「持ってる革靴、全部並べてみようか」なんて妻が言い出したので驚きました。
「こんな写真、部屋の中で撮ってみたい」と思ったことはありましたが、私の妻は超綺麗好きの為靴を部屋の中にあげるなんてとても言い出せず。これは二度と撮れない写真になるかもしれないと思って、積極的にシャッターを切りました。二人分ほぼ全ての革靴が並んでいます。(引退寸前のコルノブルゥ、レッドウィングのベックマンや、妻のパンプス、スニーカーなどは今回含めませんでした)
ここに並ぶ旦那軍は全14足。妻に「女子の私と同じ足数って、普通ではないね」なんて言われてしまいましたが、私からすれば靴好きの中では常識的な足数に収まっていると思うのです。その証拠に、今14足のうち月に一度も履かない靴は一つもありません(季節に合わないものは除く)。ブラック6足にダークブラウン2足、ブラウン1足とバーガンディ2足、ライトブラウン2足、そしてスペクテイター1足。妥協して買った靴は一足もなく、どれも思い入れのある大事な靴ばかり、我ながら素晴らしいバランス感覚と自画自賛。
一方の嫁軍もなかなかのもので、サルトルが2足にKOKONが2足、JMWESTONやグレンソンなど、私からみても羨ましい靴が何足もあります。私のこと普通じゃないって言ってた君の方こそ、なかなかのもんだと思うぜ。
“一生モノ”なんて陳腐な言葉に踊らされた時期が私にもありましたが、どんなものでも大して使わなきゃ一生保つし、それなりに使えばいつか使えなくなります。靴だってそう、履けば履くほど寿命は縮まっていきます。大切なのは、何年所有したかではなく、何回履いてやれたかということ。履けば寿命は縮まると書きましたが、適切な手入れをしてやることで長持ちさせてやることは出来ます。
もちろん、靴をたくさん集めることが趣味な方がいるのも分かっているし、それはそれでその人の楽しみ方。靴を見に行けば新しいモノが欲しくなる気持ちもよく分かる。履くことに意義と楽しみを感じている私は、自分が満遍なく履いてやれる足数はせいぜい20足以内だと思っているから、なかなか増えていかないんだと思います。
色々書きましたが、恐らく我が家ではしばらく撮ることの出来ない、貴重な写真が撮れました。自分の靴たちの全体像を把握するためにも、何年かに一回こうして集合写真を撮るのは良いかもしれないな。
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