Oboist Briefcase 005

SusieSvelt×Oboist

Oboist Briefcaseプロジェクトもいよいよ折り返し、005が完成いたしました。完成した当日、発送直前のOboist Briefcaseを鈴木さんに見せていただきました。

005のお客様はブログ経由で一番最初にご注文メールをいただいたO様です。トープにハバナシガーステッチ、ゴールド錠前という暖色系でまとまりのある組み合わせ、果たして出来栄えは。。。

なるほど・・・これもまた素晴らしいです。革の色よりハーフトーン明るいステッチで控えめな華やかさがありつつ、ゴールドの錠前の主張もあります。

言うまでもなく革は天然素材ですから、一枚一枚色味が若干異なります。002のいとしゅんと比べると、005の方が若干赤みが強い気がいたしますが、それが却ってハバナシガーのステッチと好相性に。002はもう少しグレイッシュなトープでしたから、アイスグレーステッチのいとしゅん個体とよく合っていました。この辺りは鈴木さんの感覚で全体のバランスを考えながらどの革を誰に使うか考えているのでしょうが、流石です。

こうして眺めていると「やっぱりカバンっていいな」「手縫いって素晴らしいな」と。一針ひと針意思を持って力強く進むステッチ、届いたら是非指の腹でなぞってみて欲しい。私たちが二人で選んだタイガーワックススレッドによって引き締められた革の立体感が感じられるはずです。

オボブリの特徴である贅沢な一枚革。どこを抱えても継ぎ目がないのでシュリンクレザーの丸みのある優しい感触がダイレクトに伝わってきてとても気持ちが良いです。

005は内装の配置が私のものとはちょっと異なります。大きなサイズのスマホが入るように設計されたMAX用ポケット。本来スマホポケットの下に隠れるように取り付けられるAirTagポケットは、この場合背面部への影響(下部あたりにAirTagポケットのあたりが出てしまう恐れ)を考えて横に移動させました。

毎日のように活躍している私の000と比較。お客様分と比べるために並べて撮るたびに、000が小慣れていくのが分かってとても楽しいです。まだ緊張感の残る005、O様の手でどのような表情に育てていただけるのか。

並べてみるとゴールド錠前はよりリッチな表情が出ますね。クリーンな印象のシルバー錠前とどちらも甲乙つけ難い。時計型バックルは到着後、お客様の手によってキーナンバーを設定していただいております。

10個のオボイストブリーフケースが全部出来上がったら、オボブリ総選挙やりたいですね。それぞれ魅力溢れる個体ばかりですが、読者の方の推しブリを聞いてみたいです。

004をオーダーされたお客様はスージーの常連の方だそうで「私の分は後回しで良いから他の方をどうぞ優先して進めてください」と仰ってくれているとのこと。手縫いの004はお言葉に甘えて9番目に作らせていただくこととし、次回以降完成してくるのはいよいよマシン仕立てのお客様になります。手縫い→マシンとするのは単純ではなく、作り方を色々工夫する必要があるそうです。006はオボブリ唯一のブラックエディション、完成した姿がとても気になります♪ タイミング合えば次回も発送前に写真を撮らせていただこうと思います。続報をお楽しみに!

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