Fumiya Hirano Bespoke Suit ①

Fumiya Hiranoの四月の受注会に伺ってきました。

受注会といっても今回は私は半年前にオーダーしたスーツの仮縫いがメイン。

(事前にLINEで送ってもらった私のスーツの写真)

マリオットホテルのロビーで待ち合わせて、部屋へ。今回もずらっと番地が揃っています。

前回と同じく、月曜日の一番最後の枠で予約をし、お喋りをしながら撮影をさせてもらって、終わったら飲みに行くというのが最近のスタンダードになりつつあります。今回はFumiyaさん、大きめのブラウンのバッグを持ってみえました。スマイソン製。

靴はクレバリーのブラウン。

部屋にはもう一足・・・ボレロが。しばらく履き込まれて、新品の時より表情が増していました。

「もう一足、頼みたいんですよね・・・」とFumiyaさん。次回はストレートチップか、プレーントゥか、悩んでみえました。

手帳として持っていたのはエルメスのもの。ペンはモンブラン。

Fumiyaさんの周りにはいつも上質なアイテムが揃っていますが、自身が仕立てたスーツと合わせれば・・なるほど、むしろ引き立て役は小物たちであることに気づきます。それほどまでにFumiyaさんのスーツは際立ったオーラを放っていました。

マルティニークのOさんが頼んでいたジョンストンズのカシミアジャケットも完成していました。

基本的には生地のタグをつけずに作るFumiyaさんですが、カシミアやハリスツイード等、一部の生地だけはこうして取り付けているようです。「洗濯表示がないから、クリーニングの時にあったほうがいいかと思って」との理由だそうです。

とろけるような肌触り・・・こんなジャケットもさりげなく着こなしてしまうであろうOさん、今月末久しぶりに大阪でお会いする予定です。さすがにその時は季節外れだから着ていないだろうけど。

さて・・・つい前置きが長くなってしまいますが、肝心の私のスーツの仮縫いを。実際Fumiyaさんと会っていてもこんな調子で、いろんなお話を一通りしたところで「さて・・・やりますか」と言った感じです。話していて楽しい方だから、ついつい。

今回は初めてのパンツ、初めてのシングルジャケットです。パンツのビスポークは初めてですが、既成とは全く違うフィッティング。

横から見ると分かりやすいでしょうか、非常にクラシカルでありながらストンと美しい。サスペンダーを使ってフィッティングしましたが、完成後使用する上でも基本的にはサスペンダーで着ていこうと思っています。

ジャケットも一度着た状態で、順々にFumiyaさんにバラされていきます。しばらく無の状態で私も意識が止まっていたので、うっかり写真を撮り忘れてしまったのですが、とにかく彼に任せておけば大丈夫でしょう。

手作業のハ刺し。こういう外からは見えない部分にも手間を惜しまないことが、完成してからの全体の雰囲気に出るのでしょうね。

一部の修正を経て、次の仮縫いは十月・・・フランネル素材のスーツ、着られるのは来年の秋冬シーズンでしょうか。胸を張って着られるように、仕事もより一層頑張らなきゃ。

もう少しご紹介したいFumiyaさんの新作サンプルや、飲みに行った時の写真などがありますが、長くなってしまってのでそれについては次のエントリーで。

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