エルメスとパペットスンスン

Diary

昨年の妻の誕生日は「一日で徹底的に満たし癒す」をテーマにSUSIESVLETのバッグと旅行をプレゼントしましたが、今年は妻が前日当日で連休が取れることになりました。仕事は繁忙期でしたが、私にとって妻の誕生日と結婚記念日より大事な日は存在しないので仕事はもちろん休みに。いつもわがままを聞いてくれる会社にも感謝しています。1月半ば過ぎに「休めることになった」と妻に言われたので、良さそうな宿をこっそり探しておきました。

選んだのは文京区のホテル椿山荘東京です。松尾芭蕉が暮らし歌川広重の絵にも登場し、椿が自生するこのあたり一帯を明治時代に山形有朋が手に入れて以降、伝統的な景観が守られてきた由緒正しきホテルです。もちろん妻には泊まりに行くこと自体も含めて内緒にしていたので、当日は昼過ぎ頃まで愛知で妻の色々な用事を済ませてから、クラウンでゆっくり向かいました。

18時頃にホテルに到着し、チェックイン時に元々予定していたシティビューではなく庭園が見渡せるスイートルームを案内してもらえたのでせっかくなのでアップチャージ。部屋につきカーテンが開くと眼前には幻想的な風景が広がっています。妻の誕生日に一緒にこの景色が拝めただけでも来た甲斐があったというものです。

華やかで重厚な調度品はどれも磨きこまれています。アメニティ類はロクシタン製、学生時代によく妻が使っていたのを思い出しました。荷物を置いて、早速ホテル内のレストランへ移動しディナーです。3つのレストランの中から肩肘張らないカジュアルダイニングのコースを予約していました。ウェイターにジントニックとウーロン茶(妻は大抵ウーロン茶か水しか飲まない)をお願いして、2011年8月に付き合ってからもう14回目となるハッピーバースデイの乾杯を交わしました。私の人生に彩りを与えてくれた妻が生まれてきてくれたことに感謝しながら料理と二人の時間を味わいます。

私はその間、この日のために準備してきた次の一手についてをどう打ち出そうかと頭の中で戦略を巡らせていました。今年の誕生日プレゼントは私にとって少し緊張する内容だったので、頭の中で披露する瞬間をイメージしながら効果的なタイミングを探っていきます。

食事が終わって部屋に戻った後、妻をベッドルームの窓際の椅子に案内し「良いというまでここで待機してほしい、その間にこの手紙を読んでおいて」と言い残し、ベッドルームとリビングを仕切るドアを締め切り私は一旦駐車場へ。荷物が多くバレてしまいそうでしたので一旦トランクに隠しておいたのでした。急いで取り出して早歩きで部屋に戻ります。椅子や小道具、PCのセッティングを終えたのち、テーブルをはさんで向かい合う形で妻をリビングの椅子へと座らせます。ふっと息を吐いてから、PCでとある動画を流し始めます。それは、、、

最近妻がハマっているパペットスンスンです。スンスン、ノンノン、ゾンゾンというパペットが登場するキャラクターコンテンツですが、今回は誕生日Ver.ということで事前にオリジナルの台本を作って、一人3役がこなせるようにボイストレーニングを重ねてきました(大袈裟)。それ以前に、それぞれのパペットの入手がとにかく難航しまして。スンスンは比較的簡単に見つかったのですが、ノンノンとゾンゾンがとにかく見つからない。ノンノンはそもそも2022年のアミューズメント専用商品だったこともあり全くないので諦めてぬいぐるみを買ってありましたが、2023年9月に同じくアミューズメント商品として投入されたゾンゾンについては年明け以降全国のゲームセンターへのテレコールや二次流通のチェックを続け、ついに1月25日19:00頃、開いた数秒前にメルカリに出品されたゾンゾンを発見し何とか間に合ったのでした。

舞台に上がる不安や緊張は徹底的な練習で消し去ることが出来るとオーボエで学んだので、この日のためにとにかく練習を積みました笑 中途半端な劇は見ている方も恥ずかしくさせてしまいますからね。その甲斐あって劇自体はまずまず上手くいきました。妻以外の誰にも見せたくないので、劇のことは置いておいてプレゼントの内容について紹介していきます。

まずは、二人お揃いのオボイストスニーカーです。私は黒、妻は白でSewnにオーダーしました。元々このスニーカーのアイデアは妻から生まれていますので、商品が完成したらちゃんと妻の分も買ってプレゼントしようと決めていました。ちょうど仕事でも履ける白いスニーカーが欲しいと思っていたタイミングだったみたいで、想像していたよりも喜んでくれました。

ギボシは私がシルバー、妻はゴールドにしています。ギボシについては現在準備を進めているプロジェクトTで新しいサービスが提案できるようになる予定ですので、詳細についてはまたご案内いたします。

もうひとつプレゼントとして準備していたのが、古いエルメスの時計です。妻が以前「これ可愛い」と写真を見せてくれてからずっと付属品の揃った綺麗な個体を探していて、12月頃には既に購入してありました。案の定とても喜んでもらえて一安心。

刻印から1990年製であることが確認できました。私の誕生年ではありますが、惜しいことに早生まれの妻の誕生年ではありませんでした。まあ同級生ということで、なんだかより愛着がわきますよね。

あとはいつも通り、いま私が思っていることを認めた手紙を・・・内容を考えずに筆を取りますが、気が付いたら長くなっているのも例年通りです。今回のレターセットは先日東京へ行った際銀座の伊東屋で手に入れたタッセル付きの封筒と伊東屋オリジナルの便箋。時計の雰囲気ともマッチしています。

夜はいろいろとお喋りしながら過ごして、翌朝は今回も和食を選択してレストランへ向かいます。とても落ち着いた空間で庭園が一望できる席に案内してくれました。ゆっくりチェックアウトして、新大久保のコリアンタウンで食べ歩きして、御殿場アウトレットへ寄ってから帰ってきました。帰りの車で流していたのはトムハンクスの『オットーという男』という映画。妻がいなくなってしまったら、私もこの映画の主人公のようになりそうだなと想像しながら胸の中にじんわりとしたものが広がりました。

昔と比べると妻との旅行は、宿でじっくり過ごす時間を愉しんで目的地はひとつふたつ寄れたらそれでOKみたいになってきています。一人で旅行に行くときはどうしても打ち合わせやらオフ会やらを詰め込みまくってパツパツになりがちなので、今回のようにゆったりと流れていく時間を二人で眺めるような旅行に、これからの1年はもう何回か出掛けられたら良いなと思っています。

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