オボイストブーツ、完成!

Sewn shoe-maker×Oboist

Sewnオボイストコラボシリーズの中で、開発難易度MAXのオボイストブーツ、ようやく完成しました!

ブーツ用に新たに仕入れてくれたスクエアの大きな箱から登場です。

こちらが、製品版オボイストブーツの初号機、つまりオボイスト私物です! ダークブラウンのベガノカーフを採用したスリッポンジョッパーブーツ、とてつもない靴が誕生しました。

まずとにかく見てください、この色気。。。「ジョンロブパリの新作だ」と言われても信じてしまいそう。オボイストモデルシリーズである以上、ギボシストラップとスリッポン化は絶対条件でしたが、ジョッパータイプの靴でスリッポンにするのはもうとにかく大変で^^; Sewnも相当苦労したと思います。途中いろんなポイントで妥協しそうになりましたが、遂には最後までワガママを突き通し、120%理想的な形で完成させることが出来ました。

最後の打ち合わせ時に私が強く要望した「鞘側にもステッチを入れる」というポイントもしっかり改善されていました。ここにこだわった為に定価が上がることになってしまいましたが、写真を見てもらえればお分かりいただけると思います。絶対にステッチがあったほうが良い! さらに、鞘部の先端の口が開いてしまうという問題点も、芯を貼ることでしっかり改善されていました。

ここのハンドステッチの位置も最後まで調整が大変でした、上過ぎるとスリッポンとして履けなくなり、下過ぎるとアッパーの重なる部分に浮きが出たり・・・言われないと分からないような微妙な型紙修正を繰り返し、ここまでたどり着くことが出来ました。隆太さん諦めずご対応いただきありがとうございまいした。

早速履いてみました。先に言っておきます、初めて履くときはめちゃくちゃ大変だと思います。かかとのループを引っ張りながら足を入れていくのですが、革が馴染んでいないのでて非常に履きにくいです。しかし、受け取りの日にアトリエで4,5回脱着を繰り返しているうちに靴が馴染んできて、幾分か履きやすくなりました。一度足が入ってしまえば快適そのもので、ビスポークシューズにも負けない高水準のフィッティングが体感出来ます。

ラストはオボイストモデル改と同じはずですが、ブーツとなるとよりこのラストの素晴らしさが際立ちますね。履いて感じたことですが、これまでのどのモデルよりもクレープソールとの相性が最高だと感じました。ブーツの重量と適度に重さと厚みのあるクレープソールが非常に上手くマッチしています。

Sewn×Oboistの集大成、オボイストブーツ。販売価格は65,000円+税で71,500円です。はっきり言って完全に値付け間違えましたね。こんなに大変だと分かっていたらもっと高くしていました。既に何足かオーダーはいただいていますが、サンプル完成ということでこれから正式に販売開始となります。購入方法などについては別記事にまとめますので、気になる方は是非ともご覧ください。

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