Oboist T-strap shoes ③

Sewn shoe-maker×Oboist

待ちに待ったOboist model2、通称Oboist T-strap shoesが完成したということで、早速Sewnに取りに行ってきました。相変わらずカメラは鳥井工房へ出張中ですのでiPhone11proで撮影。早く帰ってくるといいな。

見てくださいよこれ・・・格好良くない・・・? オボイストモデル改と同じ改ラストを使用して作った靴ですが、デザインのせいか随分印象が違って見えます。それでも、コンセプトは同じで「サッと履いて合わせやすく格好いい靴 for 夏」です。夏向けと言いつつ、お洒落なソックスをあえてみせて履くのもオススメですので、真冬以外はいつでも履けるかな。ローファーだって私、冬にも履きますしね。

横から見るとこんな感じ。ストラップの幅は細く、クレープソールもオボイストモデルと比べると薄いタイプのものを使っています。ギボシ留めのデザインは踏襲、もちろんこの靴も内側の見えないところにエラスティックを仕込んでスリッポンとして使っていただけますので、ギボシを外す必要はほとんどありません。(オボイストモデルも一回もストラップ外したことないかも)

分かりにくいかもしれませんが、サンプルと比べてもストラップ周りのコバを巻き込んで処理されているので高級感が増しています。さらに、Tの縦線にあたる部分は芯材を入れることで履きこんだ時の型崩れを防止しています。ちらっとインソールの縫い目が写っていますが、こちらもオボイストモデルと同じく基本はマッケイ製法になります。

ということで、居ても立ってもいられずとにかく足入れ・・・ぬぉ~!!! 良い~!!!

この日はインコテックスのホワイトパンツを穿いていましたが、見てくださいこの涼し気な横顔。これまでTストラップは履き手をかなり選ぶ靴であると感じていて。ある意味両極端なんですよね、ものすごくエレガントか、カジュアルに振ってあるかどっちかで。オボイストTストラップはその中間を目指しました。シルエットはエレガントでありながら、ギボシやクレープソールでほんのりカジュアルさを持たせました。ですので、思っていた以上にいろんな装いに合わせることが出来そう。今後私自身が試しながら、着用例を紹介していきたいと思います。

左足にご注目ください。オボイストモデルはスリッポンにするために内側にエラスティックを仕込んでおりますので、ベルトが差し込まれた部分がどうしても盛り上がってしまうのですが、Tストラップはベルト自体が細いためあまり気になりません。どの角度から見てもとても美しい。

真上から見た図。インカス社ベビーカーフ、ほとんど毛穴が分からないくらいのきめ細かさ。Sewnから実家に帰るまでそのまま履いていましたが、想像以上に履き心地も良い。これは是非、多くの方に試していただきたいなあ~。

オボイストモデルをRENDOで展示させていただいた際、スリッポンとは知らずにギボシを外して試着する方が続出したという反省を活かし、今回は最初から動画を撮ってみました。是非一度ご確認ください、シューホーンがあれば裸足であろうともそのまま履くことが出来ます

Sewn×Oboistのブレインとして暗躍するそろそろ氏からは「これはまた色っぽさとクリーンさを両立したいい靴。色気があるのに、艶っぽ過ぎない。ギラギラしてない。全体としてはオボさんのファッションっぽいのに、靴の輪郭はSewnの靴っぽいですね」とコメントいただきました。まさしく狙っていた通りの印象を与えることが出来ている点と、ちゃんとSewnと私のエッセンスが付与された靴に今回もどうやらなっているようだという点に、大変嬉しく思いました。

というわけで、次の記事でオボイストTストラップシューズのご注文方法などについて、詳しく説明します。夏のボーナスで靴を買うなら、今年はこれにしませんか?

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