甥ママと甥パパ、初めてのオーダーシューズ。

Diary

今週の休日、日中は大須でジーンズの裾上げなどして過ごしていたのですが、夕方から妻の妹(以下甥ママ)と3人でアウトレットに行ってきました。来月誕生日を迎える彼女から「誕生日プレゼントにドレスシューズが欲しい」と革靴が好きなaya姐に相談があり、2人で探しにいくところに私もついて行ったのでした。

しかし思うようなものはなかなか見つからず困っていたので「オボイストモデル作ってくれてるSewnで好きなようにオーダーしちゃえば良いじゃない」と提案すると、トントン拍子に話が進んですぐに隆太さんに連絡を取り、翌日夜には甥パパも含む4人で豊橋のSewnへ行くことになりました。色々と話をしていると2人ともちゃんとした(?)革靴はこれまで買ったことがないというので、ついでに甥パパもなんか頼んじゃおうぜと。

というわけでみんな揃ってSewnにやってきました。アトリエに入った瞬間「革の良い匂いがする〜」と興奮気味の彼ら、作業場の様子を物珍しそうに見て、まるで遊園地のアトラクションのように楽しんでくれました。私は逆に来すぎて麻痺していますが、確かにSewnのアトリエは他の靴屋さんと違ってお客様からアトリエが一望出来るようになっていますので、「ここで靴が生まれるのだ」という実感を持ちやすく感動するかもしれません。

まず主役の甥ママ、元々紐靴をご所望でしたが、展示会用に少しの間借りている私の母のオボイストモデルがありましたので足を通してもらいました。これはこれで可愛いし履きやすくて良さそうなものですが、本命は・・・、

こちら、Sewnでレディースのパターンオーダー靴として用意されている4アイレットのオックスフォードシューズです。セメント製法で作られるこちらはソールも非常に薄くコバの張り出しもなく美しいシルエット、細身の甥ママによく似合っています。ちなみにレディースのパターンオーダーシューズはこの他にパンプスとミュールの3モデルがラインナップされており(写真2枚目奥の2つ)、元々オボイストモデルが生まれたのは2019年に「レディースでは既に展開しているパターンオーダーシューズのメンズラインを作りたい」という相談を受けたのがきっかけでした。今ではオボイストモデルシリーズも4モデル発売され、メンズレディースともにSewnではパターンオーダーの仕事が増えつつあります。

甥ママ人生初の足の計測。モデルは先程のオックスフォードで決定し、レザーソールは滑るのでハーフラバーをオプションで選択。悩ましいのはどんな革を選ぶかですが、ブラウン系のスムースレザーというお題を受けて、ベガノカーフのダークブラウンとインカスベビーカーフのダークブラウンを提案。しばらく悩んでいる間に、今度は甥パパの試着会。

甥たちがまだ小さく玄関でもたついている余裕はないので、甥パパにはオボモが良いんじゃないかと思ってはいましたが・・・想像よりだいぶ似合っていました。いつもビルケンシュトックをヘビロテしている彼も試着したオボモを気に入ってくれたようで、クレープソールの柔らかい履き心地にもご満悦でした。オボモは重度の革靴沼にハマっている方からも「一足あるとめっちゃ便利」と定評がありますが、革靴に慣れていない方に選んでいただいても履きやすくオススメです。

こちらも色で悩んでおり、イメージを見るためにベガノカーフダークブラウンのオボイストブーツも試着してもらいました。どっちも似合っていますが、この辺りで甥ママの靴はベガノダークブラウンに決定していて「せっかくならお揃いの革で作りたい」という甥ママの要望により今回はダークブラウンのオボモをオーダーすることに。

早速甥パパも初の計測。甲高幅広の私とは真逆の甲の低い足で、足長で合わせると少し甲の部分が余ってしまいそうでしたが、ハーフサイズダウンをすることでちょうど良い感じになりそうです。「黒もいいね」としきりに口にしていたので、そのうちおかわりオーダーしてもらえるのではないかと私も期待しています。

お会計を済ませてオーダー完了。オボイストローファーがお陰様で順調なこともありSewnでは現在オーダーが立て込んでいて納期が大体半年くらいになっています。甥ママの誕生日には間に合いませんが、待っている間もワクワク出来る点がオーダーメイドの良いところ。仮縫いも有りでお願いしていましたので、タイミングが合えばそちらも同行して写真を撮らせてもらおうと思います。

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