一寸先は光

穏やかな毎日。

マンションのことで銀行の担当者と最終的な打ち合わせをする約束でしたが、予定を一週間勘違いされていたようで、一時間ほど時間が空いてしまって。打ち合わせ場所から遠くない場所にあるカフェで少し早いお昼ご飯を。

元々ランチをどうするか決まっていなかったので、いいお店を知るきっかけになってよかったです。アイスケーキが美味しそうだったから、今度行ったら食べてみよう。

連休としていた今日は本当は少し仕事しに行こうと思っていたのですが、朝起きたら日頃の無理が祟ったのかちょっと風邪気味・・・仕事はキャンセルしてお昼まで起きたり寝たりを繰り返し、ずっと家にいるのも滅入ってきたので外出。

用事があってスージースヴェルトへ。Fumiyaさんのブレザーにビスポークバッグ、ジャーマントレーナー・・・

と、上の写真を撮っていたところに後ろから声をかけられて振り返ればちょうどアトリエを開く直前の鈴木さんが。

「近くの弁当屋に行ってくるからアトリエで待ってて」と言われましたが私もこの辺で一人ランチでもするつもりだったので、一緒に買いに行って二人アトリエで食べるという珍しい光景に。なんだかんだ言って誰かと食べるご飯の方が美味しいに決まっています。

バッグも里帰り出来て嬉しそう。最近は若い方でフルオーダーの仕事が入ったりしているそうで、バッグや財布をフルオーダーする物好きな名古屋人に是非会ってみたいな、なんて・・・

そんなことを考えながら話し込んでいたら、お客さまがご来店。「じゃあ私はこれで・・・」と帰ろうとしたところ、どうやらボレロやスージースヴェルトとも親しくされているビスポークのスーツ職人さんだそうで。「せっかくだから少し話しましょう」と、鈴木さんが紹介してくれた大塚さんは再びお店を出て三人分の飲み物を買いに。コーヒーをご馳走になってしまいました。

大塚さんは私は全くの初めましてでしたが、彼の方は私のInstagramをフォローしてくれていたようです。大塚さんのドル入れと札入れを拝見して、そういえばスージースヴェルトのInstagramにこのロシアンカーフのペアが載っていて格好いいなと見入っていたことを思い出しました。まさかスーツ職人さんの持ち物だったとは。

靴は同じくロシアンカーフとスエードのコンビで仕立てられたボレロの作品。渡邊さんにしては珍しく華美な一足に見えますが、大塚さんの持つ物静かだけど独創的なオーラに馴染んで格好良かったです。

大塚さんはスージースヴェルトでビスポークのリュックを作っているとのことで、この日は鈴木さんが作った試作品で打ち合わせのお約束だったようです。リュックをビスポークで作るあたりこれは只者では無い・・・物好きな名古屋人の一人に秒速で会えたことに驚きを覚える。

手前のペーパーモックは何と大塚さん自身が作って持ち込んだそうです。職人さんというからには器用な方ばかりなのでしょう、私には絶対無理・・・笑

本番で使う素材も見させてもらいましたが、これがなかなかヤバい代物のようです。ビスポークスーツのバス芯に使うホースヘアー。

鈴木さんが「イメージで言うとクロコくらい・・・」と話すほど高価なお品だそうで、入手ルートも大塚さん自身で代理店を探して手に入れたとのことでした。「趣味は布集め」という大塚さん、スーツに使う素材でバッグをオーダーするところもさすがです。こちらのホースヘアーと黒桟革のコンビで作られるビスポークのリュック・・・これはめちゃくちゃ完成形が気になります。

何度も話が脱線しながらビスポークリュックの打ち合わせが少しずつ進む。邪魔しちゃ悪いから静かにしていようと思いながらついついマニアックな会話に華が咲いてしまって・・・そういえば体調が悪いことも忘れていました。パワーのある人たちと会ってると元気になるみたいだ。

「機会があれば是非」と大塚さん。これまでスーツのビスポークはFumiya Hiranoでしか経験がありませんし、それもまだ完成しておりませんが、地元名古屋の職人さんとこんな形で出会うことができたのは本当に恵まれています。せっかくのご縁ですし、スーツのお直しなどもやってくれるということですので、いずれ必ずお世話になる日が来ると思います。

休日出勤で仕事に行くつもりが風邪を引いて、身体をいたわって家で寝ているつもりがバッグのアトリエでスーツ職人に出会って・・・人生分からないものです。たまに風邪引いてみるのも悪くないのかもしれません。

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