ブリフトアッシュを出た後は少し早いですがFugeeさんのある要町へ移動。要町駅近くにあるフレッシュネスバーガーに入り座談会。議題は主に、Sewn shoe-maker×Oboistモデルについて。実際になべこぱんさんとまるすけさんにも手に取って、履いて見てもらい、アドバイスをいただきました。
羽根のデザインと、ストラップがゴムで伸びてスリッポン化したことにより、私は試着時にかかとの抜けが少し気になったのですが、なべこぱんさんの足だとあまり気にならなかったようです。まるすけさんにも試着してもらいました。UK6.5のサンプルはなべこぱんさんの足にはハーフサイズ大きく、まるすけさんの足にはハーフサイズ小さかったですが、実際に足を入れてもらってご意見をいただけたのは大きな収穫でした。私を含めて足を入れてもらったお二人も、シューホーンのみでストラップを外さずに履くことが出来ました。
と、そこにodakou10さん到着! 今回のブロガーズ大集合イベントを企画してくれて、夜の部のお店の予約など去年の東京オフ会に続き任せっきりですが、とても頼りになるひとつ年上の先輩です。
gohkitiさんとシロさんは急遽ご都合がつかずに夜の部からご参加と連絡がありましたので、ここまで揃っている5人でFugeeさんに向かいました。昨年の第二回オボイスト会で「確約はできませんが、もし今後また東京で革やものづくりについてお好きな方たちと集まる機会があるのなら、是非みんなでうちへ寄ってください。事前にご連絡いただければ、いろいろ案内できるように準備しておきますから」との藤井さんの言葉を真に受けて今回メールで連絡してみたところ、大変お忙しい中ですがご快諾いただき、Fugeeの鞄作りについてお話を聞かせてもらえる約束をしてあったのでした。
チャイムを鳴らすと玄関まで藤井さんが迎えに来てくれました。素敵な作品が並ぶ去年と同じ部屋に入ると、美しいバッグが並びます。一年前は無かったシュランケンカーフのブリーフケースが並んでいました。
丸テーブルの周りを囲って、藤井さんのお話を伺います。今作っているビスポークバッグのこと、これから取り組まれるという真鍮無垢のフレームバッグのこと、私が事前にリクエストしておいたアタッシェケースのこと。並々ならぬFugeeのカバン作りのこだわりに、頭が下がる思いです。
フレームを使ったこのバッグは、何十年と使っても形崩れすることがないそうです。話を聞いていると欲しくなってくる・・・鞄作りに注がれる手間と情熱を考えれば、Fugeeのバッグの値段は安過ぎるくらいに思えてきます。
iPadに写真の準備をしてくれていて、気になっていたアタッシェケースについても。もはや工芸品というか、鞄というより建築物を設計するような製法に、これはどこの誰にも真似できるものではないことが分かりました。元々エンジニア出身の藤井さんのキャリアがあってこそ作ることの出来るものなのだと思います。
「今日のために間に合うように作ってもらったんです。」とスージースヴェルトの時計ベルトについても藤井さんに見てもらいました。
「時計ベルトというのは作るのがとても大変でね。この方はとても良く作ってあると思いますよ。」と藤井さんにスージーのベルトを褒めてもらました。元々スージーにオーダーするときもFugeeの時計ベルトの写真を何枚も見せて打ち合わせを重ねたので、藤井さん本人に見てもらえたのはとても嬉しかったです。今は受けていないそうですが、Fugeeが最も美しい時計ベルトを作るために作ったという器具も拝見することが出来ました。
他にも貴重なお話をたくさん聞かせてもらいましたが、胸の内に宝物としてしまっておこうと思います。一年振りにお会いした藤井さんはますますパワフル、ますます尊敬の念を抱き、そして同時にアタッシェケースかフレームバッグをオーダーしたい衝動にも駆られましたが・・・じっくり藤井さんに頼みたいバッグについて考えて、また改めてお伺いしようと思います。そろそろさんも万年筆ケースをオーダーするか悩んでいるようです。
藤井さん、貴重な機会をいただきありがとうございました。今度は是非、オーダーさせてください。次の回でブロガーズ会本編完結予定、いよいよgohkitiさんとシロさんも合流した、夜の部について書きます。
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