オボイストアートスカーフのお客さま分を発送しました。超不器用な私を、超器用な妻が手伝ってくれて一つずつ心を込めてパッケージング。
シリアルナンバーはEDOさんが1、私が2ですが、それ以外は完全にランダムにしました。皆さんがどのようなコーディネートにこのスカーフを合わせるのか興味津々。もしよろしければInstagramなどで是非 #oboistartscarf を付けて投稿してください。
私も今日、製品版のスカーフを巻いてみました。安定のSHINYAニットに、パンツはコモノリプロダクツです。生地の表面には仕上げ処理が施されて、より肌あたりが心地よくなりました。
当然、簡易的に折ってノリで処理しただけのサンプルと違って、きちんと縫製されています。Naoya Hida TYPE1Cの青い針と、BORN TO BE BLUEはよく合います。
スカーフのシリアルナンバー書き入れの際に、EDOさんに面白いものをいくつか見せてもらいましたのでブログでもご紹介。まずはこちら、Sewn shoe-maker×EDOandYUMEKAのビットローファーで使う専用のビットサンプルです。
製品版は真鍮で作るということでしたが、こちらはシルバー製。持ってみると重厚感がありとても靴につける部品には見えません。ハンドメイドでアクセサリー職人が作ってます。今月後半にSewnアトリエへ持ち込み、今隆太さんが頑張って作っているサンプルに合わせてみる予定です。
そしてこちらも度肝を抜かれました。SusieSveltがEDOandYUMEKAに作った総手縫の異端ドクターバッグです。EDOandYUMEKAのアナーキーな生き方と、鈴木さんの奥に眠る狂った部分が合わさるとこんなものが出来上がってしまうらしい。
クロコダイルレザーをそのままの形で丸々生かし、ブラックのチンギアーレと同色異素材コンビネーションを果たしています。山脈の峰のようなクロコの端をEDOさんが書いた“WALK ON THE WILD SIDE”に見立てたと鈴木さんが言っていたのを思い出しました。ちなみに底革と口枠には同じくブラックではあるもののホースヘアーがあしらってあり、禍々しい背徳的な美しさを助長しています。
高級革小物やバッグでは当たり前とされているクロコの所謂センター取りと呼ばれる革の使い方とは全くの逆を行く発想ですが、これほどまでに生命力に満ちたバッグを見られる機会は滅多にありません。殺す部分が全くないこの製法は私の胸に突き刺さり、今後SusieSveltでオーダーしたり商品を企画する際には是非参考にしたいと感じました。とはいえ、ここまでぶっ飛んだバッグはEDOさんやYUMEKAさん以外に一体誰が持ちこなせるのか?という疑問もありますから、私が自分用に作るとしたらもう少し違ったアプローチになるとは思いますが。
内装はエメラルドグリーンのシュリンクレザー。底にはパンチングで“CROC.OR.DIE”の文字が。元々ワインのボトルを入れたくてこのバッグを作ったというEDOさん、一体普段何を入れてるのかと思えば「アートギャラリーの一周年記念パーティにはワインを入れてったし、この前はスーパーで買った小ぶりなキャベツを3玉入れて運びましたね」とやはり使い方もぶっ飛んでいました。
自分のものでもないのに久々に震えるアイテムを見せてもらうことが出来、大いに刺激になりました。自分の周囲にこんなバッグをオーダーする人がいることも、こんなバッグを作ってしまう人がいることも驚きでしかありませんが、二人の感性が炸裂した良い鞄でした。
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