東京旅行とプロジェクトT(時計好き銀座ランチ編)

Diary

さあ、ここからが今回の旅行のメインイベントです。汗だくさんおかてつさんの愛知組と、HODINKEE JAPANの和田さん、お馴染みのナオキさん、そしてマークチョーさんにお会いしたHODINKEEミートアップでお会いしてからマルヤスのシャツやアルデックスのジャケットなどをオーダーしてくれているコレクターのイクエさんの東京メンバー3名とのランチです。お店は和田さんがおすすめのギリシャ料理店、おそらく相当な数の垂涎の時計コレクションが集まる場になるだろうと容易に想像がついたので個室を準備してもらっていました。

ギリシャ料理というのは初めての経験で、メニューを読んでもよく分からなかったので慣れている方々にお任せしました。コースでお願いしましたが、選択式のお料理はシェアスタイルのため一つで大体2〜3人前となっており、和田さんのおすすめのスイーツのみ全員同じものにしましたが、満遍なく食べられるようにナオキさんと和田さん中心に注文を進めてくれました。

久しぶりにお会いするイクエさんはオボイストシティサファリをカスタマイズしたジャケットを着てきてくれました。ドラッパーズで私が仕立てたネイビーの生地の色違いブラウンでナオキさんがオーダーしてくれたものを見て「私もこういうジャケットが欲しい」とお二人で西麻布のアルデックスまで頼みに行ってくれました。通常はインバーテッドプリーツポケットになっているところをパッチポケットに変更されてよりスッキリとした印象に。イクエさんも非常に細身の方ですが、ナオキさんも男性としてはかなり細い体型でいらっしゃるので、ナオキさんのシティサファリを試着いただきながら小島さんがサイズを調整してくださったようです。ナオキさんは様々なコラボモデルをこれまでに頼んでくれていて、フットワークも軽くセンスも良いので私にとってみれば東京に一人スタッフがいてくれるくらいの安心感があります。

想定通りではあるのですが、想定していた以上に皆さま(特にイクエさん)が珠玉のコレクションを持ってきてくれていて、たちまち机の上は滅多にお目にかかれない時計で満たされていきます。圧巻のコレクションの中に、私のTYPE1Cとパテックフィリップカラトラバ5022Gが紛れ込んでいるのがなんだかちょっと嬉しい。

中でも、私の大好きなマークチョーさん率いるThe ArmouryコラボレーションのNaoya Hida TYPE2C-1“Lettercutter”と私のTYPE1Cがこうして並ぶことは非常に珍しく、思わず見入ってしまいました。HODINKEEミートアップの時もそうでしたが、本当に時計が好きな方だけの集いなので非常に気軽に見せてくださります。普通なら手袋して、いやいやショーケースに入っているのを眺める・・・うーんそれも違ってそもそもショーケースなどに並ぶことすらないようなレアピースばかりですが、どうぞどうぞご自由にという感じで。当然出来得る限り丁寧に扱うのですが、実際に腕に当てさせていただいたりすることで自分の審美眼も鍛えられて、大変貴重な機会です。

パテックフィリップのワールドタイム2本も痺れました・・・特にグリーンの方は、私が緑色大好き人間であることもあって非常に惹かれるものがありました。非常に多くのコレクションをお持ちのイクエさんも「やっぱり自分の好きな時計、着けたいと思えるものを選びますから、“良いけど私には合わないかな”と見送ることもたくさんありますよ」と仰っていて、ご自身にお似合いになる時計の基準がはっきりしているからこそこれだけのものが集まってくるのだろうなと、、、

他にもCPCPコレクションの中でも非常に珍しいカルティエトーチュのワンプッシュクロノや、いつか何かの間違いで手に入れることが出来ないものかと夢のまた夢を見ているF.Pジュルヌまで、どれもこれも凄すぎました。特にカルティエに関しては、最近周りが角型時計を買いまくっている影響もあって集中的に私も調べていて、今の時点で買う予定はありませんがイクエさんのコレクションを見せてもらったから目が少しは肥えたかな。焦らず何かあればその時はまた妻向けのプレゼン資料を作ろうと思います。笑

「こんなにたくさんの時計、どんなバッグに入れて来られたのですか?」と伺うとさすがバッグもポロサスのバーキンでした。もう10数年使用されているとのことで、ハンドル部分が使い込んだ竹のような飴色に変化をしていました。素敵過ぎる。

そしてその、私が角型時計を気にするようになってしまった犯人の一人、ナオキさんが汗だくさんのジャルージと同じ日に手に入れられたレベルソクラシックのアールデコ。エプソンっぽい型押しのベルトとの相性が抜群です。ナオキさんは今回参加された中でもダントツの最年少ですが、この方も時計に限らず自分に似合うアイテムを完璧な自己分析に基づいてスマートに選ぶことが出来ていて、私も彼からたくさんのことを学ばせていただいてます。

ジャルージを手に入れた汗だくさんの影響が最も大きいことは間違いありませんが、同時におかてつさんまでレベルソクラシックを手に入れたとなればもう私以外みんな買ってるんじゃないかってレベル。おかてつさんはブレスレットタイプの個体をご購入されて、レベルソ自体に並々ならぬ憧れを抱いていたそうなので念願叶ってのデビューです。ナオキさんと並んで撮影、ちなみに汗だくさんもレベルソを持って来られていて、テジューのベルトがクラシカルで渋い雰囲気を醸し出していました。三者三様、それぞれのレベルソです。

意外にも和田さんは角型時計を持っていないようで、今日はYGのランゲ1、パテックのワールドタイムの他に、キングセイコーを持って来られていました。次に狙われているパテックフィリップの時計についてなど、マニアックなお話をたくさん聞かせていただくと共に、前の記事でも触れいている私のプロジェクトTについても興味を持ってくれて。和田さんとお話しをすると自分まで上昇志向を刺激されて、定期的にお会いするたびに尊敬の念が強くなっていきます。最近はお子さまも生まれてパパとしてもお忙しいと思いますが、和田さんにも是非愛知に遊びに来てもらいたいな。

私の5022Gも玉数が少なくてそれなりに珍しいので、東京組の3人にもじっくり見てもらいました。和田さんが「僕の5110Pとギヨシェの雰囲気が少し似ている気がします、年代が近いからかな」と興味深く観察されていました。

2時間制のお席の時間が驚くほどあっという間に過ぎてしまってお会計。「愛知組の方は端数要りません」とナオキさんに気を遣わせてしまいました。銀座の一等地で個室代のオプションも入れて一人5,000円ちょっとでとても美味しかった、イクエさんもご友人で来られたことのある方がいて気になっていたそうです。和田さんのお店選びのセンスに脱帽です。最後にお店を出たところで腕元の集合写真を撮りました。さらにエレベーターを待つ間には、おかてつさんや汗だくさんから「和田さん撮ってください!」と撮影のおねだり会がありました。和田さんが撮ると何割かその時計の魅力が増幅して引き出されるので、気持ちがよく分かります。この後みんなは一緒にSARTO銀座へdrop93のポップアップを見に行ったようですが、私は次のアポイントがあったのでここでお別れ。もちろんマークチョーさんファンの私としてはdrop93のイベントを覗かないわけにはいかないので、夕方行く予定にしていましたからそれについてはこの次の次くらいの記事で(多分次も長くなってそこまで辿り着けない)。

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