THE TRUNK BY OBOIST開店【初日編】

THE TRUNK BY OBOIST

THE TRUNK BY OBOISTのオープニングイベントが無事終了しました。想定を遥かに超える大盛況ぶりで、ご来店いただいた皆様に心より感謝申し上げます。内容が濃過ぎて振り返るのも大変ですが、どんな様子だったのかをこの記事でご紹介できればと思います。

約4ヶ月に渡り準備を進めてきたTTBOがいよいよオープンの時を迎えます。初日のみ来店予約不要としましたので、実際にどれだけの人が集まるのかは蓋を開けてみるまで分かりませんでした。「これだけの自信作を実力のある方達と準備したのだから、きっと大丈夫」と頭ではわかっているのですが、お店を持っている以上ちゃんと経営していかなければならないのでドキドキでした。初日は何を着ようか悩んだのですが、やはりTTBOのスーツに時在服飾設計の別注TOBARIを合わせて、atelier meisaのスカーフを首に巻きました。

初日のみTTBOだけではなくビル6階にあるテラスとラウンジをレンタルしたので、そちらではこの日のために作ってもらった別注マカロンとノンアルコールドリンクのサービスも。結果的にこの部屋がなかったらとてもじゃないけど運営ができないような混み具合でしたので、ラウンジを借りたのは正解でした。ラウンジの設営やお客様対応はatelier meisaデザイナーとして参画している妻と、妻の妹夫婦にお願いしました。この3人は本当によく働いてくれて、イベント初日成功の立役者です。本当に感謝しています。

マカロンはTTBOのイメージカラーであるグリーンを出すために京都から何種類もの抹茶を取り寄せてブレンドしてもらったものです。非常に好評でしたので今後も大型イベント時にはなるべく準備したいなと思っています。作ってくれたのは&cakes8°という私と妻が大好きな安城のケーキ屋さんで、シェフとは一緒に服の買い物に行ったこともあります。フォルメの靴やアケヨスオホスヴェルデスの服などを着るお洒落な方で、初日の午後にご来店。一緒にケーキ屋さんを経営されている奥さまとSewnの靴のペアオーダーと、時在服飾設計の別注シャツをオーダーいただきました。

私は精神統一のためにもかなり早い時間にTTBOに入っていましたが、10時の開店に合わせて運営側の方々も続々と到着。みんなで設営を頑張ります。ゲートレッグテーブル上はDecoの内藤さんのスペース、奥の部屋はTTBOスーツの採寸や時在シャツやSHINYAシャツの試着室として利用しています。SewnについてはTTBOオボイストモデルや私のこれまでのオボイストモデルシリーズサンプルをメインルームに設置しつつ、採寸や仕様決めはラウンジで行うスタイルとしました。

そして10時になり、お客様のご来店が始まります。初日は特に一日中予約が入りっぱなし。最初のお客様はもう10年以上ブログを読んでくれているという読者様のご夫婦でした。お会いしたのは今回が初めてでしたが、Decoの時計を目当てに遊びにきていただきました。時計は検討中となりましたが、6階のラウンジで妻からご紹介したatelier meisaの作品をご購入いただきました。奥の部屋にいるのがオープン直前まで部屋作りの細部の詰めを行ってくれた私の妹夫婦です。自分たちの結婚式用のスーツを旦那さんと選びにきてくれました。ドーメル・インペリアルジェイドを使ったスーツを作ります、クオリティはもちろん縁起まで良いという当店最高級の生地です。

京都からは同じく古くからの読者様であるしちょさんが遊びにきてくれました。マルヤスオボイストプルオーバーシャツの変化型と時在のリネンシャツを重ね着。地の利を活かして既に藤井大丸の時在で採寸を済ましてくれていたしちょさんは、奥様用とご自身用にTTBO別注TOBARIをオーダーいただきました。当店のために譲ってくださったレジ端末類もしちょさんに見てもらえて良かったです。しちょさんと一緒にさとしさんもご来店されて、生地を悩んだ末にスーツのオーダーを入れてくれました。

オボイストモデルやRENDOなどを継続的にオーダーしてくれているKさんも「何買えば良い?笑」とお祝いに駆けつけてくれました。綺麗に磨かれたオボイストモデルを履いてきてくれたのですが、写真を撮り忘れてしまいました。初日はとにかくスーツのオーダーが立て続けに入り、初日だけで7着。岩田さんに加えて小島さんが初日のみお手伝いにきてくれましたが、2人が揃っていなかったら確実にパンクしていました。

たくさんの方にご来客いただいたので写真を撮る暇もなくて、昼過ぎ頃からの内容がガッツリ抜けてしまっているのですが・・・オボイストモデルやオボイストシャツなどが出るといつも2つずつオーダーしてくれるKさんにはスーツにハンガー、TOBARIとSHINYA、atelier meisaのスカーフと今回もガッツリお買い物を楽しんでいただきました。と同時にオーダーいただいているオボイストブーティの仮フィッティングも済ませていたので、全身ほぼコンプリートです。妻ともたくさんお話ししていただいたようで「優しい人でひろくん(私)と気が合いそう〜」と後日話していました。

おかてつさんも午後に来店してくれました、彼と汗だくさん、さとしさん、しちょさんからは連名でお祝いのお花とウェッジウッド製のカップ&ソーサーをプレゼントしてくれました。後日汗だくさんから聞いたのですがとても高価な品で「あの店に絶対合うはず」と4人で選んでくれたそうです。気を遣わせてしまって申し訳ない。このカップは特別なものとして、自分専用品にします。

