年が明けてからはオーボエについても色々と動きがありました。まず先月末には、久しぶりにオーケストラに出演いたしました。
私が乗ったのはチャイコフスキーの白鳥の湖の1stオーボエ。言わずと知れた超有名曲です。それにもかかわらず普段は仕事があってほとんど練習には行けず、本番当日まで曲のこともまだよく分かっていない状態。また、月末の一番大事な土日に仕事を休ませてもらっているから会社にもワガママを聞いてもらって、周りにいる方々が理解ある仲間ばかりで本当に良かったとまずは一番に感じました。
当日は気合を入れてボレロのウェディングオックスフォードを。スーツは会社からもらったブレザーと同じ生地で作ったパンツを。
ちなみにこの日はファゴット奏者の妻は出演しませんでしたが、当日係としてお手伝いに来てくれていました。妻はプレゼントしたばかりのKOKONを履いて。
リハーサルの様子。リハーサルでも派手に落ちて皆に心配されていました^^;
そして迎えた本番。久しぶりの舞台で胃がキリキリするような緊張を覚えながらも、なんとか乗り切りました。ソロの出来栄えもひとまず上々で、お客さまアンケートには嬉しいお言葉が多数あがっていました。
中には「オーボエが良かった。どういう人ですか?」と書いてくれた方も。どういう人というほどの者でもありませんが、嬉しいですね。来年は妻と一緒に出るつもりでいますから、ますます精進して参りたいと思います。
そしてこれは今月に入ってからの動きですが、オーボエの師匠から久しぶりに連絡があり、
「マリゴM2のヘッドジョイント、ほぼ未使用品のゴールドメッキの特別仕様を手放そうと思っているんだけど、M2使っている知り合いなど、いますか?」と。マリゴというのは私が使っているオーボエメーカーの名前で、M2というのはオーボエのモデル名です。M2はマリゴが開発した画期的なオーボエで、従来のオーボエとは組み立てパーツの長さが全く違います。詳しくは検索してみてください。
このM2というモデル、本来ゴールドメッキの使用は売っていないのですが、師匠とマリゴの良い関係があったからこそ特別に作られたものです。
知り合い、というよりもまずは私が一番に気になってしまって、早速師匠に一旦借りてきて吹いてみました。非常に重厚でありながら華やかな素晴らしい音色。
このヘッドジョイントだけでもボレロのブーツやFumiya Hiranoのスーツ一着分ほどの値段でしたので正直悩みましたが、こんなチャンスは二度と来ないだろうし、思い切って買ってしまいました。今年はこれで出来る限り演奏活動に積極的に参加していきたいという気持ちがふつふつと。
さらに、以前からこれも検討していたのですが、M2のケースが私のものは初期型で非常に重たかったため、ついでだし一緒に買い換えることにしました。日本にはM2のケースが売っているところはほとんどありませんが、これも師匠の力も借りながら、東京に一つだけあった在庫品を手に入れることができました。マーカスボナのオーボエケース。
サイズは一回り小さいくらいなのですが、何よりも軽い!!! これはすごいことです。オーボエくらいで重たいだなんて言っているとファゴット吹きの妻に怒られそうですが。
ブラジルで一つ一つ丁寧に作られています。
ジップを開ければそのままケース内。しっかり楽器を守ってくれますし、スワブや水入れを入れるスペースがあるのも見逃せません。
ゴールドのヘッドジョイントが手に入ってテンションが上がっているところにケースまで新しくなったものだからもう私は吹きたくてたまりません。
ちょうど、アンサンンブルに出演する機会がもしかしたら出来るかもしれませんので、それまでこの軽いケースを持ち歩いてヘッドジョイントの慣らし運転もしなくちゃいけません。
結局私の一番の趣味はオーボエですから、仕事の合間を縫って続けていきます。次は何を吹こうかな。
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