THE TRUNK BY OBOIST KOKONトランクショー“おかげさま” 夜会&二日目編

Diary

トランクショー初日が終了したのは21時半頃でした。途中水を飲むことすらありませんでしたから、とりあえず小紺さんと夜ご飯を食べにいきました。TTBOから歩いていける距離にある愛知飯が食べられる居酒屋にてとりあえずビールで乾杯です。ラストオーダーが入店から20分後でしたのでとりあえずきゅうりの一本漬けやエビフライ、チョリソーなど適当に頼んでこの良き日のことを振り返ります。小紺さんは普段ご自身で料理されるのがお好きとのことで、地元のパン屋さんやお花屋さん、市場の皆さんとはすっかり顔馴染みのようです。そういう生活、すごく憧れるのですが私はからっきし自炊が出来ないので見習わないと。。。

「バーにでも寄ってからホテルに向かいます」と小紺さんが仰るので、お酒に強くない私もせっかくならご一緒させていただこうと、TTBOから歩いていける距離にある三河安城のバーに行ってみました。29周年のKOKONとほとんど同じくらいの歴史のあるバーでしたが、今回が初めての訪問でした。

金沢でも小紺さん行きつけのバーがあるそうで、マスターに話してみたら同業種の組合のようなものがあるようでお知り合いでした。ずっと安城に根差してお店を続けられるマスターの話と、小紺さんが私とここに至るまでのストーリーなどをお話ししました。今さらですが、バーって・・・良いですね笑 外でお酒を一人で飲むことはそれほどありませんが、TTBO関連で泊まりのお客様がみえる時には一緒に行きたいな。驚くことにマスターも高校の修学旅行で、輪島の千枚田を訪問されていました。小紺さんが安城市を知ってくれていたきっかけでもありますので、ここでもご縁を感じました。(なんで私の高校だけ秋吉台だったんだろう、今思えば千枚田がよかった)

KOKONさんが選ばれたのはクラシックオブアイラという度数の高いシングルモルト。小紺さんのご出身が輪島であることを知った店主が出してくれた、売上の一部が能登半島地震の義援金として寄付されるチャリティボトルです。「ではせっかくなので」とストレートでこちらをオーダーされた小紺さん。「怒涛の一日を終えてバーっとご飯食べて、これまで興奮が収まりませんでしたが、今この熱いウィスキーが喉を通り抜けて下に落ちていくのと同時にふっと落ち着きましたよ」と、58度のスコッチがトランクショーの熱狂を余韻を持って鎮めてくれたようです。

私はというと2杯ほど飲んだと思うのですが、疲れと心地良く酔いが回って途中半分くらい意識が飛んでいます笑 ジントニックを頼んだところ、安城の名産品であるイチジクやナシを使ったアントニックなるものを提案されてそれを飲んだ覚えはあります。小紺さんとトランクショーを開催出来ただけでなく日付をまたぐまで一緒にお酒を飲んでいられて、非常に幸せな気分に浸っていたことだけは間違いありません。

2時まで営業しているバーでしたが、翌日も朝からご来客の予約が入っていましたので少し早めに切り上げて、小紺さんと「今日は最高の一日でした、ありがとう」とホテル前で握手を交わして帰宅しました。妻は寝ていましたが風呂に湯を張ってくれていたので、良い疲れを湯船で解しながらすぐに眠りました。妻を起こさないようにとリビングで眠ったのですが、差し込む朝日がかなり早い時間に起こしてくれて、私のファーストKOKONである422のバーガンディコードバンを軽く磨いてからTTBOへ。

早く目が覚めたのは小紺さんも同じだったようで、ホテルの温泉とサウナで整ってからTTBO入りです。ウェスタンシャツにラングラーのジーンズとらしさ溢れる小紺さん、このジーンズは股上が少し深めで安心するのだそうです。小紺さんが身につけていると欲しくなる不思議。

片付けも兼ねた予備日として設けた2日目に関しては平日10時からお昼までと短い時間でしたが、お二人のお客様にご来店いただきました。お一人目は最近KOKONデビューをされた男性で、マシンメイドラインの411をジーンズに合わせて履いてこられました。KOKONユーザーがたくさん愛知にいることをここんさんもとても喜んでくれました。

靴を磨くことも好きなこのお客様はやはりコワテブを手に取られて、昨日と同じく小紺さんがこのブラシにかけた思いをじっくりと聞かれていました。結構手持ちのブラシがあるようで今回は購入されませんでしたが、後から連絡があり「やっぱり買っておけば良かったかなあとちょっと後悔しています笑」とのこと。私も同じようにして結局コワテブを買ってしまいましたので、第二回トランクショーがあるとしたらまた持ってきてもらわなくてはと思っています。

意外にも刺さったのがこちらのレフティーズレザークラフトのコインケースです。キーケースやシューホーン入れにも見えるこちらですが、ジーンズのフロントポケットに縦に入れても邪魔にならないのが小紺さんのお気に入りだそうで、お客様は在庫品ではなく黒色でオーダーをしてくれました。

途中でもう一人、TTBOオープニングパーティで特注のマカロンを作ってくれた&cakes8のシェフがご来店されました。足が小さめでformeの革靴が好きなシェフはKOKONベルギーラインのレディースサンプルをずっと見られていましたが、持ってきたものも含め同じ形のサイズが合う在庫品は切れているとのこと。ただ、小紺さんから「サイズの合いそうな他のモデルが金沢にはあるから、オボイストさん経由でLINEで写真を送りますよ」と提案があり、後日写真で在庫品をご案内する約束をしました。シェフもTTBOに来られるまではKOKONについてご存知なかったようですが、興味を持ってもらえる方がこの二日間で劇的に増えて私としても非常に嬉しく思っています。(トランクショーの様子をSNSで見た方から、KOKONにメールでのお問い合わせも入っているようです。ありがとうございます。)

お客様二人がお昼頃に帰られて、この日のご来店予定は終了。おかげさまでたくさんの在庫靴がなくなりましたが・・・肝心の私だって、記念すべきKOKONのファーストトランクショーで何も買わないわけには行かない!と無い袖を振りまくってアメスリタンク状態に。8月5日で私と妻は結婚して8年を迎えますので、結婚記念日のプレゼントということで、妻が初日の最初の方にコソッと来店して試着していたベルギーラインのシューズを1足。自分用には20年以上の時が経過してKOKON店内で熟成された高野圭太郎氏が仕立てたチェクナットコードバンの内羽根プレーントゥを購入しました。片足だけサンプルとしてTTBOに持ってきてくれたモデルのため、小紺さんが持ち帰ってから改めて発送してくれることになっています。もうコードバンのハンドメイドモデルなんて、高くて手に入らないかと思っていたので感激です。とはいえ最近一度減らした靴の足数が再び急激な増加傾向にあるので、改めて断捨離が必要となりそうです。TTBOを始めてからどんどんブラッシュアップされていく私の靴棚は、生半可な靴が入り込む余地はもはやありません。

金沢の方でもテレビで放送されていたという、TTBOのすぐ隣にある安城名物北京飯を二人で食べながらお疲れ様会をしました。最後まで小紺さんが笑顔でいてくれて、私も安心いたしました。ご飯の後に手早く撤収しながら「持ち帰る靴が随分と減って、嬉しいですねえ〜」と小紺さん。必ず第二回トランクショーをやりましょうね!と約束をして、金沢へ帰る小紺さんをお見送りしました。こうして忘れられない二日間となったKOKONトランクショーは閉幕しましたが、これからも私はKOKONのファンで居続けます。私の私物でよければいつでもTTBOでご覧いただけますので、これを読んでご興味を持たれた読者様がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご連絡ください! 今後ともKOKONとTTBOを、よろしくお願い申し上げます。

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