ある日突然動かなくなってしまった私のMacbookAir。2020年1月、スージースヴェルトのバッグと一緒に盗まれてから奇跡的に生還した前MBAを下取りに出し、新しく購入してからまだ1年半しか経っていません。最寄りのカメラのキタムラで修理見積もりしてもらった結果は5万円代後半、栄のAppleに持ち込んでも5万円強と痛い出費になりました。ジャンク品として売却しM1チップ搭載の新型MBAに代替することも検討しましたし、どうせ5万円かかるならその方が良かったのかもしれませんが、今のMacbookAirで不便を感じたこともないし、これだって父が偶然大須で見つけてくれた程度の良い中古品で、購入に至る際の思い出もありましたから結果的に修理を選びました。
修理に預けてから我が家に戻ってくるまではわずか数日間、修理内容の説明書などAppleの対応は素晴らしいものがありました。そもそもこんな短期間で壊れてしまう可能性があることと、全然可愛くない修理代金はどうかと思いますが、それでも私のようにPCに強くない人間からすると一度Apple製品の使いやすさに慣れてしまうと他に乗り換えることが出来ないのです。
戻ってきたMacのデスクトップ画にもしたこの写真。納品からもうすぐ一ヶ月が経過しますが、ほんのりと革が解れ、同時に持ち主とバッグの間の緊張感のようなものも和らいできたように感じます。
使い込まれた状態の前作ビスポークバッグと画像比較してみました。若干Oboist Briefcaseの方が下からの撮影になってしまいましたし、使い込んだ時間もまだ短いですが、いかがでしょうか。SusieSveltの手仕事の熟練度がより深まっていることが写真越しにも感じていただけるかと思います。
私のお気に入りの時計たちとOboist Briefcaseの相性も改めて一本ずつ見ていきましょう。まずはNaoya Hida Type1C。ブラウンとネイビーの二本のベルトを使い分けていますが、この日はネイビーのジャケットとブルーの縞が入ったシアサッカーでしたのでネイビーカーフベルトを選びました。シャツはギザコットンボイルのオボイストシャツ(非売生地)です。
次はもう一本のエース・チェリーニ。連日「ロレックスが盗まれた」などという物騒なニュースが続けざまに報道されていますね。悪い連中はデイトナなどが狙い目なのでしょうから、きっとマニアックな私のチェリーニには目もくれないでしょうが、万が一襲われたとしてもSusie謹製の頑強なエレファントストラップを他人が外すのは容易ではありません。この写真では見えにくいですが、グリーンのステッチがバッグにもぴったりです。シャツはレスレストンのデニムシャツ。
最後はヴィンテージのチュードル。いつまでも“チュードル”と呼び続けているとおじさん扱いされてしまうかもしれませんね、今はチューダー。ブラウンのジャケットに少々枯れたゴールドの3針がよく合います。シャツはオボイストシャツのギザコットンホワイト。
今月の14日に、とある美術館でお客様分第一号となるOboist Briefcase(001)も携えて鈴木さんと撮影会をします。カメラマンはエンドウダイキさんなどプロに頼むことも考えましたが、予算などの都合から今回は同じくこのバッグのオーナーになることが決まっているいとしゅんに手伝ってもらうことにしました。001のお客様も本当なら一日も早くバッグを手にしたいと思っているはずなのに、撮影の依頼に対し「是非使ってください、写真楽しみにしています」とのメッセージをいただきました。優しいお客様に感謝しつつ、今から撮影会の日の服装に思いを巡らせて過ごしています。
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