SusieSvelt、やはり神だった。(FAVORI→FAVORIS編)

Leather goods

さて、ストラップの次は私のFAVORIを紹介していきましょう。バッグのオーダーはオボイストブリーフケース以来です、これで我が家にFAVORIは2つですから、ブログタイトル通り複数形のFAVORISになりました。

これが、私のFAVORIです。妻はベルギーのマシュア社サドルプルアップレザーにブラックのステッチ、アンティークシルバーのファスナーで非常に洗練されたストイックな個体ですが、私は同じブラックでありながらも自分らしさを追求する仕様に。本体に採用したのはアルランのゴートの中でも厚みのあるディドロと呼ばれるヤギ革です。通常のシュリーと比べて厚い分もっちりと弾力があり、表面のシボ感も少し濃いというか自然な感じがします。

私はファスナーをブラックにし、ステッチは大好きなエレファントグレーのリネンステッチです。ここは通常ですとマシンステッチになるところですが、私はアップチャージで手縫いに変更してもらっています。エクセラファスナーの高級感のある光沢と、ゴート特有の煌びやかさのマリアージュが素晴らしい。

グリップ部の芯にはチラ見せでクロコダイルを採用。贅沢にも裏側までクロコになっています。このくらいのさりげない使い方であれば、全体の雰囲気をピリリと引き締めるのにスパイスとして最適。ハンドル部も含めて私の個体は全部手縫い。

持ってみてもやはりゴートは気持ちが良いです、革に触れるだけでテンションが上がります。この日は例によってevamevaのセットアップでしたが、サドルプルアップと比べると表情が柔和ですからカジュアルな装いにも全然違和感なく合わせられます。以前から時々書いている通り、私は素材感などによってはバッグが黒で靴が茶も合わせてしまいたい人間なのですが、このバッグはステッチが茶系なのでより合わせやすい気がする。

コマ縫いされた底面の景色。愛しさと切なさと心強さとを感じます。

妻のFAVORIはがっちりした革ですのでライニングなし仕立てですが、厚みがあるとはいえ柔らかなゴートの場合は型押しの革が張り込まれていました。内革の底には私からのリクエストでシルバーの箔押しがされたコラボロゴを入れてもらいました。FAVORIはコラボアイテムじゃないんだけど、もうこれは私の気分の問題です。格好いいでしょ?笑

よく持ち歩いているものを入れるとこんな感じ。T.MBHのおりつむスマートは必需品ですが、それ以外にも単行本などを入れてもグリップ部にかからず良いサイズ感。この形状なら本の端が折れたりすることもないので、読書好きの方にもおすすめのバッグです笑 以前妻のバッグで試したとき、愛用しているSONYのRX1RM2もピッタリ入りましたので、小型のカメラであれば収納可能。明日からはグローブトロッターのトランクとFAVORIのふたつ持ちで、金沢富山に行くんだ〜い♩

というわけで、まずはストラップとバッグの納品速報をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。両方とも明日からの旅行の相棒になりますので、実際に使ってみて感じたことや写真などをまた改めてアップできればと思います。私今回のお盆休み結構暇なので、なるべくブログ書くようにいたしますね。

P.S.

既に記事に書いた通り、さよならしたチェリーニから外して持っているエレファントのビスポークストラップですが、鈴木さんに渡してライニングの張り替え及びイージークリック仕様への変更をお願いしました。ステッチもグリーンだったものをこのバッグと同じエレファントグレーに変更していただき、完成後はNaoya Hida TYPE1Cに付けて楽しむ予定です。オボイストウォッチストラップを含む手縫いのベルトはこうしてメンテナンスをしながら長く楽しむことが出来ますから、時計好きの皆様には是非ともおすすめしたいです。

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