ブラックヤヌスと額縁屋

Diary

ブログに書く前に一夜にして枠が埋まってしまったのですが、InstagramとTwitterで「ヤヌスカーフのブラックでオボイストモデルをオーダーしたい方」を募集していました。

というのも、当ブログの読者でありコラボプロダクトをいつもご購入いただいているポテロンさんから「ヤヌスカーフのブラックでオボイストローファーをオーダーしたい」とお問合せをいただいたのです。在庫のあるCoffeeと違ってブラックヤヌスは取り寄せ対応になるため、これまでヤヌスカーフでいただいていた税込7,700円以上に高いオプション料が必要とお伝えし、それもご了承いただいてのオーダーでした。

ただ、実を言うと私自身が「ブラックヤヌスカーフでオボイストローファーをおかわりしたい」という気持ちが芽生えてしまい、せっかくならポテロンさんへのチャージ代もCoffeeと同じ7,700円にしてあげたいなと思いまして、Sewnの隆太さんに「何足まとめてオーダーすればブラックヤヌスカーフでもアップチャージ料を上げずにすみますか?」と聞いてみたところ「4足あれば大丈夫」と返信をもらいました。

それからすぐにTwitterとInstagramで募集してみたところ、驚くことに半日と経たずに4足ないしは5足分のご応募がありました。無事皆さまと私自身(笑)がお得にオーダー出来るようになりホッとしているのですが、せっかくなのでブログでも募集させていただきます。あと一人でも二人でも、応募があればなんとかしてもらうように私からSewnにはお願いしてみますので、もし欲しい方がいらっしゃいましたらコメントやメール等でお知らせください。

さて、展示会中にEDOさんがサプライズプレゼントしてくれた絵ですが、昨日LeoのサンプルなどをLapelにお返しに行った際船越さんに相談したところ、素敵な額縁屋さんをご紹介いただきました。生憎昨日は定休日だったので別のお店に行ったのですが、そちらではあまりピンとくるものがなく本日仕事の合間に一人で再チャレンジしてきました。額縁屋さんに行くなんて、私の人生では無かったことでしたのでちょっと緊張しながら店内へ。。。

船越さんによるとご夫婦で営んでいるギャラリーなのだそうですが、本日は奥さまだけが店頭にいらっしゃいました。優しく微笑みかけてくれて「額装をお願いしたいのですが」と伝えると奥の広いテーブルを案内してくれました。EDOさんもよくこちらに来られるということでしたので、奥さまに「EDOさんの絵なのですが・・・」と伝えると、

「EDOさんですね、それでしたらよく使われているこの額がいいんじゃないかしら。。。」と、無数にある額縁の中からひとつの箱を引き出してきてくれました。この光景はまるでハリーポッターのオリバンダーの杖店のようで、なんだかとてもワクワクします。

持ってきてくれた黒い額縁は、我が家に飾ってあるEDOandYUMEKA作品と同じもののように見えます。これなら統一感もあるし、絵が引き立つように思えたのでこちらに決定。

店内奥にある大きなマットカッターを使って額装するためのマットを裁断します。プシュップシュッとエアーの音がし、ダイナミックに操作する奥さまの姿がとても格好良く見えます。

マットが完成し額縁に絵を入れていきます。取り扱いが非常に丁寧で、額もガラスもピカピカに磨いてくれました。一度額装し終わった後の最終チェックで、私は気づきませんでしたがマットにわずかな汚れ?線?が付いてしまっていて「これじゃだめですね、切り直すのでもう少しだけ待っていてください」とわざわざやり直してくれました。船越さんが「お人柄も含めて大好きで、娘が描いた絵もこちらで額装しました」と仰る気持ちがよく分かります。

そうして完成したのがこちらです! 我が家の絵と並べて眺めても、ブルーとレッドの対比が出てとても良い感じ。左の絵はセレーサでの展示会で見かけてから、撮影した写真をトリミングして待ち受けにしていたので毎日眺めていたはずなのに、やはりこうして額装された生の作品から伝わってくるものとは雲泥の差。

EDOさんの合言葉“WALK ON THE WILD SIDE”をはじめ、カップにはセレーサ、女性が持つ誌面下部にはsusiesveltの文字が入っています。

コーヒーと煙草の香り、そしてジャズミュージックが聴こえてきそうなこちらの絵は我が家のピアノの上に飾りました。絵が主役であることに変わりはありませんが、額縁もやっぱり大切ですね。青山美智子さんの『赤と青とエスキース』という短編小説の中の、額縁職人が主人公の物語を思い出しました。

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