EDO&SOBA

Diary

日曜日まででLapelとアングルでの写真展が閉幕し、購入した2枚の作品のうちの1つを受け取りに行ってきました。「せっかくですのでランチでもいかがですか」とEDOさんに誘っていただき、美味しいお蕎麦屋さんを紹介してもらいました。

Lapelに飾ってあった見本は和紙を使っていましたが「和紙は色を吸いすぎてぼやける感じがしたので」と普段EDOさんたちが絵を描くときに使っているというイタリアのファブリアーノの水彩紙に変えたそうです。手漉きで作られるこの紙は一度描くと他のものには描けなくなるような素晴らしい紙だそう。ミケランジェロも使ってたんだって。

私のシリアルナンバーは9番でした。言われてみればよりはっきりと絵が主張しているような印象を受ける。ちなみに展示では白だった額縁もブラックに変えてありました。我が家には黒の方が飾りやすいのでこれも嬉しいご配慮でした。

Susieの鈴木さんも来てくれることになり、お店の外でしばし待ちます。もう見慣れてきましたが、相変わらず目を引くコートです。

山の奥にひっそりと佇むEDOさんの行きつけ。「完売しちゃうので予約しておきました」との言葉通り、入口前にはまだ12時過ぎなのに“本日完売”の看板が立てられていました。

少しするとストライプのダブルブレステッドスーツを着た鈴木さんが到着。いつものサングラスではなく今日は眼鏡をしていました。渋い男二人と食事。

つるりとした透明感のある喉越しの二色蕎麦をいただきました。最近になって蕎麦は結構好きな食べ物で、友人と福井の方まで食べに行ったりもしました。美味しい蕎麦屋って風景とともに思い出に残りますよね。

職人・アーティストとしての心得についてなど伺っていると、ただの会社員である私のスタンスにも一部通ずるところがあるからとても面白いし勉強になります。私が職人フェチなのは、ある一点においてだけは一切の妥協を許せないスタイルに共鳴したいからなのだろうと思います。

コーヒーでも飲みましょうかということで、Lapelの入っている一隆堂へ。店主とどんな関係なのか聞きそびれましたが、毛糸を使ってラグを自作できる自動小銃のような機械のデモンストレーションをしている外国人の男性がお店に来ていて、EDOさんが体験していました。EDOさんが持つとさながらギャングスターですが、マシンガンの先からはふわふわの毛糸が出てくるのがなんだかシュールです。

今日私は出来上がったばかりの文二郎ビーバーを早速かぶって行きました。鈴井さんが格好良く写真を撮ってくれたので、綾さんに送って文二郎ブログに載せてもらうことに。

EDOさんはSusieSveltで一風変わったバッグをオーダー中。今日はバッグに使うクロコダイルにEDO流のステンシルを施す作業で鈴木さんと約束だったようで、面白そうなので見学してきました。

荒々しい毒味のあるエレガンスがEDOさんそのものに見えるSusieSveltアトリエデッドストックのクロコダイル。座右の銘(なのかは分からないけど)をどこに刻むのかじっと考え込むEDOさん。

今回のバッグには使う部位としても結構画期的なクロコの使い方をする予定ということですが、革全体に色を入れる前に文字をコーティングしておきます。これも相当珍しい光景です。

鈴木さんもGoProとカメラで撮影。今日鈴木さんは蕎麦屋に来る直前にスマホが壊れ、撮影中にGoProにエラーが出ていました。二人の背景にある絵も、EDOさんの後ろのお抹茶碗もEDO&YUMEKAです。

かなりWILD SIDEなバッグになる予感。鈴木さんの腕の見せ所ですが、EDOさんのディレクションで新境地が開けるかもしれません。二人の作品に期待です。

「何か一緒に全力で面白いこと、やれたら良いですね」とEDOさんが言ってくれました。職人さんとするのとはちょっと違うコラボレーションが生まれたらと妄想が膨らみます。読者の方にも喜んでもらえるような企画、考えてみますね。

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