年末くらいに完成予定と聞いていた文二郎のビーバーハット。今日のお昼頃、見慣れぬ電話番号から着信があり出てみると三越の担当者さんから「少し早くお帽子が出来上がりました」ですと!? 嬉しい誤算に興奮が止まらず、午後は仕事が手につきませんでした。このままでは明日の仕事にも支障を来しかねないと、会社のためにも今日は定時で上がり、早速受け取りに伺ってきました!
パナマハットでも見慣れた文二郎オリジナルハットケース。この中に、念願のビーバーハットが・・・!
蓋をあけるとまず、綾さんからのお手紙が入っていました。綾さん、全身写真、今度撮影して送りますね♪
取扱説明の注意書などを退けていくと、現れました・・・もうこの時点で、想像を超えていい帽子であることを確信しました。
これが・・・私の選んだ最良のビーバーハットです。
実はオーダーするとき、RENDO×Sewnのイベント当日で時間が限られていたこともあり、ちょっと焦り気味だったので今回は少しだけ不安に思っていたのです。帽体は当初想定していたより少し濃いものでしたし、リボンカラーも綾さんがオススメしてくれたままにダークブラウンを選びましたが「ブラックの方が良かったかな・・・?」など、完成品を想像しながら期待と不安が交互に去来。
しかし、全くそんな心配は無用だった。完璧なビーバーハットを文二郎チームの皆様が仕立ててくれました。
文二郎ハットの中でも“文二郎コレクション”と呼ばれるプレミアムラインであるビーバーハット。パナマハットも店舗限定の最高級品でしたが、パナマと双璧をなす最高の冬の相棒。
今回はベーシック型と呼ばれる帽子の型を選びました。後ほどパナマと比べて型の違いをご説明いたします。凛として美しい、ビーバーの手触りも最高です。
店員さんに「そのままかぶって帰ります」と頭にのせる。お世辞かもしれませんが「本日の装いにぴったり、とても素敵ですね」と褒めていただきました。今日はテイメントレンチにマーガレットハウエルのフランネルスーツでした。この写真、カメラで隠れてますけど口元は確実にニヤついてます。
嬉しすぎてずっとかぶったまま車を運転して帰ってきました。パナマハットと並べて早速記念撮影。ここで細かいこだわりポイントを見ていきましょう。
まずライニングはブルーを選びました。大阪の店舗でビーバーハットの見本を見た時から、絶対にブルーにしようと決めていました。
パナマハットとの比較。ベーシック型のビーバーと、ツマミ型のパナマ。トップ部が異なると当然クラウンの形状も変わってきます。綾さんがオススメしてくれたダークブラウンのリボン、非常に濃く黒に近いカラーですが、パナマハットのブラックリボンと比べると色の違いがはっきりと分かります。チャコールグレーの帽体に絶妙にマッチしています。
最も私が拘った部分はこのツバ先の処理。ビーバーハットは通常耐久性を考慮し折り返しステッチが入るのですが、私はどうしても切りベリが良かったので綾さんから文二郎さんに相談してもらったところ「オボイストさんは扱いも丁寧なので大丈夫」と特別にOKをいただきました。横から見たときに美しく見えるよう、糊の具合なども調整して作ってもらいました。ご面倒をおかけし申し訳なかったですが、おかげさまでよりスタイリッシュなビーバーハットになったと思います。
夏はパナマ、冬はビーバー。頭上に至高の贅沢品。数年待って、我慢して、手に入れられて良かった。
予定より早く出来上がってくれたおかげで、12月は毎週のようにビーバーと出掛けられそうです。いろんな服に、靴にあわせて、寒さに感謝しながらビーバーを堪能します。文二郎さん、綾さん、チームの皆様、素晴らしいハットを仕立てていただきありがとうございました!
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