彼女の誕生日会ですが、もう一つ、サプライズを準備していました。
こちらのレストラン、「初めて来た」風を装っておりましたが、実は事前に二度、打ち合わせに訪れていました。
こちらの写真は食事が終わった後のデザートとして運ばれてきたものですが、実際開けてみると・・・。
陶器の箱に入った、婚約指輪です。当然、私が選んでオーダーしたものです。
実は、今回の彼女の誕生日に合わせて、プロポーズをしました。
元々、25歳になったら、と自分では決めていたのですが、「その年齢に達したから」というよりは、何故だか分かりませんがどうしても結婚したくなってきました。
彼女を想う気持ちが日増しに強くなっているのは当然、結婚したい理由として最たるものですが(何だかんだ言ってもこれが無ければ結婚なんてすべきではないと私は思っています)、独身のうちに出来る自分自身の人間的成長はひとまずこのくらいのところがピークだろう、と感じてきたのも一つの理由といえば理由です。
要は「この人の為なら自分はもっと大きな力を発揮出来る」という思いが、最近になって確固たるものとなったわけです。それは仕事においても、プライベートにおいても。
・・・さて、こんな恥ずかしい話はこれくらいにして、指輪を選んだのは昨年の9月頃です。海外ブランドから国内のハンドメイド工房まで色々見てまわった結果、京都の俄というブランドの睡蓮というモデルです。これが断トツで、彼女が着けている姿をイメージ出来た指輪でした。
ここの指輪はまず台座となるリングの形を選んだ後で、そのときにある様々なダイアモンドの中から自分で石を選び、オーダー後2ヵ月程かけてその石が台座にセットされる、というシステムです。
ダイアモンドは常に流動していますから、後日訪れたときに以前あったダイアがまだ残っているということは稀です。計三回、店舗に足を運んで、三度目のときにようやく私にとって理想的なダイアモンドを見つけることが出来ました。
ダイアモンドについての知識も、指輪を探し始めるまでほとんどありませんでしたが、いわゆる4Cのバランスが高次元で実現しているダイアです。中でもCutは、トリプルエクセレントの中でもさらに厳しい基準を乗り越えたNIWAKA DIAMONDのものを選びました。指輪を正面から見たときの面が正方形にカットされた俄独自の美しさを称えたダイアモンドです。
桐箱の中に陶器の指輪ケースを収納し、組紐で結び納品。外観は、知らなければ指輪だとは思えません。
どのようにして渡すか、いろいろと考えた結果、陶器のケースを誕生日のデザートに見立ててサプライズの演出をしようと決めました。名古屋駅のレストランを選んだのは、私たちにとってここが思い出の場所だったからです。
この持ち込みが結構苦労しまして、やはり異物混入の恐れがあるだとか、高価なものですから万が一のことがあってはならぬ、と実はここのレストランには一度断られていました。
個人でやっているような小さな店も色々とあたったのですが、月曜日定休だったり対応が残念だったり、結局どうしてもここのレストランでプロポーズをしたかった為、アポイントメントを取った上でもう一度交渉に行き、「前日、当日の入店前などにあらかじめ預かっていることは出来ないけど、出す直前に渡してくれるならなんとか対応します」と、条件付きではありますが承諾を頂くことが出来ました。こんなところで営業力が役立つとは思いませんでした。
当日はメインの肉料理をいただいた後、「ちょっとだけ電話・・・」と仕事の電話が入ったように装いクロークまで行って預けてあったルボナーから指輪を取り出し受付の方に渡します。
一週間前の月曜日に花屋を探して手配していた花束もちゃんと到着していたので、デザートを装った指輪を出した後彼女が蓋を開けたタイミングで持って来てください、と早口に伝えて席へ戻る。もうドキドキです。
ちなみに花屋さんは例の販売員Oさんにオススメのところを教えて頂きました。知る人ぞ知る小さな、しかしセンスの良い花屋さんでした。彼女のイメージや好きな色だけを伝えて、私も当日までどんなものが出来上がるのか分かりませんでしたが、アンティークな配色の中にもプロポーズらしい華やかさもあって、まさにこちらの要望通り。
そして、、、
サプライズは大成功。唯一、指輪の入れ物の蓋に書かれた“NIWAKA”の刻印を見て彼女が指輪だと気付いたりしないだろうかと心配していましたが、「に、わ、か・・・って書いてある」と全くここのブランドを知らないようでしたので大丈夫でした。
それと、8%くらいはあるかもしれない、と考えていた断られるという状況にも幸いならずに、無事OKを頂きました。
結婚式や実際に籍を入れるのはまだ先になりますが、これからも二人仲良く、支えあって生きていきたいと思います。
鞄作りに協力してくれた友人、レストラン選びで色々とアドバイスを頂いたマーガレットハウエルの店長様、花屋さんを教えてくれて勝負服を見繕ってくれた販売員Oさんをはじめ、いつも私たちを見守ってくださるすべての方々に感謝申し上げます。
コメント
おめでとうございます!!
