邂逅

Diary

今年の中頃に妻が新しい仕事を始め、私が年末年始の連休の間も妻は頑張って働いていて「今回は何も予定ないし読書でもして静かに過ごそうかな」と思っていたのですが、案外毎日いろんな人が遊んでくれています。初日は職場の後輩と二郎系ラーメンを食べに。洋服などには全く無頓着な彼は全くブログ映えしませんが、私の最初の部下の一人なので可愛がっていて仕事後にも時々一緒にご飯を食べに行きます。YouTubeなどで関東の店舗の食レポを見ていて一度行ってみたいと思っていたラーメン豚山が名古屋の栄にオープンしたとのことで、オープン前からの列に並んで食べてきました。

食券を購入し席に着くと分かりやすくコール方法が書いてありますので初めていく方でも安心。愛知県の中では絶対ココ!という二郎系が私にはあるのですが、そこでいつも200gを食べるところ今回は250gに豚がたっぷり5枚乗った小ブタを全マシで。

二郎は豚→野菜→麺の順で食べるのが鉄則と思っているタチ、いつも通り豚からパクパク食べていきました。程よい塩気のあるクタ野菜にボリューム感のある豚で美味しかった。ちゃんと食べ切れましたが、やっぱり麺は200gくらいがちょうど良いかな。

ラーメン食べて解散!でも良かったのですが「行きたいところがあるので付き合ってほしい」と言われついていくと金運が上がると評判の神社に。パチンコと飲み代に給料が溶けていくタイプの彼は、ギャンブルのツキが悪くなるとここへお参りに来るそうです。一度もそういったお店に行ったことのない私にはよく分かりませんでしたので「新しい職場でも妻が楽しく健康に過ごせますように」と手を合わせました。

お参り後に「どこか行きたいところありますか」と聞かれたので東京旅行時にナオキさんが紹介してくれたグリッチコーヒーの名古屋店に行ってみることに。名古屋店はナインアワーズというホテルの1Fに入っていて、東京よりも奥行きがあり席数も若干多そう。お洒落なお客さんが多く若干尻込みしている後輩を連れて店内へ。

東京と同じく一人ずつカウンセリングするようにオーダーを取っていく形式で、好みを伝えた上で豆の香りを試させていただき、今回も2種類の飲み比べセットをお願いしました。

「うまっ!お洒落な人の休日はこんな感じなんですね〜!」と大袈裟に驚く後輩。二人ともこの日飲んで美味しかった豆を買って帰りました。ゆっくりコーヒーを飲んで話していると「セーターが欲しい」と言い出したので、お兄さんに任せておきなさいということでベストバイ1位に輝いたevamevaへ。「5,000円以上の服買ったことない」という彼にセーターとパンツを試着させたら「自分じゃよく分からないけど確かに着ていて気持ちいいしせっかくなんで買います」と値段もよく確認せずに即決。

ついでに普段ジーンズが多いという彼に、ジーンズにもevaで買ったパンツにも合うような靴を見繕って差し上げました。リプロダクションオブファウンドのジャーマントレーナーは私の数少ないスニーカーコレクションの中でも気に入っているモデルで、白は坊主頭の彼が履くと中学生みたいになってしまいそうでしたのでグレージュをすすめてこちらも購入。「たまでいいからパチンコ行くお金で良い靴を一足買うようになさい」とアドバイスし、珍しい買い物をして満足げな後輩との休日は終了。

翌日。後輩と来たばかりの栄に二日連続で向かい、この日は高校時代からの親友と二人で忘年会。昨日の後輩が教えてくれた美味しい焼肉屋がお目当てです。いとしゅんにもオススメを聞いたのですが、あいにくどこも電話が繋がらないか予約が取れずでして。

なるべく会う人に関係する服を選びたい派の私は、親友と訪れたベトナム旅行先でオーダーし24時間で完成したビスポークライダースに、MaruyasuのオボイストプルオーバーシャツブラックフランネルVer.を。ブラックウォッチのオボイストトラウザーズを単品使いで穿いてみました。

このライダースも早いもので手に入れて3年が経過しますが、着るほどに格好良くなっていきます。日本では考えられないような価格でオーダー出来てしまったものだから、シングルライダースが欲しいなと探しても値段を見ると買う気が失せてしまう罪な一着です。

予約しておいたカウンター席に座り「当日おまかせコース」というのがあったのでそちらを注文。妻以外といる時は外で滅多に飲まなくなっている私ですが、絶品の肉を楽しみながら珍しく生中を2杯ゆっくり飲みました。肉はどれも超絶に美味くて感動モノ、「亀の甲」などなかなか聞いたことのない部位の肉を出してくれたり、こちらのリクエストにも柔軟に対応してくれて楽しく過ごすことが出来ました。肉以外にも陽気な店長さんが「これうまいっすよ、僕の奢りっす」と時々出してくれるサービス品も本当に美味くて、中でも糖度の高いフルーツトマトのトマトダには感動しました。冷麺で〆たつもりでしたが「石焼ねこまんま」なるメニューが気になり最後にシェアして食べました。生卵に鰹節とチャンジャが入ったこちらも最高ですので、行かれる際は是非食べてみてください。コース以外に追加してしっかり食べて飲んだ割に料金がコース料金とあまり変わらず「店長さん合ってます?大丈夫?」と確認すると「大丈夫、しっかりぼったくってます!次の予約の時に楽だからLINE交換しましょう」と最後まで陽キャな店長さんを友だちに追加してお店を出ました。

焼肉後はそのまま帰るつもりでしたが、ちょっとだけ寄り道。18歳の頃から10年以上通っていた美容院、途中で親友も紹介し彼は今でも通っているそうですが、私はNaoya Hidaを購入すると決めたタイミングからここ3年ほどは妻に切ってもらっています。何でも器用にこなしてくれる妻はヘアカット技術もみるみる上達し、自宅の風呂場で完結するカットが今では当たり前で心地良ささえ感じているのですが、ずっと担当してくれていた美容師さんにはちょっと申し訳ない気持ちもあり。私が坊主頭と二郎を啜っている頃にここで髪を切っていたという親友が、美容師さんから「オボ君によろしく」と言われたのを思い出し、せっかく近くなんだから顔出していけよと。客でもない私はちょっと気後れしていましたが、通い続けている彼が一緒ならいいかなと。

3年ぶりに美容院という空間に足を踏み入れましたが、以前と同じ良い匂いが漂っていて懐かしく感じました。アポなしで急な訪問でしたが、担当の方はちょうど最後のお客様のカットが終わったところで久々の再会。全然変わらずお元気そうで、なんだかとても嬉しく感じました。「たまにはおいでよ」と言ってくれたので、普段は妻のカットで十分ですが年に一回くらいはリフレッシュも兼ねてやっぱりお願いしに行きたいなと。過去に20人くらい友人を紹介したので、この美容師さんに会うとなかなか会えない旧友たちの近況も聞かせてもらえるんですよね。

お土産に以前使っていたワックスとジェルをゲットし、酔いも手伝って良い気分で帰路につきました。二郎と焼肉、全然ファッションブログらしくない記事で申し訳ありません^^; 今も昔も周りの方に恵まれて、幸せな人生だと改めて実感している年末です。

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