SHINYA名古屋2023スタッフのオボです。

Clothes

今年も名古屋で開催されたSHINYAの受注会。今回は事前にシンヤさんから「手伝って欲しい」と連絡があったので、もちろん会社を休んで駆けつけました。いちファンである自分が、そのブランドの受注会に足を運んでくれるお客様に商品の良さを訴求する・・・なかなか出来る経験ではありませんので、貴重な機会をいただいたシンヤさんには本当に感謝しています。

会場は東別院に少し前に出来たばかりの無茶苦茶格好良い歯医者さんに併設されたカフェ兼シェアスペース。歯科の院長先生が元々SHINYAのお客様で、歯科医として独立をされる際は白衣のデザインをシンヤさんが手がけていたり、このお洒落すぎる空間は一級建築士である奥様が手がけていたりと、センスの塊のような素敵なご夫婦でした。ぁ、先に告知だけさせてもらうと、この場所が気に入り過ぎたので、例年通り10月に開催するSewn shoe-maker×Oboist受注会はココで開催します。

もちろんこの日はSHINYAの服を中心に。和紙ブロードのシャツの下に着たプルオーバーだけはevamevaですが、東京で買ったブリーチジーンズもハッチグレインの靴もSHINYAです。この日接客していて反省したのは、SHINYAの新しい服のディテールや価格が完全には把握できていなかったこと。勝手知ったるいつものメンバーから「これとこれでいくらですかスタッフさん!」と聞かれて「大体10万あれば買えるくらい」などとアバウトな回答を連発していたのはネタ的にはアリでしたが、次回以降は正確に答えられるように勉強していかなきゃなと。いくらそこの服が好きでも、いくら営業力があっても、押されるべきポイントはしっかり頭に入れておかないと魅力を最大限伝え切ることは不可能だと痛感しました。

12時スタートのこの日は20分くらい前に会場入りし、シンヤさんが到着されるまでの間に先に一人で商品を拝見。入店して左側のラックにはベストやライダース、コートなど今年の秋以降にデリバリーされる予定のアイテムが並び、奥と右手のテーブルには既に完成してオンラインサイトでも在庫購入が可能な商品群が陳列されていました。匿名性が高く、無駄が無く、精緻で清潔なSHINYAの服は独特のオーラを纏っています。ファン歴3,4年の私はまだまだ浅瀬にいますが、どっぷりハマるファンが多いのも納得です。商品全部欲しくなるブランドって、私が知っている限りSHINYAくらいです。捨て曲のないアルバムのような作り込まれたコレクション。

ここでシンヤさんが会場に到着。この日は私が呼んだお客様とシンヤさん側で予約が入ったお客様がオープンから早速来店があり、終始混み合っていましたが、合間を見てお客気分で試着して悩む私にもシンヤさんは丁寧に商品説明をしてくれました。そしてその受け売りをご来店される皆様に私から展開し、結果的に欲しいものが在庫僅少になっていくという無情なスパイラル。良いんです、名古屋にSHINYAのファンが増えてくれれば、私はそれで良いんです。

SHINYAの服が好きな感度の高いお客様は、お付き合いされている彼女さんもお洋服好きが多いようで、パートナーの方とご来店される方もたくさんお見えでした。SHINYAではウィメンズ商品は今の所シャツワンピース1モデルだけですが、メンズのアイテムを女性が試着されても非常に洗練されていて格好良かったです。

シンヤさんサイドから予約された方の中にも、私のことを知っていて「いつも見てます」と声をかけてくれる方がたくさんいらっしゃり、大変嬉しく思いました。こちらの方は「オボイストさんに影響されて、僕もT.MBH買ったんです」と葉合わせカードケースを見せてくれました。レザーリーフオーダーシステムを使って岡本さんから直接購入されたようで「岡本さん、本当に良い人ですよね」としばし盛り上がりました。

14時以降は私のイベントにいつも来てくれる皆さんが到着。ジャコメッティなど私のコレクションをいくつか継承してくれている私のことを過大評価してくれるSさん、先月ペルティコーネの受注会で名古屋に来たばかりでまるで近所に住んでいるかのように錯覚してしまうけど本当は関西在住のポテロンさん、昨年秋のSewn受注会で初めてお会いした際オーダーいただいたオボイストローファーを履いてきてくれた汗だくさんの後輩のSさん。

ポテロンさんの腕にはシールスキンで仕立てたオボイストウォッチストラップが。遠隔でのオーダーでしたがサイズもぴったりで安心しました。グレーのステッチも時計の雰囲気によく合っていて素敵です。

ランゲ1が眩しい汗だくさんは一緒にSHINYA青山でジーンズを試着した際、脚が長すぎてサイズが合わないことが既に分かっていたのでおすすめする気はありませんでしたが、サイズ3のシャツやコートを試着られたところ半端じゃなく格好良く決まって無事誤爆。奥さんのぱにさんは首にオボイストアートスカーフをキュッと可愛く結んできてくれてましたが、SHINYA会場に着く前に周りのメンズからレベルソ用のストラップを2本もゴリ押しされて買わされてしまったようで、絶対着たら似合うだろうなと勝手に思っているSHINYAのシャツワンピースはまたの機会に提案しようかと。いやしかし、グリーンのストラップで夏仕様に衣替えされたレベルソ、大変お似合いでした。

受注会で特に人気だったのはライダース。グイディカーフとベビーカーフがありましたが、結構皆さん見てる限りグイディを選ばれてるケースが多かったです。マットな質感がSHINYA以外の服にも合わせやすいのかな。

人の波が引いたところで、ちょうどよくボレロの渡邊さんとSusieの鈴木さんがご来場。院長が仕事中に着ているシンヤさんデザインの白衣を特別に試着させてもらっていました。鈴木さんはその場で試着されたリネンのシャツを気に入られてオンラインで決済してました。シンヤさんが私物として着込まれたリネンをその後私も試着させてもらったら、確かに新品時と比べてよりトロトロな気持ちの良い質感に変化していて、真似して鈴木さんと同じものを買おうと思ったらサイズ3が鈴木さん分でラス1・・・でしたので、私は今月末に完成予定だという新型のリネンシャツを買うことにしました。(既にシンヤさんにお願い済み)

最後の枠でご来場されたIさんは、とても珍しい時計をしていらっしゃったので写真に撮らせてもらいました。マークチョーさんともコラボレーションしていたH.モーザーの時計で、代名詞と言っても過言ではないベンタブラックの文字盤にムーンフェイズが配置された世界50本の限定品。時計はこれ一本のみしか持っていないらしく「これを見た時“これだ!”と思って飛び込んだ」とのことでしたが、最初の一本としてモーザーを選ばれるあたりやはりかなり(良い意味で)変わった方だなと。非常にクレバーでユーモアもあり、素敵なお客様でした。こちらのIさんとは受注会後の打ち上げにもご一緒して、お仕事の話など色々と聞かせていただきました。

打ち上げ会場はおかてつさんが選んでくれて、世界各地のいろんな料理が楽しめるお店でした。Iさん、おかてつさん、ボレロスージーSHINYAワタシというメンバーです。Iさんは周りに服や靴を語れる方がほとんどいないようで、これから是非仲良くさせていただいてイベントなどでまた是非お会いしたいと思える人物でした。鈴木さんはシンヤさんと何やら打ち合わせ? これからみんなが繋がってどんな連鎖反応が起きるか非常に楽しみです。シンヤさんとは番外編でこの二日後にも行動を共にすることになりますので、それについてはまた後編で。

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