一級品の見合う男に・・・

お盆休みの最終日。休みとはいえ色々とやることが溜まってきていた為、午前中のみ出勤し仕事を片付けました。

そして午後。結構前から検討していた、Boleroの三足目となるビスポークシューズについて、自分の中でのイメージが固まりましたので伺ってきました。

デザインについては、当初内羽根のウィングチップのつもりでした。しかし、個人的なイメージですが「靴好きなら誰もが最終的にたどり着く一足の一つ」と考えているレイジーマンシューズに途中から気持ちが傾いていきました。

(Instagramで気に入った写真を溜めておける機能は重宝します。世界中の靴を見ながらイメージを膨らませていきます。)

いろいろな靴を見て、結局一番かっこいいと思えたのはBoleroのブラックのウィングチップでした。このデザインを元に、レイジーマンに仕立ててもらうことにしました。

(写真はBolero公式ブログよりお借りしました)

三足目となる今回ですが、初めてのスリッポンシューズ。万全を期す為に、一、二足目と同様に仮縫いをしてもらうことにしました。

おなじみの光景。渡邊さんの真剣な眼差し。

こちらでは諸事情によりご紹介はできませんが、モデルとなったブラックウィングチップをオーダーされたお客様の仮縫い靴がアトリエに残っていたので拝見させてもらいました。何か私なりのアイデアを靴に盛り込もうかとも思いましたが、細かいところまでとにかく格好良いオーダーでしたので今回は基本的にそのまま真似っこオーダー。レイジーマンになるというだけでも大きな変化ですしね。

唯一、グラマラスなスタイルにするためにスペードソールにしようかどうか、今悩んでいるところです。

ボレロで靴をオーダーした足で向かったのは、バッグのオーダーをしているスージースベルト。前回訪問時は一眼レフを持っていなかったので、

「近くに来られたら素材の写真など、撮りに来ていただいても結構ですよ」と言っていただいていたので、お言葉に甘えて伺ってきました。

スージースベルトの鈴木さんによると、やはりこのヴォーエプソンのトープという色はかなりレアなカラーのようで、なかなか手に入る代物ではないようです。

光の当たり方で豊かな表情を見せるこのカラー。うーん、いい色。

マクロレンズを装着していたので、寄りでも一枚。

内張りに使ってもらうラムナッパ。

内張りに使うにはもったいないほど肌理の細かい革です。これもとってもいい色。

ダイヤル式の錠前。壊れた時のために、予備を一つ買っておこうか検討中です。

クラウフォードのリネン糸。

完成が待ち遠しい・・・。

最良の素材が最高の技術によって仕立てられるバッグ。考えるだけで胸が高鳴ります。

今年は仕事面でも非常に充実していて、春に達成した記録を夏場所でも連続達成することができました。営業人生で一度でいいから達成することが出来たら・・・と夢見ていた記録を、こんなにも早く二度も、それも連続で達成できるとは露ほどにも思っていなかったので、自分でも驚いています。集計が完了した後、秋に再び表彰される予定です。今度はその記録を二度達成した者のみに与えられる専用のブレザーを授与されるそう。

私の人生はいつも周りの人々に恵まれ、会社でも尊敬できる上司・先輩、そしてお客様に囲まれてきました。これまでご指導いただいたすべての方々に感謝しています。そして私はまだ入社五年目のひよっこですから、これからまだまだ長く続く現役生活の中で努力を続ければもっと成長していけるはず。

ふっとつい一息つきたくなるこのタイミングですが、ボレロの靴とスージーのバッグが仕上がる冬に向けて、一級品に見合う男でいるために、引き続き努力していきます。

続報が届きましたら、随時こちらで紹介して参ります。

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