THE TRUNK BY OBOISTオープン以降、私の周りには確実にスーツをオーダーされる方が増えています。総務省の調査によると2人以上の家庭でスーツに支出される金額はおよそ3,000円、年に一度もスーツを着ないという方が半数以上という結果だそうです。
実際にTTBOにも「仕事ではほとんどスーツなんて着ないけど、オーダーされる皆さんの様子を見ていてTTBOSUITを着てみたいと思った」と、仕事以外の場でスーツを着たいというお客様が一定数いらっしゃいます。スーツオーダー会の予約サイトを開放すると、常連のお客様以外に初めて見るお名前の方からも続々と予約が入ってくるようになりました。
TTBOSUITの価格設定は「作りと素材のバランスを考えると破格だ」と私は思っているのですが、それでも総務省の調査結果と照らし合わせると50~60倍も高価な代物です。そんなTTBOSUITがたくさんの方から支持されている現状を、私は非常に誇らしく嬉しく思っております。
私は堅苦しいことは抜きにして、Tシャツでもニットでも皆さん自由にスーツを楽しんでいただければというスタンスです。スーツである以上、上下が決まっているので服を選ぶ工程が一つ減って、慣れるとすごく楽なんですよね。
TTBOSUITはオーダーしてから完成までおよそ2ヶ月いただいております。「自由に」とは書いたものの、おそらく皆さんTTBOSUITに袖を通されると、それに見合う革靴が欲しくなるはずです。私の経験上ほぼ間違いなく、そうなります。革靴好きからスーツ沼に入る方は既にお持ちだと思いますので問題ないかもしれませんが、革靴を持っていない方はそこからオーダーor既製靴を考えていくことになります。
私が初めて買った本格的な革靴はオールデンのコードバンプレーントゥでした。2足目にエドワードグリーンのチェルシー、3足目はジョンロブのアシュレイ。全て大学生のときに、モスバーガーでのアルバイトを頑張って買いました笑 それぞれ今いくらするのか久しぶりに見てみましたが、オールデンとグリーンが約21万、アシュレイは通常展開されていないのでロペスで約25万です。バイトの時給は今の時代よりも200円くらい安かったですが、それでも頑張ればなんとか手が届く価格帯でした。
当店でトランクショーを開催してくれているような国内の革靴職人の、MTOの中心価格帯は20万~30万程度だと思います。金額は海外ブランドの既成靴とあまり変わらず、どちらが絶対に良いとも言い切れません。職人によって納期はまちまちですが、最低でも4か月くらいはかかる印象です。せっかく出来上がったTTBOSUITを格好良く着るために革靴を頼んだのであれば、靴が完成するまでスーツを寝かしておくのは勿体ないような気もします。
そんな方に、私が「最高の選択肢の一つ」として提唱したいのが、2月23-24日に開催するKOKONの当店2回目のトランクショーです。昨年7月に開催したときも大変盛況で、小紺さんも喜んでくれました。TTBOのトランクショーではもちろんご希望の内容でオーダーを承ることも可能ではありますが、オススメは小紺さんが“蔵出し品”と表現するKOKONの在庫品です。オーダーと違って基本的に当日お持ち帰りいただけますし、中には今はもう手に入らないような極上の革を使って作られた靴など、お宝がごろごろしています。
前回のトランクショーでの実績もあるので、今回は既にたくさんの方からご予約をいただいております。予約時に希望のサイズやモデルなどを記載いただくシステムですので、全て私から小紺さんに情報を共有し、オススメの靴をピックアップしてもらっているところです。必ずしもご希望の靴と全く同じものが手に入るかは分かりませんが、思わぬ一級品に出会うことが出来るのがKOKONトランクショーの醍醐味です。KOKONの2月決算の締めくくりですので、ジョーワークスが手掛けるファクトリーラインのモデルであればU10万もたくさんございます。高野さん、常世田さん、小林さんが担当のハンドメイドラインについてはもっとオススメで、さすがに10万円は切りませんが9分仕立て以上のKOKONの履き心地と極上の革が、まさかこの価格で体感出来るとは・・・と皆さん驚かれるはずです。
当然、TTBOSUITとの相性もばっちりですので、小紺さん自身も前回のトランクショー時にW.BILLのコットンでお仕立ていただいております。23日についてはお馴染みaldexの岩田工場次長にお越しいただきますので、選んだ靴に合うスーツやジャケットのオーダーも大歓迎。長年かけて私が自分でたくさん買って、たくさん履いてきたことからも自信を持ってオススメ出来るKOKON。是非この機会にお試しいただければ幸いです。ご予約は専用サイトからご入力をお願いいたします。
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