Dear AYA No.3

さて、プレゼントの目玉である鞄が完成しても、お祝いの準備は進みます。まずはハードカバー付きの分厚いアルバムを制作。

ここ一年の思い出を振り返るとともに、長らく隠れて進めてきた鞄製作の背景を時系列に沿って紹介。

こちらではあまり事細かにはご紹介出来ませんが、レイアウト等、結構こだわりました。

バッグはブルーのラッピングを施しブラウンのボックスへ。

ボックスとアルバムはそれぞれ私の好きなえんじ色の包装紙で包みました。

誕生日と直接関係のないところでは、気合を入れてサプライズに臨むためパンツを一本新調致しました。

SOLIDの一本は非常に快適な穿き心地で、どこかグリニッシュなネイビー。裾はシングルで仕上げました。

私にFumiya Hiranoを紹介してくれた販売員のOさんが大阪に転勤される為、このパンツが名古屋ではOさんから買う最後の一着となりました。

寂しくなりますが、大阪には今回の鞄製作にあたっては訪問出来なかった(定休日でした)素晴らしい革問屋がありますし、名古屋からであればそれほど遠くない距離ですから、定期的に通いたいとは思っています。

いつもなら服は買ったらすぐに着用して帰るのですが、このパンツだけは当日までタグを切らずに寝かせていました。

(右は私、左が販売員Oさん)

そして迎えた誕生日会当日。私の仕事の休みの都合で、2月1日に行いました。

着ていく服、履いていく靴も随分前から決まっていました。年明けに買ったマーガレットハウエルのネイビーのタートルネックにトッドスナイダーのブレザー、パンツは当然Oさんから購入したSOLIDO、そして念入りにポリッシュしたボレロを履いて。

レストランは高島屋の51階にあるフレンチにしました。

この写真では上手く伝わらないでしょうが、摩天楼の窓際席から見渡す夜景は街の奥行き感が物凄いことになっていまして、超絶に神秘的な空間でした。

ビックカメラがこんなに下の方に。

ここ一カ月くらい、プレゼントを渡したくて渡したくて、もう我慢の限界でしたので、着いてすぐに渡しました。まずアルバムから、そして半分くらいまで読み進んだところでバッグをプレゼント。

「すごい、すごい」と連呼していました。私も正直自分でもすごいと思います。

彼女は職場の方たちと誕生日にプレゼントを贈りあう習慣があるようで、行きの車の中で、ちょうどこの日何が欲しいかを記入するアンケートのようなものを書いたという話をしていました。

それによると「真っ白いスニーカーか、革のバッグ」と記入したそうで、表情に出さないように心の底からニヤッとしました。どんなバッグかと私が尋ねたらやはりショルダーと返ってきました、「へ~」なんて、気のない返事を装うのが大変でした。

ちょうど欲しかったところに手作りでプレゼント出来て、喜びも一入。美味しい料理も気持ちを盛り立ててくれました。

こうして、長期に渡って準備してきた鞄作りは、念入りなシミュレーション通り、いやそれ以上の大成功を収め、過去最大のサプライズをもって彼女をお祝いしてあげることが出来ました。

必死になって喜ばせたいと思わせてくれるパートナーがいるというのは本当に幸せなことだと感じています。

そしてせっかく覚えた革細工ですし、実際まだまだ革が余っていますので、自分用にも続けて作っていきたいと思っています。

最近はシロさんをはじめ、インスタグラム等でもレザークラフトの作品をアップされている方の投稿を見て勉強しています。このブログでも少しずつ紹介出来たらと考えておりますので、お詳しい方には是非アドバイスをして頂けたら幸いです。(No.4へ続く)

コメント

  1. Yuu より:

    ほっこりしました。
    こんばんは。
    とても素敵なプランで、かつ素晴らしい演出ですね。
    鞄のクオリティもすごいです(^^)
    こんなに想ってくれる彼がいて彼女さんは幸せですね、僕も見習いたいものです。

  2. オボイスト より:

    Yuuさん(^ ^)
    コメント頂きありがとうございます(^ ^)!

    無い頭で一生懸命考えました、喜んでくれたので私も心から嬉しかったです!
    ある意味サプライズもお互いの趣味なんだと思います^ ^

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