オボイストさん、婚約おめでとうございます!
ハンドメイドバッグからアルバム、指輪に至るまで、愛の詰まったサプライズになぜか読者の自分までドキドキしてしまいました(惚れてまうやろー!)
AYAさんをはじめ、オボイストさんの周りには羨ましいほどに素晴らしい人々が集まっていて、改めてオボイストさんの人徳を感じさせられます。
>「この人の為なら自分はもっと大きな力を発揮出来る」という思いが、最近になって確固たるものとなったわけです。それは仕事においても、プライベートにおいても。
そう思えるパートナーに出会えたことは幸せなことですし、そこまで思われているAYAさんも本当に幸せ者ですね!
これからのお二人の人生、これまで以上にたくさんの幸福が訪れますよう、心から願っています。
改めておめでとうございます!これから色んなイベントがありますが一瞬一瞬を楽しんでくださいね♪どうぞお幸せに!(^^)
おめでとうございます!!
オボイストさん、ご婚約おめでとうございます。
そろそろかなあと思っていました。
実は僕の息子(26歳)も今年結婚する予定です。
僕は3日前に55歳になりました。
結婚をするとお洒落をしなくなる人が多いですが
オボイストさんなら奥さんを巻きこんで、
装うことを楽しまれることと思います。
いつまでも仲良くしてくださいね。
おめでとうございます!
オボイストさん!
ご婚約おめでとうございます!!!
レザークラフトの様子を拝見しながら「今か、今か」と思って楽しみにしておりましたが、ついに!ですね。
今までのお二人の様子をBlogを通じて拝見していると「もしも」のことなんて8%もなくて0%でしょう!と思ってしまいますが、何はともあれ、うまくいったようで何よりです。
改めて、おめでとうございます!
これから、ご両親へのご挨拶や結婚式の準備、転居されるならば新居探しも…いろいろとイベントが盛りだくさんで大変かと思いますが、この上なく幸せな時間になると思います。
その様子を、またBlogを通じて拝見するのを楽しみにしております。
gohkitiさんー!
コメントありがとうございますー(^ ^)! やっと決まりました!
本当に周りの方々には助けられました。私はこれまでの人生、不思議なことに人間関係というものに悩んだ事が無いというくらい恵まれています。決して私自身の人徳なんてものではないと思いますが^^; 今回も、一人では決して成し得なかったイベントだったと思います。
gohkitiさんのようにお洒落で優しいパパ、になる前にとりあえず旦那になれるよう、私なりに頑張っていきます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!
PMTさん(^ ^)
コメントありがとうございます(^ ^)
息子様もご結婚おめでとうございます! 私の父は先月55歳になり、私自身は今年9月に26になります。年齢だけでなく結婚時期も同じとは、改めてPMTさんには親近感を覚えてしまいます(^ ^)
二人ともファッションが大好きなので、これからも楽しみたいと思います! 今後ともよろしくお願いします^^
シロさん(^ ^)
コメントありがとうございますー(^ ^)!
シロさんにはお会いした時に話していたので、報告まで随分時間がかかってしまいましたね^^
「相手が違う」という理由よりも「お金を貯めたい」とかそっちの理由ではもしやあり得るかも、とちょっとだけ心配だったのですが、杞憂に終わりました。お金を貯めないといけないのはOKをもらっても同じことですが^^;
周りの先輩方に聞くと中には準備が大変で嫌になる、という方もみえたのですが、私たちは多分楽しんで出来ると思ってます^^
シロさんにはまた色々とアドバイスを頂きたく存じます。(結婚式の衣装ですが、Vick Tailorさんのパターンオーダーも視野に入れております) 今後とも私たちをよろしくお願い申し上げます^^