さて、遂に納品が完了したオボイストブリーフケース001。ご協力いただいたのはzen_chikoさん。お届けされたバッグをお手にされてのご感想などは、後日別途アンケートとともに紹介したいと思いますが、まずは先日の撮影会で収めてきた001の写真たちをご紹介です。前回の000編と見比べていただき、各バッグの仕様の違いを確認しながらお楽しみいただければと思います。
zen_chikoさんが選ばれたのは、私と同じダークグリーン。ただし、錠前はゴールド、そしてステッチカラーはカーボングレーをご選択されました。今回のコラボバッグで面白いのは、全3色展開のバッグでありながら、錠前・ステッチの組み合わせまで同じ個体は一つもないということです。オーナー様に了承を得ながらにはなりますが、なるべくこのブログでも各オーナー様こだわりの仕様について都度紹介していければと思っています。
奥が000、手前が001です。出来立てホヤホヤですからまだパンパンに革が張っている状態です。000は使用から1ヶ月が経過しています。PCなど荷物を入れて運んでいますので、少しだけ革が解れて柔らかい表情に変わってきているのが見て取れます。とはいえ、カーボンや栃木レザーなどで要所要所補強が施されたバッグですから、型崩れの心配はありません。ハンドルの付け根も大変しっかりした作りになっていますので、重い荷物を入れても安心なのです。
私も実は最後まで迷っていたのがこのカーボングレーのステッチでした。ぱっと見では目の錯覚で本体同色にも見えるほどグリーンの革によく馴染んでいます。鈴木さん曰く「グリーンのステッチ以上にグリーンの革に馴染みの良い色」ということでした。ゴールドの錠前も非常に美しいですね。
シルバー錠前ベージュステッチの000と比べると、鞄により重厚感が付与されているように思います。
サルトリオのコットンスーツにマルヤスで仕立てたプルオーバーシャツを着た鈴木さんの手に。ベージュのスーツにもダークグリーンはよく馴染みますね〜。zen_chikoさんが持つと、きっとよりお似合いになることと思います。不思議なのですが、オーダー主が身に付けたときに最もそのバッグは輝いて見えるものなのです。鈴木さんもオーナー様を思いながら一針入魂で一つずつ仕立てていますから、私には000の方が、zen_chikoさんには001の方が必ずマッチするはず。
Instagramのハッシュタグで鈴木さんが“#kakae”と投稿していましたが、文字通り小脇に抱えてもサマになるバッグです。ラウンドボトムが優しく掌に当たるのが心地良い。
一時的にいとしゅんに持っていてもらったときの写真。「爪が当たらないように!」「傷つけないように!」と私から言われて恐る恐る両手で支えていました。この写真がステッチの確認をしやすいので掲載しておきます。
撮影会のために徹夜で仕上げた鈴木さん。コバの仕上がりで気になる点があるようで、001のサイドシルエットをしきりに気にされていました。撮影会が終わったあと、最後コバを削り直して手磨きにて納得するまで磨き上げたそうです。こうして縦に持つのもダンディですね。
いかがでしたでしょうか、2回に分けてお送りしてきた記念ロケ撮影記事。いつもとは違った場所で撮影することで、バッグの魅力がより立体的にお伝えできたのではないかと勝手に思っています。改めましてzen_chikoさん、快く撮影にご協力いただきありがとうございました! 末長く人生に寄り添うことの出来るバッグになってくれれば幸いです。
鈴木さんも、お忙しい中休日返上での撮影、ありがとうございました。続いて002の製作も頑張ってください♪ 次はトープのお客様、002にもオーナー様の並並ならぬ思い入れが・・・乞うご期待!
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