NH TYPE1Cの新しいベルト

Leather goods

TYPE1Cが到着してからずっとミネルバボックスで作られたネイビーのベルトで使ってきましたが、この度待ちに待った新しいTYPE1C用のベルトが到着しました。

飛田さんから届いた長方形のケースを開くと、TYPE1C標準装備のデストロイドキップのベルトが恭しく鎮座しておりました。神戸で見たサンプルに装着されていたものと比べると、表面の割れ具合などが控えめに感じるのと、ステッチの雰囲気など全体的にさらにブラッシュアップされているように見えます。

裏面はアンチスエット仕様にブランド名の刻印が押されています。

ネイビーストラップと並べてみてみましょう。目打ちを変更したのか、ステッチのピッチがより細かくなっているのが見てとれます。

アップにして見てみます。どちらも手縫いのストラップですが、デストロイドキップの方は「一見してマシン仕立てに見えるような通好みの手縫い」に見えます。感想を飛田さんにメッセージして伝えると「まさしく一見機械縫いのように見える細かさに変更しました。その他ベルト厚など色々な点で、試作を重ねながら改良を続けています」とのことでした。

早速装着してみます。ミネルバボックスと比べて表面を触った感じは少し乾いているような感触、ブラウンの革に生成りのステッチは本来ならカジュアル度が増すはずですが、ピッチを細かくすることで非常に上品な表情。文字盤のジャーマンシルバーとも相性抜群で、さすが標準装備のベルト素材だけあって時計本体との一体感がより一層増すように思えます。

早速着用してみます。新品でハリがありますので馴染んできたネイビーと比べると硬めの装着感ですが、薄くしなやかなNHWATCHのベルトは使えば使うほど身体の一部のようになっていきます。チェリーニ用にスージースヴェルトで仕立てたエレファントのベルトは抜群の存在感と耐久性を誇りますが、NHWATCHのベルトはあくまで引き立て役として一歩引いているような黒子的ベルトです。

尾錠は904Lスティール削り出しの純正品を単品購入するにはあまりにも高価であったため、飛田さんに頼んでベルトに合う既製品をお任せでつけていただきました。少しマットなシルバーでベルトの雰囲気とよくマッチしています。穴位置は一番狭いところでジャストフィット。

早速新しいベルトで出掛けてみました。風が強い日でしたのでテイメントレンチ、チャコールグレーのオボイストシャツを。それにしても本当に格好良いなこのコートは。

うん、良い感じ。いつでもTYPE1Cを着けていたいくらい気に入っているこの時計ですが、時々「靴が茶色だから時計ベルトも茶色にしたいな」などと感じることがありました。ベルトの付け替えも簡単に出来ますので、これからはネイビーのベルトと合わせて装い全体を考慮し楽しんでいきたいと思います。

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