千葉東京旅行とHIBIKI NAKAMINAMI

Clothes

ラーメンフェス、Sewn名古屋イベントなどで会社を休んでいますが、このタイミングで妻にしては非常に珍しい連休を取れることになり、無理やりここも休んで千葉と東京に遊びに行ってきました。まるで仕事せずにずっと遊んでるみたいですが、はい、ずっと遊んでます。

雨天のラーメンフェスでも大活躍だったHIBIKINAKAMINAMIのショルダーバッグはこの旅行でも。たくさん入って軽くて雨に強くて、何より格好良くて、こんなに素晴らしいカバンはなかなか出会えません。

初日に向かったのは幕張のアウトレット。妻の好きなmizuiroindのアウトレットが全国でここだけにあるということでほとんどそれのためだけに。残念ながらアウトレットはアウトレットだなという感じの品揃えだったので特に購入するものはなく、すみませんブログに載せられるような写真もほとんど無いのですが、カルバンクラインに私の永遠のライバルジョングクの写真があって妻が興奮していました。

ちょっと遅めのランチをアウトレット内のイタリアンで済ませてからは宿泊先のニューオータニにチェックイン。豪奢でありながら落ち着きのあるホテルですが、部屋がとても広く驚きました。今回はバルコニースイートツインの部屋にしましたが、64㎡とマンション並みの広さ。眼前に広がる夜の海をバルコニーで眺めているともはや永住したくなります。

旅行にはパテックフィリップのカラトラバ5022Gと、誕生日に一緒に作ったコインリングを着けて行きました。どちらもとても大切なものです。靴はKOKONのダブルモンクLiverpool。私は旅行を後から思い返す時、どんなものを身に着けていたのかを比較的詳細に覚えていることが出来ます。ホームから離れて持っていくものを選ぶのには、たとえ一泊という短い期間であっても傍に置いておきたいアイテムを慎重にチョイスするからかもしれません。

ディナーについてもホテル内でコースをいただきました。妻と隣り合わせに座りながら、窓際の席で景色を見ながらゆっくりいただきます。私たちは二人でいる時間がたくさんないと上手くいかないタイプだと思うので、こうして贅沢に時間を使って過ごしているだけで心が溶け合っていくのを感じます。お料理はもちろん絶品でした、特にブラウンマッシュルームのパスタが美味しかったです。

夜はお菓子パーティでもしようかとコンビニへ行って買い込んだのですが、結局夜景を見ながらゆっくりお風呂に入ってまどろんでいるうちに、連日の長距離ドライブで疲れていたのか気を失っていました笑 朝ご飯はブッフェ、シェフが好きな具材を入れたオムレツを作ってくれます。またしても食べ過ぎてしまって、旅行後のリバウンドが怖くなってきます。

翌日は東京駅に車を預けて、最初に行ったのは原宿で開催されていた「いい人すぎるよ展・やだなー展」に。私は全く知りませんでしたが、ちょうど開催期間中ということで妻がブックマークしていたようです。

思わずあるある!と突っ込みたくなってしまうシチュエーションが工夫を凝らして展示されており、若い方が多かったですが楽しめました。診察室では重度のいい人であることがレントゲンと問診で見つかりました。帰りの車で「追いやだなー」しようぜと本まで買って帰りました。

妻の見たいアクセサリー雑貨の取扱店へ行ったのちに、本当なら新大久保のコリアンタウンで妻の推し活に付き合うつもりでしたが、体調が優れなかったので食べ歩きは難しいかなと六本木へ移動します。東京ミッドタウンは初めて行きましたが、美しい家具屋から文具の伊東屋まで楽しめました。妻は小宮商店の黒い傘を気に入り自分用に購入。ここで一旦妻とは別行動となり、私は歩いて西麻布方面へ。

Fumiya Hiranoのアトリエともほど近いのでこの辺りは東京素人の私でもよく通るため段々と土地勘がついてきました。目指していたのは路地奥のマンションの一室にあるHIBIKINAKAMINAMIのアトリエ。妻から「どこか行きたいところある?」と聞かれて私が唯一挙げたのがこちらでした。予めヒビキさんに連絡すると15時なら大丈夫とのことで、私一人で伺ってきました。

まずは使用したうえでのバッグの好調さをヒビキさんにお伝え。ご自身も「初めてレザーアイテム作ったんですけど、これは上手くいったなと自分でも思っています」と仰っていました。一番こだわったという本体からショルダーへの継ぎ目のないデザインは私もとても気に入っていて「重要視していたポイントをちゃんと理解していただけて嬉しいです」と言っていただきました。

なかなかHIBIKINAKAMINAMIの服を試着する機会がこれまでなかったので、ここぞとばかりにおすすめのアイテムを試させてもらいます。といっても私のスタイルに馴染むものとそうでないものとがありますから、ヒビキさんが合いそうなものを選んで提案してくれました。タキシードのようなジャケットや裾に向かって緩くフレアしたパンツなど色々着た中で、特に良いなと思ったのはシャツとコート。

まずこちらのスタンドカラーのウールシャツ。遠めに見ると普通のブラックのシャツなのですが、胸部はブザムシャツのデザインになっていたり、前身頃および後身頃の肩のあたりにダーツが入っていて、その中ほどから下へはオボイストトラウザーズと同じようなピンタックが入っています。

袖はターンナップカフス仕様になっていて、トップボタンとカフスボタンのみホーン、他は黒い蝶貝となっていました。カジュアルなシャツとしては非常に珍しい仕様です。とはいえ生産は腕の良いドレスシャツの工場ですから、全体的に醸し出される雰囲気は至極ドレッシー。

やはりいくらデザインが良くても細部が甘いと興覚めですが、そういうところまでこだわり尽くされているのがHIBIKINAKAMINAMIやデザイナー仲間のSHINYAの強みだと思います。おかげで私のようにビスポークのアイテムと組み合わせて着てもちぐはぐな感じが全くないんですよね。

他にも快適に着られる仕様が随所に。「シャツの裾が着ているうちにひっくり返っていたりするのって嫌じゃないですか、だから裾バインダー始末をしてあります」など、ヒビキさん自身が着たいと思える工夫がたくさん入っています。

またシャツと合わせて試着させていただいたメルトンのコートも素晴らしくて。衿型がブレザータイプになっているありそうでなかなかないロングコートは、毛芯の入ったラペルの返りがとても美しいです。また衿を立てて着ることで現れるパイピングがブラックのレザーであしらわれていました。気鋭のデザイナーが放つクラシックの匂いを残したコートはウールシャツとともに是非私のコレクションに加えたいHIBIKINAKAMINAMIで欲しいものの筆頭となりました。

バッグも持った状態で全部合わせてみるとこんな感じ。もうまさにこれぞ今の気分です。このまま帰りたかったですが、ミッドタウンで待つ妻に怒られるに決まっているのでとりあえずこの日は全部脱いで置いてきました。またモノが増えてきたので、持ち物整理して手に入れに動こうかな。

ちなみにヒビキさんはカラトラバが欲しくて色々と見られているところのようで、私の5022Gを試着していただきました。「今まで見たカラトラバの中で断トツでこれが格好良いです」と誉めていただけて私も嬉しくなりました。WGのケースはシルバーアクセサリーをたくさん身につけられたヒビキさんの細い腕にもよくお似合いでした。

ヒビキさんのアイテムはどれも魅力的なものばかりでしたので、いずれ名古屋でも受注会をやってもらえれば良いのになと勝手に考えています。尚、私の買ったものと同じショルダーバッグのARCについては、19日木曜日19時から再販分の受注をされるそうです。気になる方は是非オンラインショップをチェックしてみてください。

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