さて、昨日パンツとカフスを買って帰ってきたテイジンメンズショップですが、パンツを買ってお店から出る前、とあるアイテムに目を奪われます。
前回のブログの最後に登場したこちらです。テイメンオリジナルのトレンチコート。聞くと、三陽商会製の一枚袖の正統派コートで、こちらも閉店セールで70%オフになっているとのこと。ほお〜なかなか良さそう・・・と思って羽織ってみると、もう滅茶苦茶格好良い。トレンチコートはコヒーレンスがありますが、同じコットン100でも全然違う生地感と雰囲気を持つこのトレンチに完全に一目惚れしてしまいました。
最後の最後まで悩んだのですが、この日は棚やシャツやパンツなど色々と買ってもらったので、あまりにも一気に買い過ぎだし一旦考えるべきだと帰路につきましたが・・・だめだ、頭から全然離れない。最近はよっぽど欲しいものでない限り「まあいいか買わなくて」となるのに。
で、翌日。「もうこれは何としても手に入れないとずっと後悔するやつだ」と決心し、実家にあったプレデターの仮装用マスクやら使っていないフェリージのバッグやらを片っ端から底値でフリマサイトに出品し売り捌き、妻が仕事から帰ってくる時間までに資金を調達。とはいえ、妻は一昨日は妹、昨日は私とアウトレットに行ったばかりで、今日行けば三日連続。仕事後で流石に疲れている様子だったし、取り置き出来るなら来週の休みに・・・と思って電話してみたのですが、やっぱり難しいということ。そりゃそうですよね、あと一週間で閉店だというのにわざわざギリギリまで取り置きしておくリスクを取るはずがありません。
ということで妻には大変申し訳なかったのですが、即刻愛知三重を再び往復しマイサイズ最後の一着を捕獲してきました。
ゴワゴワっとしたコヒーレンスギャバジンと、つるっとしたテイジンの玉虫色トレンチ。袖のバックルも真鍮とレザー、ボタンの色も異なっていてこれなら使い分け出来そう。
ライセンスとはいえずっとバーバリーを作ってきた三陽商会製ですから、仕立てやパターンはもう当然お見事。昨年はサンヨーエンジンのタイロッケンコートなど若い世代にも再び支持されつつある三陽商会、詳しくは知らないけどエンドウダイキさんたちもお付き合いがあるみたいだ。
襟を立てて男臭く着るのが良さそうです。何よりこの色味、スージースヴェルトコラボバッグと間違いなく合うし。
インバーテッドプリーツのバックスタイル、ベルトはポケットに突っ込んでも結んでも良い。
残念ながら無くなってしまうテイメンの素晴らしいコート、最後に出会うことが出来てよかった。閉店の報せがなければ、立ち寄らなかったかもしれないし、むしろもう無くなってしまうんだと思うと余計に欲しくなるようなタイプの人間だから、全然ブランドに貢献出来なかったけど、このコートはずっと大切に着ていきます。
店員さんたちも、親切にしてくださりありがとうございました。最後まで真摯な対応、一生忘れない買い物になりました。またいつか、元気にお会い出来ることを祈っています。
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