大江デニムの顔【3号編】

Clothes

我が家の大江シリーズで最も新しく、そして1号と並んで着用回数の多いのがこの3号です。こちらは2015年8月に手に入れました。

最近行っていないけど、久屋大通にある私とOさんを引き合わせてくれたセレクトショップで購入しました。今はなきコモノリプロダクツとのコラボアイテム。インラインの02と比べてもさらに細身のシルエットになっており、最もスタイリッシュに穿きこなすことが出来ます。

2号より一年以上遅れてやってきたというのに、洗濯回数は圧倒的にこちらの方が多いはず。あまりに気に入って1号も2号も穿かない時期があったくらいです。生地は1号と同じ13.5ozのO.E.XX。

フロントから見ていきましょう。コインポケットについては、リーバイスによくあるホームベース型の1,2号とは異なり、こちらはL字型。主にリーで採用されているコインポケットの形ですが、このCR05モデルはリーバイスの605をモチーフにしているはず。シルエットは605で、ディティールは遊びを加えたのかな。アメリカの大学から論文依頼が来るくらい博識な大江さんのことだから、もちろん分かって採用しているのだろう。単なるデザインに重きを置いたコモノ側からの提案だったのかもしれないが、今となっては分からない。

1,2号では採用していたVステッチですが、こちらは比較的新しい60年代後半以降がベースとなっている為、平行ステッチのウェストバンド上下チェーンステッチが採用されています。バックポケットも隠しリベットではなくバータックです。1,2号は私の趣味で忠実な復刻などではなく、とにかく“好き”を詰め込んだ仕様でしたが、こちらはコモノと大江のモデルですから、ある程度きっちり復刻版ということになるのでしょう。どうしても男はディティール満載に憧れるのか、自分でオーダーすると必ず隠しリベットや股下クロッチリベットに拘ってしまう。

バックスタイル。真ん中のベルトループはオンになっていますので、やはりミシンが発達してきた新しい年代ならではのディティール。バックポケットのステッチの形も1,2号とは違うな。この辺りは詳しくないので分かりません、これも70年代の仕様なのだろうか。

少し縦に長く幅の狭い平行ステッチで縫われた3号のポケット

1号がレザー、2号が布、そして3号は紙。いい具合にみんな違ったパッチになって嬉しかったな。

裾まわり。洗った回数が多いのでウネウネも2号より進んでる。

この3本がある限り、私のジーンズ事情は安泰です。ロンハーマンのスキニーリジットはファッショナブルに穿きこなす時用に必要なので、色が落ちすぎたりシルエットが崩れてきてしまったらまた似たようなものを探さないといけないけど。

というわけで、久しぶりに3本の大江洋服店をご紹介しました。あまり参考にもならない色落ちかもしれませんが、私は気に入ってます。穿きたくなってきちゃったな、今夜は学生の頃みたいにジーンズ穿いて寝ようかな。

リジットスリム枠に
最適なA.P.C.

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