジャケットのような羽織りものなどでも対応が可能なようです。

ただ、店内のストックの中で私が一目惚れしてしまった生地があります。トーマスメイソンのコットンカシミア生地のトープカラー。ウールカシミアだとドライクリーニングが必須になって手入れが面倒ですが、コットンカシミアでしたら自宅で洗濯しアイロンもかけられます。しかしこの生地、あと一着分を残すのみで卸業者にも在庫が無い生地だそうです。この手の秋冬生地は例年9~10月にバンチが届き、オーダーをかけるそうですから、来年にも同じようなものが出てくる可能性もあるとのこと。そこで、基本的には私用にこの生地で商品サンプルを作り、来年の秋頃に着数限定での販売をする方針となりました。今日のところは打ち合わせはこれで終了、私ももう少し色々と勉強し、具体的なイメージを膨らませたのちに第二回の打ち合わせに臨みたいと思います。

というわけで、Sewn、SusieSveltに続く新たなブログコラボ企画が産声をあげました。今後どうなっていくのか、私にもまだ分かりませんし、読者の皆様にもアンケート等でご協力を仰ぐこともあるかと存じますが、是非一緒に企画を楽しんでいただければと思います。それでは!

コメント

  1. gohkiti より:

    オボイストさん、おはようございます!
    本当に現実に動き出しましたね!ヒョンな一言から思わぬ進展があり、世の中何があるかわかりませんね(汗)
    何はともあれ新プロジェクトの発進おめでとうございます!
    モノの形や背景よりも、素材や職人さんにフォーカスしたオボイストさんのコラボ企画は理解しやすく、シャツなら手も出しやすくニーズも多いのでは、と推察します。
    今回もオボイストさんらしさとこだわりを持って、ぜひ三方良しなシャツ版オボモを完成させて下さい(^^)

    • oboist より:

      gohkitiさん、コメントありがとうございます♪

      おかげさまで、再び縁に恵まれコラボ商品を企画出来ることになりました。「あのコメントが無ければ」「大塚さんからの返事が違っていたら」などと考えると不思議なものですが、偶然の積み重ねで繋がった今回の企画も、是非楽しんでご覧いただければと思っています。

      細かい仕様や歴史的な価値観などは勉強不足でよく分かっていませんし、全く新しい価値を創造することなどは出来ませんが、ブログのカテゴリー分けでトップに“シャツ”が割り当ててあるように私も結構好きなジャンルですので、これまで色々着てきた集大成のようなシャツに仕立てたいなと^ ^

      どれくらいの需要があるのか現時点では未知数ですが、今回はまず私の分を作り、サンプルとして色々と着ている様子を見ていただきながら、毎度お馴染みのアンケートを使って大凡の購入者数を念頭に置きながら価格・販売方法など決定していきたいと思っています!

      “三方良し”、良い言葉ですね♪ マルヤスさん・私・お客様がみんなハッピーになって、さらには意訳してビジネス・カジュアル・ホームウェアとしても着られるようなまさに“シャツ版オボモ”を作っていきたいです!

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