SHINYA、名古屋に来る。②

Clothes

今週は非常にショッキングな事件が起こってしまいましたね。ニュースで発砲音を聞くだけで私自身なんだかとても気分が重くなりました。どんなに毎日を一生懸命生きていても一撃で命を奪われる理不尽さを思うと一体何が正解なのか分からなくなりそうですが、周りの人を大切にすること、今自分に出来ることを精一杯やること・・・どうかこのまま穏やかに過ごしていきたいものです。

さて、参院選投票日でもあった今日は楽しみにしていたSHINYAの名古屋受注会開催最終日でした。最終日、最後の枠に入れてもらった私はYさん、おかてつさんと共に、仕事を終えてから参戦して来ました。

Fumiya Hirano受注会、ペルティコーネ受注会などですっかり通い慣れたマリオット。(最近は行くたびにパパ活女子を見かけるようになりました)

19時頃到着するとまだ前の枠の方々がアイテムを吟味している最中でしたので控えめに写真撮影を。ツインルームでベッドの上にはパンツが並んでいました。定番の型であるDunoisと美しく心地よいスウェットパンツCynthiaなど。

部屋の奥のラックにはニット類とアウター類がかかっていました。SHINYAのクルーネックセーターは去年18ゲージのものを購入したのですが、一時期毎週休みにそればかり着てしまうほど気に入っていて。今期は5ゲージのキッドモヘアシルク(右)や12ゲージのグレー・ダークブラウンの同型ニットが発売。18ゲージのものもロンT代わりになるほど着心地も良くて使いやすいですが、個人的には12ゲージのダークブラウンは色も最高でじっとりと滑りのある生地感も素晴らしいと感じました。

クローゼットの中にはシャツ・Tシャツ類が並んでいます。シャツから始まったというSHINYAブランドですから一枚は本来持っておきたいところ。私は実はまだSHINYAシャツ未体験・・・。

ニットアウターラックの下にはオリジナルのオーダーシューズサンプルが並んでいます。今日は最初に靴を試着させてもらったのですが、これがもうとんでもなく秀逸で・・・、

試着サンプルは外羽根の3アイレット、先日お会いした際にシンヤさんが履かれていたものと同じデザインです。足を入れてみるとそこはもうパラダイス、歩くとしっかりと掴みのあるヒールカップでありながら、トゥ周りは幾分か幅に余裕を持って作られていて私のようにウィズの広めの足の方でも気持ちよく履くことが出来ます。それなのに不思議とシュッとしたデザインなのがすごい。踏まずの持ち上げなどもとても心地良く、正直ハンドソーンで15万円でこのラストがあるならビスポークいらないかもと思ってしまったほど(いるんだけどね)。ちなみにオールデンバリーラストで6.5D、VASSで40、エドワードグリーン202なら6.5E(ちょっとタイト)で履く私は、SHINYA靴は7でOKでした。

グッドイヤータイプも面白い革が使われていて、こちらは9でしたが雰囲気を見るためにも試着。この作りで7.2万は結構ヤバい価格設定です。ハンドソーンの靴をじっくり見た後に履くとやっぱり差はありますが、U10万革靴選手権を開いたら間違いなく上位にランクインする仕上がりでした。

靴に大興奮する私を見て、Yさんたちも試着。早くも2足目となるスピーゴラを押さえてあるはずのYさんも悩んでしまうくらい、本当に靴のクオリティは高過ぎましたね。シンヤさんが値上げを考え始める前にとりあえず頼んでおいた方がよさそうです。

ウールカシミアコーデュロイで作られた今期の新作パンツなども穿かせていただきました。パンツもどれも非常にシルエットが美しく、足の長い人が腰で穿いてちょうどいいくらいの丈感なのですが、ありがたいことに足の短い私がハイウェストで穿くとちょうど良いタマリが出来るくらいの長さでお直し要らずです。元々ブラックのリネンで良いのがあれば欲しいなと思っていたのですが、、、

シンヤさんが「これ穿いてみてください」と勧めてくれたブラックのウールカシミアサージDunoisを試着した瞬間「ぁ、これだ」と。この生地のDunoisだったら仕事でも全然穿けるので、今回私はこちらをオーダーすることに。

余裕があればこのスウェットも部屋着用に欲しかったなあ・・・こんなの穿いてたら家から出られなくなりそう。縫製方法やパターンに工夫がありとても綺麗めなので、このまま出掛けられるのも嬉しい。Yさんは試着しながら「仕事でも着れるかも」と呟きながら真剣に悩んでました。

さらにはブラウンのトレンチコートも進化。こちらはおかてつさんもYさんも欲しがっていました。真鍮のバックルが装着され総裏仕立てになり、閉めても開けても格好良い。このコートも10万切っているのだからSHINYAはやっぱりすごいブランドだ。

SHINYAさんとも、先日の食事会の時以上にたくさん話すことが出来ました。スージースヴェルトのアトリエではなんと3時間近く鈴木さんと話をしていたそうで、顔の割に(笑)とてもお話好きな鈴木さんにびっくりされていました。「名古屋、良いところですね」と言ってくれたのがなんだか嬉しくて。受注会も盛況だったようなので、また来てもらえるといいな〜。

直接作り手の話を聞きながら服を選べるのは最高ですね。ビスポークはもちろんそうですが、既製服でこういう体験が出来るブランドは貴重だと思います。シンヤさんの場合かなりモノづくりの本質的なところまで踏み込んで作品作りをされていますので、全ての服に説得力があります。色々と書いたけど、結局のところ全部オススメですので、ブログ読者の方で気になったら是非一度チェックされてみてください。

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