奥さまとお嬢様とご来店されたSusieSveltの鈴木さん、そしてEDOさんからは二人の合作で菓子切りケースをいただいてしまいました。ヴォースイフトのダークグリーンに山吹色のステッチは、私が今Susieと企画中のブリーフケースと同じ色合わせです。菓子切りはEDOさんのハンドメイドで、中には赤福専用のものまであります。

店舗が混み合っているタイミングで、聞き覚えのない電話が鳴っているなと思ったら初めてのTTBO店電への着信であることに気づき、慌てて電話に出ます。「インスタでマストタンクのポップアップについて見たんですけど」とのお問合せで、男性お一人でご来店いただきました。インスタプロフィールからiPhoneのマップアプリで見ると何故か全然違う場所が表示されてしまう(Googleマップは問題なし)ので、場所の確認でのお電話でした。ご迷惑をおかけして申し訳ありません、現在修正依頼を何回か送っているのですがいつ直るのか・・・。こちらのお客様は奥様用での購入を検討いただいており「妻と相談してまたきます。こういうお店、三河には全くないので是非頑張ってください」と応援のお言葉を頂戴しました。

東京から駆けつけてくれたナオキさんは、事前にご提案したいスーツの生地を決めていました。W.BILLのコットンで作るTTBOスーツ、絶対にナオキさんに似合うはずです。濃いネイビーでオーダーをいただきました。W.BILLのコットンとアイリッシュリネンについては、当店では一番お値打ちなクラス0に設定させていただいております。スーツで134,200円、ジャケット単品なら驚異の95,150円です。生地によって3つの価格設定のみ、オプションなどは込みの値段にしているので、途中小島さんや岩田さんから「この生地なんですけど・・・本当にクラス0で大丈夫ですか?」と心配される場面もありました笑 スーツはTTBOとしても積極的に押し出していきたいアイテムなので価格設定もかなり頑張っています。その分いろんな方に気に入って着ていただければ嬉しく思います。

ラウンジの利用は17時までとしていましたので、17時から初日の閉店時間18時までの間のTTBO店内は人数がピークに。Sewnと私を繋いでくれたそろそろさんはTTBOシグネットリングをシルバーでオーダーしてくれましたし、大塚さんもインペリアルジェイドでスーツをオーダーしてくれました。スーツ職人のためにスーツを作るのに小島さん岩田さんも少し緊張していましたが、良い交流が生まれて良かったです。

横浜からはT.Shirakashi Bootmakerの白樫さんと、名古屋を代表するビスポーク靴店Boleroの渡邊さんもご来店です。わちゃわちゃとしていて十分にご案内ができませんでしたが、白樫さんのトランクショーも秋冬あたりで計画していますのでその際はもう少しゆっくりお話ししたいなと思っています。渡邊さんと白樫さんは元々交流があったそうで、この日はBoleroのアトリエに寄ってから二人で来ていただきました。

もっともっと営業していたかったのですが、この日はTTBOと関わってくれる職人さんたちを中心に懇親会の予定でしたので、最後は「はい!終わり!本当にありがとう!」と言った感じでバタバタっと店を閉めて懇親会会場へ移動します。

TTBOイベント運営側のaldexの二人とSewnの隆太さん、Decoの内藤さんをはじめ、マルヤスの安井さん、EDOさん、Susieの鈴木さん、白樫さんと渡邊さん、大塚さんと豪華なメンバーで。1階の韓国料理屋の一室を貸し切ってみんなでわいわいとサムギョプサルパーティです。

この日ばかりは私も達成感で結構飲んでしまいました。こんなに美味いビールを飲んだのは初めてです。私は安井さんの隣の席でしたが、安井さんからは「オボイストさんとコラボするようになってから、お客様の年齢層がぐっと若返って、いきいきしています。今までチャレンジしたことのなりシャツ作りをすることもとても勉強になりますし、生き甲斐になっています」ととても嬉しいお言葉をいただきました。内藤さんは周囲への細やかな気配りをしてくれて全く気の利かない私をフォローしてくれました。

白樫さん側のテーブルの方にもお邪魔して色々とお話しできました。Webショップで海外からのオーダーも度々入るというT.Shirakashiが安城の居酒屋にいるというのもなかなかレアな光景です。私がお願いしているブーツも少しずつ製作を進めてくれているようで、完成が待ち遠しくなります。

白樫さんと渡邊さん、安井さんは一次会でお帰りになりましたが、飲み終わった後はTTBOに戻ってコーヒー会。ナオキさんが持ってきてくれた贅沢な豆を使ってひたすらコーヒーを淹れ皆さんに振舞いました。私自身ももちろんいただきましたが、非常に美味しくて小島さんや岩田さんも大興奮でした。

スーツ職人の3人は服作りのコアな話でかなり盛り上がっていました。作り手のみで集まるのも良いですね、作るものは違っても共通の意識はたくさんあるのではないでしょうか。もっとも私自身は何も作ることができませんので、想像するしかありませんが・・・笑

最後にみんなで集まって集合写真です。こうして見ると相当、濃いメンバーですよね。翌日この写真を見たある友人からは「猛獣使い」と呼ばれました。見た目は確かに厳ついですが、猛獣どころかみんな心根の優しい人ばかりです。たくさんの作り手に支えられてTTBOは成り立っています。こうして大盛況のうちに初日の営業は終了しました。多くの方々のご支援、本当にありがとうございます。長くなってきたので2日目の様子については次回にしておきます。

P.S.

職人たちが帰っていった後の23時頃から翌日に向けて片付けと準備をしていたのですが、一度帰っていた妻が頃合いを見計らって手伝いに戻ってきてくれました。妻の協力のおかげで25時頃には全て終わらせることが出来ました。誰よりも私のことを近くでサポートしてくれる妻には特別感謝しています。その証に翌日、カルティエのマストタンクを妻用にもプレゼントすることにしました笑

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