ピザパーティの代償

Accessories

先日、最近引っ越したばかりのおかてつさんのお家に汗だくさんと二人で遊びに行ってきました。私は現在ダイエット中で食べる物に気を遣いながらプールで泳いでいるところですが、この日はピザパーティということで1日だけ制限を解除することにして、大変楽しみにしておりました。仕事後に直接車で向かって駐車場に停めると、ひと足早くコインパーキングに到着していた汗だくさんを拾ったおかてつカーが迎えにきてくれます。

まだ引っ越してから3週間程度ですが、部屋は綺麗に片付いていました。お腹が空いていたのでまずはピザを一瞬で平らげ、このメンバーですからすぐに時計の話になります。yurimeさんが使っているのと同じブルックスブラザーズのポケットチーフに時計を並べて。さすが汗だくさん、この日身につけていたランゲ1だけでなくオメガのコンステも持参されていました。おかてつさんの代名詞のもすと私のカラトラバも。新しいストラップがギリギリ間に合いませんでしたが、まだ汗だくさんにはカラトラバを見せられていなかったので。

時計好きなおかてつさんだけあって関連する雑誌もたくさんあり話は尽きません。3人でああでもないこうでもないと話しうているとあっという間に時間が経ってしまいます。

そして汗だくさんといえば時計と同じくらい情熱を傾けているのが万年筆です。この日持ってきてくれただけでも10本以上ありましたが、最近また木軸のファーバーカステルを買い足したそうで、ただそれを見せてもらうというだけのつもりでした、本来なら・・・。

万年筆コレクションにも一軍と二軍があるそうで、中でもお気に入りだというのがペリカンのスーべレーンとモンブランのルージュ&ノワールを私も試し書きさせてもらいます。「他と比べてスーべレーンは最高に書きやすいでしょ!モンブランはもうとにかくランゲ1との組み合わせがね」と興奮気味に語る汗だくさん。

万年筆はお客様から頂いたパイロットのものしか分からないので、どれも書き味は素晴らしいように感じられましたが、確かに言われてみればこの二つは他と比べても絶妙に引っかかりが少ない気がする。特にモンブランのルージュ&ノワールは適度に重く高級感もあり、所有欲も満たしてくれそうです。スーべレーンは本体が透けているため、インクの残量が確認しやすいらしい。汗だくさんもスーべレーンはいくつも同じモデル・別モデルをお持ちとのことで、おすすめの万年筆だそうです。

「万年筆は使っているとどんどん使い手に馴染んでいくんですよ、それこそ革靴と同じように。利便性を考えたらボールペンもいいんですけど、自分で育てた万年筆は他では替えが効かないくらい気持ちよくなりますよ」と汗だくさん。確かに、たとえば苦労して足に馴染ませたJ.M.WESTON180を新品と交換してやると言われても手放せないもんな。そんなことを話している間にも参入したばかりのファーバーカステルをひたすら追い込む汗だくさん。私たちと話している間にもずっと書き続けていました。

まあ、お察しかと思いますがこういう話をしていて私が欲しくならないわけがないんですね。実はコメ兵のポイントが結構溜まっていて、ルージュ&ノワールのブラックの中古とブラウンのボールペンがオンラインで見つかったのでとりあえず取り寄せてみることに。早速到着した2本を見に大須のコメ兵に行ってきました。コメ兵は2階の時計フロアの隅に万年筆コーナーがあります。やはり時計好きには万年筆好きも多いのでしょうか。

まずは取り寄せていただいたモンブランの2本を見てみます。ルージュ&ノワールのボールペンにはツイストタイプとキャップタイプがありますが、見た目は断然キャップタイプの方が格好いいです。しかしながら、汗だくさんの影響ですっかり万年筆が欲しくなっていた私はもう一方のブラックを念入りにチェック。中古だから仕方がありませんが、思っていたよりも使用感があるように感じ少々迷いが。そこで万年筆コーナーに戻って他のブランドのものも見せていただくことに。

やはり数が多いのはモンブランのマイスターシュテックやペリカンのスーべレーンでした。知りませんでしたが、コメ兵はペリカンの正規取扱店らしく中古以外に新品も並んでいて、こちらは3年間の保証がつくそうです。中でも私が気に入ったのはブラックストライプのスーべレーンM405。小ぶりなM400にシルバーの加飾が施されたものを405と呼ぶそうです。

たまたまこの日グレートーンの装いだったのもありますが、そうでなくとも最近私は黒にご執心、何よりグレーのストラップに替えたばかりのカラトラバと合わないわけがなく、狙っていた中古のモンブランから急遽方針を変更してこちらの新品のスーべレーンを持って帰ることに。

インクも一緒に買おうか悩みましたが、黒は瓶で持っているので別の場所で買うことに。ちょうど大須には以前私がルボナーのマエストロを購入する際にお世話になったペンランドカフェがあるので、立ち寄ってオリジナルの深いグリーンのインクを購入しました。

近くにあったカフェで休憩しながら、買ったばかりのスーべレーンを撮影。やはり見れば見るほど自分に合っているように思えてきます。ブラックだと本体のストライプも極めて控えめなので、シックなコーディネートに中でも悪目立ちしません。

私は身体の割に手が大きくないので、M400のサイズかんはとてもよく馴染みます。実はこの記事の文章は、早くペン先を馴染ませたくて事前にノートに綴ったものをPCで打っているのですが、長文を書くにもこの軽い万年筆で良かったのかもしれません。

基本的に毎日のジャケットスタイルに合わせて使うつもりですが、全身グレーの日なので当然合いますよね。臆することなくどんどん書いて自分のものにしていかなくは。

小物類と一緒に撮ってみました。スーべレーンの特徴であるストライプが表情のある小物たちともよく馴染んでいます。

ペン先はK14のF。M800になるとK18になると言っていたかな。ボールペン生活が長いのでいずれにせよとても格好良く見えます。

今や時計のケースは全て銀色ですから、シルバーの405にたどり着いたのも必然だったのかもしれません。汗だくさんの「この時計にはこの万年筆」という考え方にも大いに影響を受けていますから、これ以上万年筆が増えないように時計はもう銀色のみに・・・いや、これ以上買うこと自体を控えないといけません。

とにかく、筆記具を買うのは久しぶりでしたが、仲間のおかげでいい買い物ができました。しばらくはブログの下書きなどをしながらペン先を馴染ませていこうと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました