今年最後の贅沢

普段休日が合わない分、長期連休になると必ずどこかへ旅行へ出かけています。この年末には一年の疲れを癒す旅をテーマに。

なかなか決まらずに直前になって予約の電話をしたところ、インターネットでは満室だったのですが偶然最上階のスイートルームにキャンセルが出たばかりだったということで、何かの縁だと予約したのは伊豆北川温泉・望水。

(道中御殿場アウトレットに寄り道をしましたが、特に気になるアイテムは無く二人とも手ぶらで退散。唯一、サンローランの女性用バッグがものすごく格好良く質も高いことに気付けたのが収穫といえば収穫でした。)

望水に到着し、車のキーを預けて駐車場に回して頂く際、「明朝晴れたら水で洗車させて頂きますがよろしいですか。」と、早速噂に聞いていた感動のおもてなしの一端に触れます。

珍しいことに8階がロビーになっていて、7階以下が客室や温泉などになっています。私たちが泊まったのは7階のスイートルームで、大迫力の海が目前に広がっており、大きすぎる部屋のおかげでパノラマビューで楽しめました。

まずは和菓子とお抹茶で一服。

さすがに写真に撮っていませんが、プライエートガゼボと呼ばれる貸し切りの露天風呂に浸かり(これがまたソファーがあったり冷えた麦茶と水の用意された素晴らしい風呂でした)ロングドライブの疲れをとります。

部屋に戻ると準備されたテーブルに豪勢な磯懐石が並べられていきます。

生きたアワビをそのまま焼いていきます。ぐりんぐりん動き回るアワビは初めて見ました。

私は3種類の地酒が楽しめる日本酒のセットを頼みました。(後から、スイート宿泊客は同じものが他の場所で無料で飲めることを教えて頂きました。返品しましょうかと聞かれましたが、この料理と一緒に飲みたかったのでそのまま頂きました。)

ボリューム満点で普段なら食べきれるかどうか怪しい量でしたが、とにかくどれも美味しくて完食。

しばらく休憩したのち、パスポートをもらっていたラウンジに行ってみました。

ジュニアスイート以上に宿泊すると先ほど飲んだ日本酒をはじめ、大抵のものが無料でどれだけでも頂けるシステム。全く身の丈に合わないサービスばかりで恐縮でしたが、せっかくなのでとスパークリングワインやジュースなどを。ソファーに座り毛布をかけて、もう極楽です。

布団も分厚いマットレスの上に敷かれ大変寝心地が良かったです。すぐそこに打ち寄せる波の音を聴きながら、朝までぐっすり。

翌朝は早起きして大浴場へ。これがまた素晴らしい湯でした。鼻の先までツルツルになるような美白の湯です。目覚めのヨーグルトでさっぱりとしてから、朝食。朝ごはんもとにかく豪華で、私はカサゴ、彼女は鯛のみそ漬けを選んで食べました。

「チェックアウトはいつでもよろしいですから、もうひと眠りしてから帰るころにお声がけください。」とのお気遣いに甘えて、彼女はマッサージをしに、私は今回の旅に連れてきたモノの写真を記念に撮っておりました。

グローブトロッターは半年に一度の登板ですが、これで行くとやはり気分が上がります。

足元は旅には初めて連れていくジャコメッティ。私の旅の定番靴・ベックマンと色が似ている為なのか私の中で旅行に履いていきたい靴というイメージがあり、信頼のビブラムソールのおかげもあって、今後ベックマンと両輪となって働いてくれそうです。

彼女はセリーヌ。ラゲッジは見かけのわりにたくさん荷物が入って素晴らしいバッグです。先日プレゼントしたスージースベルトの財布と。

(部屋の窓際にお手紙を残し退室)

チェックアウト時にはお土産にお箸を頂きました。洗車して頂いて綺麗になった車に乗って気持ちよく宿を後に。

この後は彼女の親戚の家に寄ってから帰りました。海辺で写真を何枚か撮って。

私はバーグファベルのコートにマーガレットハウエルのカシミアニット、大江洋服店のデニム三号にジャコメッティ。

彼女はグリーンのセットアップに私がプレゼントしたKOKONのホールカットを履いていました。

今年一年、いろいろあるにはありましたが頑張ってきて良かったと思える、ご褒美の旅となりました。またいつか必ず再訪したい宿です。

(次は今回出来なかったスパを体験してみたい・・・)

ブログも4月から再開させて頂き、今回のエントリーを見ても分かる通り、書きたがりの私にはインスタグラムではやりにくい部分もありますから、今後も続けさせていただくつもりでおります。

もう間もなく2015年も終わりますが、皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。来年もまたよろしくお願い申し上げます。