Motoさん飛田さんHIBIKIさんEDOさん(Motoさん編)

Accessories

オープニングイベント後の今週は、月曜日に京都、金曜日に東京と早速飛び回っています。重たいブログが続いて読者の皆様もお疲れ気味だとは思いますが、書かずにはいられないので我慢して読んでください。

今回の東京出張の主な目的は3つですが、最大の訪問理由はNAOYA HIDA&Co.から発表された新作をチェックするためです。同ブランドの時計オーナー向けに昨年同様今年もご案内をいただき、オーナー向け日程の最初の枠で予約を入れました。事前にお伝えすることでお一人のみ同伴することが出来るシステムで、去年は兼ねてよりTYPE1Dを買いたいと聞いていたSHINYAと伺ったのですが、今年は新しい友人をお誘いしてご一緒することにしていました。

木曜日の仕事後に妻と一緒に車で東京へ向かい、車両火災の渋滞の影響などを受けながら25時30分頃に有明のホテルに到着。もう少し早く着けば隣接の温泉に入れたのですが、疲れ切っていて部屋で入浴してからビールを一本飲んで即寝落ち。ブッフェ形式の朝食は1ターン目に洋食、2ターン目で和食、最後にソフトクリームにシリアルをかけてコーヒーと一緒に流し込みます。いつものことですが私は毎度予定を詰めすぎる傾向があり、今回も帰りのサービスエリアまでは何も食べられないことが確定的なスケジュールでしたので燃料切れに備えてがっつり食べておきました。

出張のお供には今一番のお気に入りであるTTBOスーツに、マルヤスと試作を繰り返しているワンピースカラーシャツのサンプルです。インスタやXにアップしたところ概ねご好評いただいていますが、襟型にさらなる改良を施してから製品版としてリリースしたいと考えています。正式発表まで今しばらくお待ちください。

昼前頃から妻とは別行動。私はNAOYA HIDAのローンチイベントに同伴してもらう方のもとへと向かいます。今回お誘いしたのは、マークチョーさんとも10年以上の長い親交があることで香港のDROP93ともパートナーシップを結んだサルト銀座のCMO・Moto Kwok-Fanさんです。以前から「何故サルト銀座にだけはTHE ARMOURYの商品が置いてあるのだろう」と疑問に思っていたのですが、これはMotoさんの手腕だったというわけです。

今年の1月に東京へ行った際、DROP93のポップアップでマークチョーさんがのドロップ品が並ぶというイベントに立ち寄ったことがMotoさんとのやり取りの始まりでした。当日私はFOX UMBRELLAのショートタイプの傘を記念に買って帰ってきたのですが、その日の帰り道にMotoさんから「お会いしたかった、次回は必ず」といった旨のDMをもらっていたのです。その後もなんだかんだ1~2か月に一回は東京へ行っているのですがなかなかスケジュールが合わず、今回ようやく時計の新作発表会についてきてもらうことにしたのです。

まずは改めて、Motoさんの監修のもとでまわっている店舗をご本人の解説付きで見ておきたく、サルト銀座へと向かいます。前回対応してくれた店員さんに「Motoさんとお約束なのですが」とお伝えしソファで待つこと数分。店内には靴作りを黙々と進める職人さんがいたり、ハンドメイドスーツのサンプルか商品が並んでいたりと、クラフツマンシップを直に体感できる空間です。数分経ってMotoさんがオフィスからショールームに降りてきてくれました。

実はMotoさんからは4月にも韓国のASSISI BESPOKEのトランクショーに招待してもらっていたのですが、ちょうど私が富山に行っていたタイミングで断念していたのです。ミラノ寄りのスタイルを踏襲しているASSISIの服は英国のスタイルにも一部通ずるところがあり、最近とても気になっています。「私も、グリーンが好きで」と私物のダブルブレステッドスーツを見せてくれました。

店内を見ているとネクタイ型の生地スワッチを見つけました。「これはオーダー出来るのですか?」と聞いてみるとシンガポールに住むMotoさんのご友人の職人さんがハンドメイドで作っている、VANDA FINE CLOTHINGというブランドでした。何十種類もあるスワッチの中から好きな生地で、好きな幅と長さで、製法も4つ折りor6つ折り、芯の有無も選ぶことが出来ます。

「世の中はまだまだ、アジア圏のアイテムだと手に取ってもらえない風潮があるように感じます」とMotoさんが仰るからにはそうなのかもしれませんが、実際にネクタイを試着させていただいてもとても締めやすくて、何よりMotoさんのお友だちの手作り・・・というストーリーが嬉しいですよね。

せっかくお知合いになれた記念に、ネクタイは3本お願いしてみることにしました。私が選んだのは偶然にも全て英国製の生地で、ウール、ウールカシミア、モヘアの3種類。驚いたのはそのお値打ちさで、生地によって若干価格は変わってきますが私のものは全て税込U2万です。納期は大体2か月くらいとのこと。日本で他に取扱しているところがあるのかどうか存じませんが、店をやる身としてもものすごく羨ましく感じました笑

製法はすべて4つ折りがお薦めと書いてありましたが、Motoさんに相談しながら生地の特徴を見ながらそれぞれ6つ折り芯有り、6つ折り芯無し、4つ折り芯有りでオーダーしてみました。完成がとても楽しみです。

他にも、店内で作業されていた靴職人の方の作品を見せてもらったり試着させていただいたりしていました。とてもバランスの良い靴でパターンオーダーでもビスポークでもご注文を受けられているとのことです、革もかなりたくさん種類があってご自身で手染めされたものまでありました。幸いにして?飛田さんとの約束時間が迫ってきておりましたので、なんとかオーダーは我慢することができました。

近くに駐車していた私の車で飛田さんのオフィスへと向かいます。このとき「よろしければ使ってください、韓国のIOLOというブランドのものです」と白いポロシャツをプレゼントしてくれました。DROP93HKのキャンバスバッグやフライヤー、クーポンチケットなどもいただいてきましたので、友情の証としてTHE TRUNK BY OBOISTの店内に置いておこうと思います。クーポンが欲しい方は是非TTBOに遊びに来てください、一緒にああでもないこうでもないと話しながら、オンラインショッピングを楽しみましょう。

車内では、Motoさんのこれまでの経歴などについてもお伺い出来ました。「海外ではマークさんをはじめ、元々服飾とは別の仕事をしていた方がビジネスをスタートした例がありますが、日本ではとても珍しいことだと思います。ずっとファッション業界のみにいると、一般的な方々が着るスタイリングとは提案に乖離があったりしがちですし、高いビジネススキルを持った方がショップを運営する方がそのようなお客様とも同じレベルで会話が出来ます。強みになると思いますよ」などと心強い助言をいただくこともできました。サルト銀座店内が想定以上に面白すぎてうっかり買い物に夢中になってしまって、お話しする時間を十分に設けられませんでしたので、次回は食事にでも行きましょうと約束をしました。注目の時計新作披露イベントについては、次回の記事でまとめます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました