『ミウラな日々』さん&友人Zさん名古屋公演 ③

SusieSveltをあとにし、一行は次なる目的地へ。事前に行動プランを考える中で、ミウラさんから「洋服を見に行きたいですが、店員さんに洋服大好きな変態さんがいるお店ってありますでしょうか」と相談を受け「洋服好きな変態さんがいる名古屋のお店といえばあそこしかない！」とすぐに思い付いたのが、ロマンツォ(旧店名：プレストン)です。我ながらこれ以上ない最高のご提案が出来たのではと思っております。車を走らせ到着すると、いつも通りファンキー過ぎる店主の市原さんが出迎えてくれました。

道中の車内で「あそこは表に出ているものはあくまで一部で、本当にヤバイやつは奥から市原さんのチョイスで引っ張ってくるんですよ」などと話していたのですが、市原さん側も「オボイストさんのご紹介となると“珍味”を用意しておかなくちゃと思って色々隠してありますよ！！！」とのっけから両者一歩も引かない鍔迫り合い。

特にZさんは入店してすぐに、店内奥のテーブル下に敷かれているペルシャ絨毯に目を付けられ、しばし市原さんと絨毯談義。ウェストンゴルフにキルトタンを付け絨毯に詳しいZさんのことを、市原さんもまた“変態”として認識されたようです。

事前にZさんからは「コートがあればちょっと見てみたい」と伺っていたのでそれを伝えると「ヤバいのありますよ！」と奥の方へ一旦消えた市原さんが手に戻ったのは、シルキータッチなベージュスエードのM-65。ここで大事なポイントは、どう見てもコートではないという点。普通なら「え？」ってなる展開なのですが、ロマンツォのルールはロマンツォ店主が作るもの、そのとき一番活きの良い服がこれだったんだから仕方がない。

「とりあえず着てみて、絶対笑顔になるから」と市原さんの言葉通り、極上スエードがもたらすエロティックな着心地にZさんも思わず頬が緩みます。そうした瞬間を逃すまいとミウラさんは要所要所スマホで動画を撮られていて、あとで見返すとその場の熱狂的な空気感が蘇ってきます。こちらのライダースはルッフォのもので、やはり普段は表に出してないみたい。「僕ルッフォ昔から大好きでね、一回代理店が無くなって日本から消えちゃったんだけど・・・大事だからさ、気軽には触られたくないわけ！笑」と特に大切に扱われている様子。

そのままルッフォを試着した状態で、市原さんのマシンガントークが止まりません。この時の熱量が凄まじくて、実はロマンツォ後に顔を出す予定だったSewnへは「行けそうにないです、すみません」とこっそり連絡を入れておきました。私とミウラさんは椅子に腰かけてテニスの試合でも眺めるかのようにゆったり観戦。一方Zさんはもう防戦一方で落城寸前。結局ルッフォは今回見送られたのですが、その後に試着されたブラックウォッチのパンツがばっちりとハマってしまいお買い上げ。このパンツはビスポーク並みにお尻のハマり具合が素晴らしくて、私も試着させていただきましたが非常に気に入ってしまいました。素材が冬っぽかったのと総合的に(お財布事情など)考えて一時退避しましたが、ロマンツォでは定番的に取り扱いされているブランドのようですのでおそらくそう遠くないうちに・・・笑

愛知の名店の雰囲気を味わってもらったあとは、栄地区に移動しディナーです。手羽先という案もあったのですが、テレビ塔付近のアメリカンなダイナーFRIDAYSへ。ここがもうめちゃくちゃ美味しくて、なんでこれまで行かなかったんだろうと後悔したほど。中でもミウラさんおすすめのベイビーバックリブの柔らかジューシーな食感にはドはまりしそう。広大な北海道でも食べられる料理の種類は意外と限られるようで、海外旅行好きなお二人には特にこうしたテイストのレストランに飢えていたようです。名古屋はありがたいことに大抵のものは食べられますが、だからこそ自分から探しに行く姿勢が失われてしまっていけませんね。お気に入りのお店ばかり行っていないで、たまには冒険しないとなあ。

ショップ巡りはもちろんですが、私はこうして共通の趣味を持つ方たちと何でもない会話をする時間がすごく好きでして。ミウラさんはやり取り自体は長くさせていただいていたので初めて会ったという感じはあまりしませんでしたが、Zさんもミウラさんも多方面に豊富な経験をお持ちで常にポジティブ、話していて一つも嫌な感じがしない超格好良いメンズで、まさしくパーフェクトな二人組でした。絶対にまた再会するはず、その日を楽しみに私ももう少し爽やかさを手に入れないと・・・(最近身体が重くて笑)

ちなみにお二人からはお土産にカレーなど大量に頂いてしまいまして、早速スープカレーを試してみたところ白米があっという間に飲み物に早変わりしました。特に疲れた日にお二人のカレーを食べるのが最近の楽しみです。ミウラさん、Zさん、名古屋滞在中の貴重な一日を共に過ごさせていただき、光栄でした！　次回は北海道でお会いできる日を心待ちにしております♪