ブロガーズの記事でも少し触れましたが、このエントリーで改めてSewn shoe-maker×Oboistモデルのサンプル試着時に感じたことについて、写真と共にまとめておきたいと思います。
実物を最初に見た時に感じたのは「写真で見る以上にうまくまとまっていて、写真ほどのぽってり感がない」こと。上から見た写真だと伝わりやすいかと思いますが、ドレス用のツイステッドラストを採用してもらっているのでトゥのボリューム感がちょうど良いと感じました。ぽってり靴は可愛いのですが、結局自分の持ち物と合わないと履く機会が減ってしまうので・・・
全体的に非常に気に入っている今回のデザイン・コンセプトですが、試作品で気になったことは大きく2点。まず、羽根の開き具合とタンの左右バランスについて。開き具合については、私の足で試したところもう少し閉じている状態の方が好みだということ。製品版にはパイピングが施されますので、写真ほどの隙間は出ないと思いますが、それでももう少し閉じていた方が好みかな。マッケイ製でグッドイヤーほどの沈みも無いでしょうから。履いていない状態でほぼ閉じ切っているくらいでも良いのかもしれません。
それから今回はスリッポンとして使えるようにするために、シュータンの片方(左足は下写真側)のみ固定されているのですが、甲高の自分が履くと若干タンの中心部がズレている感じがして、修正の必要性を感じました。タン自体を大きくするのか、左右バランスを調整するのか難しいところですが、Sewnさんに相談してみたいと思います。
2点目は「デザインゆえのかかと抜け」。小ぶりなヒールカップなのでサイジング自体はバッチリなのですが、歩行中にかかとを上げる際、羽根のスリットとゴムのストラップのせいで若干逃げてしまってかかとが抜けるような感じがしました。この点も試着してもらったなべこぱんさんは気にならないということでしたし、シロさんは「返りの問題でしょうね〜」と仰ってましたのでもしかしたらしばらく履いてアッパーとソールのクセがつけば解決されるのかもしれませんが、製品版を作る前に相談しておこうと思います。今月末にはSewnさんと忘年会を兼ねた打ち合わせがありますので。
あとはデザインでカンヌキを追加したいという意見が出て私も賛成なのと、将来的にレディース展開が可能かどうかというところですね。展開のためには既製品用に様々なサイズのラストを新たに作っていかなければならないため、コストがかかります。今回の企画のメンズだけでもどのくらい需要があって受注出来るのか全く分からないため、しばらく先になるとは思いますが。今回はブログ仲間にサンプルをお披露目することが出来ましたが、せっかくのブログとシューメーカーのコラボシューズですから、読者の皆さまからも何かご意見などがあれば積極的にコメントをいただけたら幸いです。出来る限りいただいたアドバイスを製品版のクオリティアップに反映させていきたいと思います。
コメント
[…] 靴はこれも二人の共通点でもあるレユッカス。私はローファーを一足持っているだけですが、Yさんは今も新しいモデルをオーダー中・・・到着した頃にまたお会いして見せてもらおうと思います(^^) ちなみにYさん、私とSewnが手掛けるオボイストモデルにもご興味を持っていただいており、奥様の分と併せて購入を検討してもらっています。オボイストモデルにつきましてはレディースモデルの展開も視野に入れています、その辺りのことは今週末打ち合わせをしてきますのでまた詳細は後日。 […]